論文 - 福井 義一
-
完全主義的自己呈示尺度(PSPS)日本語版作成の試み ―その信頼性と妥当性の検討― 査読あり
片岡春奈, 福井義一
甲南大學紀要.文学編 171 ( 171 ) 237 - 252 2021年3月
出版者・発行元:神戸 : 甲南大学文学部
DOI: 10.14990/00003777
その他リンク: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I031344139
-
中谷智美, 福井義一, 大浦真一, 今井田貴裕
甲南大學紀要.文学編 171 253 - 267 2021年3月
-
幸福な人は本当に親切行動を通じてますます幸福になるのか?―親切行動のカウンティング介入の性差―
福井義一
甲南大学紀要 文學編 171 221 - 235 2021年3月
担当区分:筆頭著者
本研究は,親切行動を数えることで主観的幸福感を増進する介入(カウンティング介入)を行った先行研究(Otake et al., 2006)のパラダイムを拡張し,カウンティング介入の効果の性差を検討することに加えて,自発的な親切行動の回数を数えてもらうカウンティング介入と親切行動をするよう指示された上でその回数を数えてもらう強制的カウンティング介入の主観的幸福感と人生満足度に対する効果の比較を行った。大学生142 名がカウンティング介入条件と強制的カウンティング介入条件,統制条件に無作為に割り付けられ,1 週間の介入を行った。分析の結果,女性においては,Otake et al.(2006)の結果がほとんど再現されなかったのに対して,男性ではカウンティング介入による否定的な効果と,強制的カウンティング介入条件の肯定的な効果が確認された。しかしながら,介入前の値を統制すると,こうした効果は消失してしまい,介入前の値が高い者は性別や条件に関係なく,介入によって主観的幸福感や人生満足度,親切行動が減少してしまうことが分かった。本研究から,親切行動を意識することによる過正当化効果により,介入後に主観的幸福感や人生満足度,親切行動が減少してしまう可能性について懸念が示された。
-
小児期逆境経験が身体症状による負担感に及ぼす影響 ―愛着スタイルを媒介変数として― 査読あり
中井(松尾)和弥・福井義一
心身医学 61 ( 2 ) 186 - 194 2021年3月
-
トラウマ・ケアの新しい潮流―身体志向の心理療法―
福井義一
甲南大学臨床心理研究 25 19 - 25 2017年3月
単著
-
被虐待経験と不安定愛着が情動調整不全を介して心身の不健康や不適応に及ぼす影響-青年期を対象とした大規模調査(CAASK2)の概要-
福井義一,大浦真一,松尾和弥
甲南大学紀要:文学篇 167 71 - 94 2017年3月
共著
-
感覚性の皮膚症状と解離・被虐待歴との関連 査読あり
小澤幸世,後藤和史,福井義一,上田英一郎,田辺 肇
感情心理学研究 24 ( 1 ) 42 - 49 2017年2月
共著
-
機能性ディスペプシア治療の期待される展開―心療内科的アプローチを中心に―
金子 宏,福井義一
日本消化器病学会雑誌 113 ( 6 ) 947 - 958 2016年6月
共著
-
特定方向への視線移動が想起された肯定的・否定的記憶の主観的強度と鮮明度の変化に及ぼす影響 査読あり
福井義一
EMDR研究 8 ( 1 ) 38 - 46 2016年5月
単著
-
EMDRとSomatic Experiencing療法の統合的使用-トップダウンとボトムアップのバランスを保つために- 査読あり
福井義一
EMDR研究 8 ( 1 ) 47 - 53 2016年5月
単著
-
タッピング・タッチでは,ケアする側にも効果があるか?
福井義一
甲南大学紀要:文学篇 166 137 - 145 2016年3月
単著
-
外傷後後遺障害に対する統合医療的アプローチ―3年目の報告― 査読あり
林紀行,大浦真一,今井田貴裕,柴田由紀子,石井友恵,坂上未紀,坂本淑子,岩田昌美,福井義一,八木絵香,平井啓,松本めぐみ,畑真弘,青木保典,石井良平,岩瀬真生,木村慧心,伊藤壽記
日本統合医療学会誌 8 ( 1 ) 82 - 88 2015年8月
単著
-
逆転の家族面接(3)トラウマ治療での逆転に向けて
福井義一
こころの科学 183 122 - 127 2015年8月
単著
-
「自分らしくあること」(本来感)と「それを目指すこと」(本来感希求)がストレス反応に及ぼす影響-規定因としての成人愛着の検討-
福井義一,成瀬友貴美
甲南大学紀要 文学部編 165 199 - 209 2015年3月
共著
担当区分:筆頭著者
-
回顧された虐待的養育環境と愛着の内的作業モデル,感情調整との関連
大浦真一,福井義一
甲南大学臨床心理研究(甲南大学心理臨床カウンセリングルーム紀要) 23 41 - 47 2015年3月
共著
-
術後の麻痺性イレウスに対する催眠の著効例 査読あり
藤田査織,福井義一
臨床催眠学 16 43 - 52 2015年3月
共著
-
ブリーフセラピーの技法と実践-EMDR,TFT,催眠(特別企画:家族療法とブリーフセラピー」)
福井義一
こころの科学 ( 176 ) 35 - 39 2014年6月
単著
担当区分:筆頭著者
-
交通事故とトラウマ・ケア―身体志向の心理療法の有用性―
福井義一
交通科学 44 ( 1 ) 14 - 20 2013年10月
単著
担当区分:筆頭著者
-
青年期において完全主義と自己愛が抑うつに及ぼす影響
福井義一
甲南大学紀要 文学部編 163 199 - 208 2013年3月
単著
担当区分:筆頭著者