講演・口頭発表等 - 大澤 香織
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交通事故後のストレスと対処可能感,および精神的健康の検討―大学生を対象とした調査報告―
大澤 香織
日本心理学会 (大阪大学)
開催年月日: 2010年9月
本研究では,交通事故後のストレスへの対処可能感に焦点をあてて,事故被害者のストレスおよび精神的健康について明らかにすることを目的とした。 その結果,外傷性ストレス反応の程度を強く示している学生の事故後の苦痛・不安は有意に強かった。対象者の7割が事故後のストレスや不安への対処を学ぶ機会を求めていたことからも,被害者がより安心して生活ができるように,交通事故被害に特有の不安や苦痛に特化した心理教育的介入が必要であると考えられる。
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交通事故後のストレスと対処可能感,および精神的健康の検討ー大学生を対象とした調査報告ー
大澤香織
日本心理学会
開催年月日: 2010年9月
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Does psychoeducation increase the probability of coping with recalling traumatic memories? : The pilot study among Japanese undergraduates
大澤 香織
The 6th World Congress of Behavioural & Cognitive Therapies (Boston,MA) 2010年6月
外傷体験に遭遇しやすいとされる大学生を対象に,外傷体験の想起に焦点をあてた心理教育と対処スキル訓練のプログラム開発を試みた。その結果,プログラム終了2週間後に外傷体験の想起に対する主観的な対処可能感が有意に高まっていた。同様に,身近な人が外傷体験に遭遇した際に適切に対応できるという感覚も高まっていた。しかし,想起に対する恐怖感には有意な変化が認められなかったことから,プログラムの内容を改善し,外傷体験による問題や疾患の予防効果をより高めていくことが求められる。
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Does psychoeducation increase the probability of coping with recalling traumatic memories? : The pilot study among Japanese undergraduates
大澤 香織
The 6th World Congress of Behavioural & Cognitive Therapies (Boston,MA)
開催年月日: 2010年6月
外傷体験に遭遇しやすいとされる大学生を対象に,外傷体験の想起に焦点をあてた心理教育と対処スキル訓練のプログラム開発を試みた。その結果,プログラム終了2週間後に外傷体験の想起に対する主観的な対処可能感が有意に高まっていた。同様に,身近な人が外傷体験に遭遇した際に適切に対応できるという感覚も高まっていた。しかし,想起に対する恐怖感には有意な変化が認められなかったことから,プログラムの内容を改善し,外傷体験による問題や疾患の予防効果をより高めていくことが求められる。
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Influences of Cognitive Appraisal and Coping Strategies toward Recalling Traumatic Memories on Traumatic Stress Responses in psychiatric outpatients with PTSD symptoms.
大澤香織, 加茂登志子, 坂野雄二
The 43rd annual convention of the Association for Behavioral and Cognitive Therapy (New York, NY) 2009年11月
外傷体験を契機に精神科外来に通院している女性患者30名(臨床群)を対象に,外傷体験想起時の認知・行動モデル(PCBモデル)の妥当性について検討した。パス解析の結果,非臨床群で検証したモデルが臨床群にも妥当なものであることが示唆された。しかし,有意なパスは臨床群と非臨床群で異なっていた。得られた結果に基づき,外傷体験の想起によるストレスを緩和するための介入プログラムに必要な治療要素について考察した。
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Influences of Cognitive Appraisal and Coping Strategies toward Recalling Traumatic Memories on Traumatic Stress Responses in psychiatric outpatients with PTSD symptoms.
大澤香織,加茂登志子,坂野雄二
The 43rd annual convention of the Association for Behavioral and Cognitive Therapy (New York, NY)
開催年月日: 2009年11月
外傷体験を契機に精神科外来に通院している女性患者30名(臨床群)を対象に,外傷体験想起時の認知・行動モデル(PCBモデル)の妥当性について検討した。パス解析の結果,非臨床群で検証したモデルが臨床群にも妥当なものであることが示唆された。しかし,有意なパスは臨床群と非臨床群で異なっていた。得られた結果に基づき,外傷体験の想起によるストレスを緩和するための介入プログラムに必要な治療要素について考察した。
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ストレス負荷による食欲の増減がコービングとストレス反応に及ぼす影響について
大松咲子, 大澤香織
日本心理学会 (立命館大学) 2009年8月
大学生60名をストレス負荷によって食欲が増加する群と低減する群に配置し.コービングの選択・実行やストレス反応の程度に違いがあるかを比較検討した。その結果,食欲が低減する者の方がむしろ問題解決的な対処を行いやすく,健康的であることが示唆された。しかし,ストレッサーに遭遇する度に食欲が低減する傾向は.栄養面においても生命維持の面においても悪影響を引き起こす可能性が高い。今後.ストレス負荷で食欲が低減する者の健康について,多方向から検討する必要があるだろう。
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ストレス負荷による食欲の増減がコービングとストレス反応に及ぼす影響について
大松咲子,大澤香織
日本心理学会 (立命館大学)
開催年月日: 2009年8月
大学生60名をストレス負荷によって食欲が増加する群と低減する群に配置し.コービングの選択・実行やストレス反応の程度に違いがあるかを比較検討した。その結果,食欲が低減する者の方がむしろ問題解決的な対処を行いやすく,健康的であることが示唆された。しかし,ストレッサーに遭遇する度に食欲が低減する傾向は.栄養面においても生命維持の面においても悪影響を引き起こす可能性が高い。今後.ストレス負荷で食欲が低減する者の健康について,多方向から検討する必要があるだろう。
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ネガティブな夢がうつ状態と日常生活機能に及ぼす影響について-大学生を対象として-
谷島都子, 大澤香織
日本感情心理学会第17回大会 (徳島大学) 2009年5月
大学生181名を対象に,ネガティブな夢がうつ状態と日常生活機能に及ぼす影響について検討した。Amos5.0を用いて重回帰モデルを検討した結果,適合度が比較的良く,採択可能と判断した。採択されたモデルより,ネガティブな夢の頻度と不快度,そして夢の意義を重視し,日常生活に有効利用しようとする傾向が日常生活機能を低下させ,不快度のみがうつ状態を強めることが示唆された。
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ネガティブな夢がうつ状態と日常生活機能に及ぼす影響について-大学生を対象として-
谷島都子,大澤香織
日本感情心理学会第17回大会 (徳島大学)
開催年月日: 2009年5月
大学生181名を対象に,ネガティブな夢がうつ状態と日常生活機能に及ぼす影響について検討した。Amos5.0を用いて重回帰モデルを検討した結果,適合度が比較的良く,採択可能と判断した。採択されたモデルより,ネガティブな夢の頻度と不快度,そして夢の意義を重視し,日常生活に有効利用しようとする傾向が日常生活機能を低下させ,不快度のみがうつ状態を強めることが示唆された。
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ネガティブな夢がうつ状態と日常生活機能に及ぼす影響についてー大学生を対象としてー
谷島都子,大澤香織
日本感情心理学会第17回大会
開催年月日: 2009年5月
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外傷体験想起時に対する認知的評価と対処方略が外傷性ストレス反応に及ぼす影響―臨床群を対象としたモデルの検討―
大澤香織, 加茂登志子, 氏家由里, 坂野雄二
日本トラウマティック・ストレス学会第8回大会 (東京女子医科大学) 2009年3月
外傷体験を契格に精神科外来に通院している女性患者30名(臨床群)を対象に,外傷体験想起時の認知・行動モデル(PCBモデル)の妥当性について検討した。パス解析の結果,非臨床群で検証したモデルが臨床群にも妥当なものであることが示唆された。モデルより,臨床群は外傷体験想起時を脅威であると評価すると思考・情動の回避頻度が増え,外傷性ストレス反応が悪化する傭向にあるが,非臨床群とは異なり,その他の対処方略を選択しようとする傾向が見られないことが示された。
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外傷体験想起時に対する認知的評価と対処方略が外傷性ストレス反応に及ぼす影響ー臨床群を対象としたモデルの検討ー
大澤香織, 加茂登志子, 氏家由里, 坂野雄二
日本トラウマティック・ストレス学会第8回大会 2009年3月
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外傷体験想起時に対する認知的評価と対処方略が外傷性ストレス反応に及ぼす影響―臨床群を対象としたモデルの検討―
大澤香織,加茂登志子,氏家由里,坂野雄二
日本トラウマティック・ストレス学会第8回大会 (東京女子医科大学)
開催年月日: 2009年3月
外傷体験を契格に精神科外来に通院している女性患者30名(臨床群)を対象に,外傷体験想起時の認知・行動モデル(PCBモデル)の妥当性について検討した。パス解析の結果,非臨床群で検証したモデルが臨床群にも妥当なものであることが示唆された。モデルより,臨床群は外傷体験想起時を脅威であると評価すると思考・情動の回避頻度が増え,外傷性ストレス反応が悪化する傭向にあるが,非臨床群とは異なり,その他の対処方略を選択しようとする傾向が見られないことが示された。
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外傷体験想起時に対する認知的評価と対処方略が外傷性ストレス反応に及ぼす影響ー臨床群を対象としたモデルの検討ー
大澤香織,加茂登志子,氏家由里,坂野雄二
日本トラウマティック・ストレス学会第8回大会
開催年月日: 2009年3月
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外傷後ストレス障害に対する臨床心理学的アプローチ
伊藤大輔, 佐藤健二, 大澤香織, 堀越勝, 長江信和
日本心理学会 (北海道大学) 2008年9月
外傷後ストレス障害(PTSD)は,精神医学的問題であると同時に社会・経済的問題にも発展する可能性が高く,一般人口における有病率も決して低いとはいえない。そのため.PTSDの予防的・治療的介入法の確立が急務とされている。しかし,本邦においてPTSDやトラウマに対する理解は十分ではなく,治療法の導入も遅れているのが現状である。本邦で実施されているPTSDやトラウマの基礎研究や介入研究を紹介し,今後の研究の展望や介入のあり方について討論した。
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外傷後ストレス障害に対する臨床心理学的アプローチ
伊藤大輔・佐藤健二・大澤香織・堀越勝・長江信和
日本心理学会 (北海道大学)
開催年月日: 2008年9月
外傷後ストレス障害(PTSD)は,精神医学的問題であると同時に社会・経済的問題にも発展する可能性が高く,一般人口における有病率も決して低いとはいえない。そのため.PTSDの予防的・治療的介入法の確立が急務とされている。しかし,本邦においてPTSDやトラウマに対する理解は十分ではなく,治療法の導入も遅れているのが現状である。本邦で実施されているPTSDやトラウマの基礎研究や介入研究を紹介し,今後の研究の展望や介入のあり方について討論した。
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慢性PTSD患者と大学生における外傷体験想起時に対する認知的評価と対処方略,および外傷性ストレス反応の比較
大澤香織, 加茂登志子, 坂野雄二
日本行動療法学会 (兵庫教育大学・早稲田大学/神戸国際会議場) 2007年11月
PTSD患者14名と外傷性ストレス反応を強く示す大学生(TH群)195名,外傷性ストレス反応の程度が低い大学生(TL群)273名を対象に,外傷体験想起時に対する認知的評価,対処方略,および外傷性ストレス反応の傾向や程度に違いがあるかを検討した。群を要因とする一要因分散分析の結果,認知的評価,対処方略および外傷性ストレス反応の傾向や程度はPTSD患者とTH群の間で大きな相違がないことが示唆された。