佐藤 泰弘 (サトウ ヤスヒロ)
SATO Yasuhiro
職名 |
教授 |
学位 |
文学博士(京都大学) |
専門分野 |
日本史 古代史 中世史 平安時代 地方制度 財政 徴税 貨幣 貴族社会 |
外部リンク |
|
佐藤 泰弘 (サトウ ヤスヒロ) SATO Yasuhiro
|
甲南大学 文学部 教授
2005年4月 - 現在
甲南大学 文学部 助教授
1999年4月 - 2005年3月
甲南大学 文学部 講師
1996年4月 - 1999年3月
日本史研究会
1988年4月 - 現在
史学研究会
1988年 - 現在
史学会
1988年 - 現在
京都民科歴史部会
1988年 - 現在
荘園制の研究、殿上受領の研究
研究期間: 2024年3月 - 2025年3月
平安時代の歴史像の総合的・多面的研究
研究期間: 2023年4月 - 2024年3月
徴税圧力と社会変動の研究
研究期間: 2022年4月 - 2023年3月
日本の古代・中世における徴税の社会的影響
その他の研究制度
研究期間: 2021年4月 - 2022年3月
日本史の歴史叙述の方法/平安時代の徴税制度と社会変動
その他の研究制度
研究期間: 2019年4月 - 2020年3月
且二十五戸 ―天慶の乱の報賽をめぐって― 招待あり
佐藤泰弘
『本郷真紹先生退職記念論集 日本古代の国家・ 王権と宗教』 357 - 375 2024年4月
古代荘園から中世荘園へ
吉川真司他編『古代史をひらくⅡ古代荘園』 89 - 146 2024年3月
徴税圧力と社会変動
社会経済史学 89 ( 3 ) 2023年11月
受領
岩城卓二他編『論点・日本史学』ミネルヴァ書房 2022年8月
国府の変容―文献史学から―
大橋泰夫・江口桂編『古代国府の実像を探る 季刊考古学・別冊37』 33 - 38 2022年6月
大学的神戸ガイド
佐藤泰弘、東谷智 他( 担当: 分担執筆 , 範囲: 現代の残る荘園)
昭和堂出版 2021年3月
日本史講座3
佐藤泰弘( 担当: 分担執筆 , 範囲: 荘園制と都鄙交通)
東京大学出版会 2004年
「荘園領主権の構造と変容」
2007年6月
鎌倉遺文研究会
「申日」
2004年9月
平安京文化研究会
「荘園制成立期について」
2003年8月
中世史サマーセミナー・シンポジウム
「荘園制と都鄙交通」
2002年9月
日本史研究会古代・中世史合同部会
「前田報告第3章へのコメント」
1999年11月
1999年度日本史研究会大会
荘園制の地域特性と内乱
2012年4月 - 2015年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
研究「荘園制の地域特性と内乱」は、日本中世において内乱が公武政権の政治秩序や地域構造に与える変動に注目して、荘園の地域的な特質とその変容、および荘園制という政治・社会体制の総体的な変動を分析し記述することを目的とする。とくに自然環境や地理的条件に基礎づけられるとともに、その時々の政治・社会情勢に規定された地域的な特徴を地域特性として捉え、それが内乱によって変化する様態を分析し記述する。
治承・寿永内乱前後の荘園制の変貌にかんする研究
2009年4月 - 2012年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
治承・寿永内乱前後の荘園制の変貌を通して、内乱の原因や意義を明らかにする。
2023年度 ①古代荘園・中世荘園の差異を示し、平安時代における荘園の変容過程を地域政治との関係を軸に明らかにすること、②平安時代の古文書・記録・紀行文などを用いて、淀川流域の交通・運輸や荘園・所領の形成について明らかにすること、③天慶の乱の報賽に注目して宗教政策の特質ついて明らかにすることについて、それぞれ論文を執筆した。
研究費の種類: 教員研究費
2022年度 平安時代における徴税制度が社会に与えた影響について、論文を執筆した。
研究費の種類: 教員研究費
2021年度 平安時代における徴税の社会的影響について
研究費の種類: 教員研究費
2020年度 日本古代・中世史 日本史の歴史叙述の方法/平安時代の徴税制度と社会変動
研究費の種類: 教員研究費
ティーチング・ポーフォリオについて
父母の会学生GP「甲南大学と明日香村の農的連携Ⅲ」の指導
現地踏査「飛鳥を歩こう」の企画・実施
父母の会学生GP「甲南大学と明日香村の農的連携Ⅱ」の指導
教員免許更新講習の担当
2023年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
日本史概説Ⅰ(1年次配当、2単位)、日本史研究Ⅰ(2年次配当、2単位)、基礎演習Ⅰ(1年次配当、2単位)、演習Ⅰ(2年次配当、2単位)、演習Ⅱ(2年次配当、2単位)、演習Ⅲ(3年次配当、2単位)、演習Ⅳ(3年次配当、2単位)、卒業研究(4年次配当、8単位)。
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
歴史を学ぶことは歴史的事実を暗記することだと考えている学生や、新しい歴史的知識を教えてもらうことであると考えている学生が多い。大学で学ぶ歴史で重要なことは、歴史を詳しく知ることだけではなく、どのような史料から、どのような手続によって歴史的事実が確定されるのかを考え実践することである。この考える歴史の最初のステップは史料を読み考えることである。そのプロセスはゼミ発表やレポート、卒業論文を作成するなかで身につけるが、講義においても学生に「考えて言葉にする」機会を提供することが望ましい。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
講義では、取り上げるテーマについて説明しながら関連する史料を紹介し、そこから何が分かるのかを受講生に考えさせる。5分~10分の時間を与え、それを小さいレポート用紙にまとめる。意見を練るために座席の近い者同士で話し合うことも推奨するが、文章は個々にまとめる。教室を巡りながら面白いものをピックアップし、そのなかから2,3名に自分の書いた文章を読ませ、コメントする。その後で私が何を考えたかを説明し、講義のテーマに戻って検討したことを位置付ける。基本的に正解はないが、事実関係の誤解や論理の間違いは指摘する。レポート用紙は回収し、特に面白い内容は翌週の講義で紹介するよう努めている。また、演習(ゼミ)においては、他人の報告に対して必ず質問することを求めている。ゼミの進行は司会に任せ、司会・質問・回答の仕方が悪い場合のみ介入する。私から報告者への講評・指導はゼミ生同士の質疑を踏まえて、ゼミの最後に行っている。
教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
日本史概説・日本史研究に共通し、配布資料の説明を丁寧にしたため、学生間の議論に宛てる時間が十分にとれなかったが、他人の意見に対して自分を振り返る姿勢が見られた。ゼミでは司会の仕方が定型的になっているため、質疑を積み重ねることを試みたが、難しかった。
改善点・今後の目標(これからどうするか):
配布資料の分量を見直すこと、過去の講義を見直すことなどにより、討論時間を増やしたい。講義資料は改良を加えているが、史料の現代語訳を増やすかどうかを検討する必要がある。ゼミでは、報告に対する私の講評が増えすぎたように思われるので、学生間の討議を促したい。
根拠資料(資料の種類などの名称):
シラバス、講義資料、リアクションペーパー、授業改善アンケート(自由記述欄)
2010年10月 - 2012年10月 日本史研究会 編集委員
2003年4月 - 2007年3月 日本史研究会 研究委員長、
1997年4月 - 1998年3月 日本史研究会 編集委員
1994年4月 - 1996年3月 日本史研究会 編集委員
1991年4月 - 1993年3月 日本史研究会 研究委員
安土城考古博物館講座
2011年7月
尼崎市立立花公民館「立花市民大学」
2011年7月
ラボール京都日本史講座
2011年4月
日本史講座の講師
姫路市史編集専門委員
2008年8月 - 現在
姫路市史の編纂(古代担当)
三田市史編纂委員
2007年10月 - 2012年3月
三田市史の編纂(古代担当)
地域連携センター委員 (全学委員会)
情報教育研究センター副所長 (全学委員会)