廣川 晶輝 (ヒロカワ アキテル)
HIROKAWA Akiteru
職名 |
教授 |
学位 |
博士(文学)(北海道大学) |
専門分野 |
日本文学、日本上代文学、万葉集、日本文学史、日中比較文学研究、墓の表現性 、墓・古墳の顕示機能、視点、視座、遠近法研究、感覚間協応研究 |
外部リンク |
|
廣川 晶輝 (ヒロカワ アキテル) HIROKAWA Akiteru
|
甲南大学 教授
2009年4月 - 現在
甲南大学 文学部 准教授
2007年4月 - 2009年3月
甲南大学 文学部 助教授
2005年4月 - 2007年3月
北海道大学 文学部
1999年4月 - 2000年3月
国名:日本国
北海道大学 大学院文学研究科
2000年4月 - 2005年3月
国名:日本国
札幌学院大学
1998年4月 - 2004年3月
国名:日本国
北海道教育大学
1999年4月 - 2000年3月
国名:日本国
北海学園大学
2004年4月 - 2005年3月
国名:日本国
萬葉学会
1989年10月 - 現在
美夫君志会
1998年4月 - 現在
日本文学協会
2007年1月 - 現在
国文学言語と文芸の会
1998年2月 - 2018年3月
和漢比較文学会
2002年9月 - 現在
山部赤人「播磨国印南野行幸歌」について 査読あり
廣川晶輝
美夫君志 ( 106 ) 26 - 39 2023年4月
単著
『日本書紀』の仁徳天皇と磐之媛皇后 招待あり
廣川晶輝
神話の源流をたどる―記紀神話と日向― 163 - 188 2022年2月
山部赤人「紀伊国行幸歌」の空間把握について 査読あり
廣川晶輝
上代文学 ( 117 ) 45 - 56 2016年11月
単著
「打靡 吾黒髪」考―『万葉集』巻二・八七歌の論― 査読あり
廣川晶輝
『国語国文研究』(北海道大学国語国文学会) ( 127 ) 29 - 36 2004年7月
単著
「サヨヒメ物語」の〈創出〉―筑紫文学圏の営為― 査読あり
廣川晶輝
『上代文学』(上代文学会) ( 90 ) 45 - 61 2003年4月
単著
単著『山上憶良と大伴旅人の表現方法―和歌と漢文の一体化―』
廣川晶輝( 担当: 単著)
和泉書院 2015年12月 ( ISBN:978-4-7576-0771-2 )
単著『死してなお求める恋心―「菟原娘子伝説」をめぐって―』
廣川晶輝( 担当: 単著)
新典社 2008年5月 ( ISBN:978-4-7879-6108-2 )
共著『南大阪の万葉学』
村田右富実,廣川晶輝
大阪公立大学共同出版会 2007年11月 ( ISBN:978-4-901409-36-0 )
共著『南大阪の万葉学』
村田右富実,廣川晶輝( 担当: 共著)
大阪府立大学(文部科学省 現代的教育ニーズ取組支援プログラム「地域学による地域活性化と高度人材養成」) 2007年3月 ( ISBN:978-4-901409-36-0 )
単著『万葉歌人大伴家持―作品とその方法―』
廣川晶輝( 担当: 単著)
北海道大学図書刊行会(現北海道大学出版会) 2003年5月 ( ISBN:4-8326-6381-3 )
本書は、『万葉集』を代表する歌人大伴家持の作品そのものを考察の対象とする。表現分析によって析出される個々の作品の方法は「ひとつの点」かもしれないが、それぞれの「点」が相互に関連し合い、いくつかの「軌跡」を見出すことができれば、それこそが万葉「歌人」として歩んだ家持の姿を見定めるきっかけとなろう。(表紙の記述)
多田一臣著『山上憶良 生きる意味を問い続けた歌人の表現思想』 招待あり
日本文学 73 ( 8 ) 60 - 61 2024年8月
担当区分:筆頭著者 掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等
廣岡義隆著『萬葉風土歌枕考説』 招待あり
廣川晶輝
日本文学 71 ( 8 ) 44 - 45 2022年8月
担当区分:筆頭著者 掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等
大谷雅夫氏『万葉集に出会う』 招待あり
廣川晶輝
美夫君志 ( 104 ) 72 - 73 2022年3月
掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等
『古事記』『日本書紀』の歌と万葉歌 招待あり
廣川 晶輝
『万葉集の基礎知識』(KADOKAWA), 上野誠・鉄野昌弘・村田右富実編, 2021年4月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア) 出版者・発行元:KADOKAWA
五音と七音のリズム 招待あり
廣川 晶輝
『万葉集の基礎知識』(KADOKAWA), 上野誠・鉄野昌弘・村田右富実編 2021年4月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア) 出版者・発行元:KADOKAWA
現代アーティストの歌詞と『万葉集』の歌―歌と共に生きている― 招待あり
廣川晶輝
雲雀丘学園高等学校「2024 One Day College」 (兵庫県宝塚市) 2024年9月 雲雀丘学園高等学校
開催年月日: 2024年9月
親子の思い―『万葉集』と現代の思いはつながっている― 招待あり
廣川晶輝
神戸市立東灘図書館「東灘区の学術にふれよう」 (兵庫県神戸市東灘区) 2024年8月 神戸市立東灘図書館
開催年月日: 2024年8月
現代へとつなぐ
廣川晶輝
美夫君志会1月例会「やさしい万葉集入門」 2024年1月
開催年月日: 2024年1月
親子の思い―『万葉集』を理解して現代へとつなぐ― 招待あり
廣川晶輝
加古川市立中央図書館読書講演会 (兵庫県加古川市) 2023年12月 加古川市立中央図書
開催年月日: 2023年12月
現代アーティストの歌詞と『万葉集』の歌―大切なあなたへ― 招待あり
廣川晶輝
雲雀丘学園高等学校「2023 One Day College」 (兵庫県宝塚市雲雀丘) 2023年9月 雲雀丘学園高等学校
開催年月日: 2023年9月
『萬葉集電子総索引(CD-ROM)』(塙書房)
2008年8月 - 2009年10月
『万葉集』の全歌・語彙約16万語について、見出語句の他、訳文漢字、原文、自立語・付属語の別、及び品詞や語性の検索も兼ねた索引。
『万葉集神事語辞典』(國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所),辰巳正明・城崎陽子監修
2007年4月 - 2008年6月
「あまのと」「きよし」「たまつしまやま」以上3項目
『万葉ことば事典』(大和書房),青木生子・橋本達雄監修
2000年10月 - 2001年10月
「うちよする」「かくる」「くしみたま」「すみれ」「ちちはは」「にはたづみ」「はにふ」「ゆくみづの」「よぶこどり」以上9項目
墓の顕示機能の分析と墓誌の表現分析を基盤とした日中韓三カ国の文化交流の融合的研究
2020年4月 - 現在
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
廣川晶輝
墓誌の表現分析を基盤とした日中韓三カ国の文化交流の応用的研究
2015年4月 - 2020年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
墓誌の表現分析を基盤として、従来指摘されていない日・中・韓三カ国の古代の文化交流の様相を解明し東アジアの文化交流への理解を豊かなものにする。これが本研究の最大の目的である。研究代表者廣川晶輝は文部科学省に申請し交付を得た「平成20年度私立大学等研究設備整備費等補助金」により「金石文研究の基礎的かつ必須図書一式」を既に整備し良好な研究環境を活用できる。また、平成19~21年度科研費基盤研究(C)「上代文学における墓の表現性についての基礎的研究」・平成22~26年度科研費基盤研究(C)「墓誌の表現分析に基づく日中文化交流の基礎的研究」による韓国での臨地調査研究で、中国墓誌の文言から韓国葬送儀礼の「輓章」への影響を新たに発見した。確実な立脚点を得て上記目的を推進する。
墓誌の表現分析に基づく日中文化交流の基礎的研究
2010年4月 - 2015年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
中国出土墓誌に見られる表現が日本上代文学の表現に与えている影響について解明し、日中文化交流の従来指摘されてこなかった道筋を明白にする。これが本研究の最大の目的である。研究代表者廣川晶輝は既に「墓誌」の文言が日本上代文学の表現に影響を及ぼしている道筋を新たに明らかにしている(廣川晶輝「山上憶良作漢文中の「再見」小考」、2007年)。 なお、廣川晶輝は文部科学省に申請し交付を得た「平成20年度私立大学等研究設備整備費等補助金」によって「金石文研究の基礎的かつ必須図書一式」を既に整備できている。中国出土墓誌研究の良好な環境を活用し、平成19~21年度科学研究費補助金基盤研究(C)「上代文学における墓の表現性についての基礎的研究」の成果を活用し、上記目的を確実に推進する。
上代文学における墓の表現性についての基礎的研究
2007年4月 - 2010年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
日本文学上の「菟原娘子伝説」には、『万葉集』(高橋虫麻呂歌・田辺福麻呂歌・大伴家持歌)、『大和物語』第147段「生田川」、観阿弥作謡曲「求塚」、森鷗外作戯曲「生田川」というように上代から近代にかけての息の長い利用のされ方があり、射程の長い立論が可能となる。上記のように時代を超えて数々の作品として生まれ出ることができたことの鍵を、「墓」という場所が持つ表現性が握っていると考えられる。本研究はこのような視点に立ち、「菟原娘子伝説」の初発の位置にある『万葉集』の作品の表現を分析し、「墓」が作品の中の〈場所〉として選ばれていることによってどのような表現のあり方が開かれているのか、どのような「偲ひ」の表現が開かれているのかを追究する。
万葉歌人大伴家持の防人同情歌群についての新しい分析方法の構築
2004年4月 - 2006年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 若手研究(B)
廣川晶輝単著『万葉歌人大伴家持―作品とその方法―』(2003年、北海道大学図書刊行会)上梓の過程で浮上した研究課題に以下のものがあった。それは、「大伴家持は防人に同情して長歌作品を3作品制作したが、どのようにして第三者たる防人の心情に立ち得たのか、そしてその悲哀をどのような作歌方法を用いて歌に表わし得たのか。」という課題である。そうした問題意識に基づいて当該研究課題においては、家持の作歌システム・作歌方法に迫り研究を進めた。
2024年度 日本上代文学の『万葉集』に載る作品の綿密な表現分析を基盤として、長歌・反歌の構成方法、空間把握の方法の研究を推進する。
研究費の種類: 教員研究費
2023年度 日本上代文学の『万葉集』に載る作品の綿密な表現分析を基盤として、長歌・反歌の構成方法の研究を推進する。
研究費の種類: 教員研究費
2022年度 『万葉集』を中心とした日本上代文学の作品の研究
研究費の種類: 教員研究費
2021年度 『万葉集』を中心とした日本上代文学の作品の研究
研究費の種類: 教員研究費
2020年度 『万葉集』を中心とした日本上代文学の作品の研究
研究費の種類: 教員研究費
現代アーティストの歌詞と『万葉集』の歌―歌と共に生きている―(雲雀丘学園高等学校「2024 One Day College」における講演)
現代アーティストの歌詞と『万葉集』の歌―大切なあなたへ―(雲雀丘学園高等学校「2023 One Day College」における講演)
日本文化を伝える方法―菟原娘子伝説をめぐって―(兵庫県立御影高等学校 総合人文コース グローバルスタディ課題研究「国語国文学セミナー」)
現代アーティストの歌詞と『万葉集』に込められた願い(雲雀丘学園高等学校「2022 One Day College」における講演)
日本文化を伝える方法―菟原娘子伝説をめぐって―(兵庫県立御影高等学校 総合人文コース グローバルスタディ課題研究「国語国文学セミナー」,オンラインミーティングツールZoomによる講義)
2023年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
〔学部〕
基礎演習Ⅰ(N4)、演習Ⅰa・b、演習Ⅱa・b、研究演習、演習Ⅲa・b、日本文学史Ⅰa・b、上代文学研究、文学と歴史。
〔大学院(修士課程)〕
日本文学演習Ⅰa・b、日本文学演習Ⅱa・b、日本文学研究Ⅰa・b、Ⅱa・b、Ⅲa・b、Ⅳa・b、日本文学の主要問題。
〔大学院(博士課程)〕
日本文学特殊研究演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
学生達が社会に出てから他者に「伝える」ことができるプレゼンテーション能力の涵養を十分にはかる。この教育行為によって、学生達が社会に出てから困らないようにする人間形成を目指す。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
基礎演習Ⅰ(N4)において、上記「教育の理念」に明示した学生の「伝える能力」「プレゼンテーション能力」の涵養に尽力した。具体的には、
第5週:他者に伝えたい好きな本を紹介。
第8週:書店において本を紹介するポップの文章を100字以内で作成し紹介。
第10週:文章のフォント・色・字の大きさを十分に考慮したポップを実際に作成し紹介。
という展開である。
演習Ⅰa・bにおいては、履修学生に『万葉集』の名歌の世界をイラストで描かせる工夫をしている。「教育の理念」欄に提示した「伝える」能力の向上を目指すゆえである。日本文学史Ⅰa・bにおいては、『万葉集』の歌と現代アーティストの歌詞がつながっていることを示す工夫をおこなっている。
日本文学史Ⅰaでは、同一題材の利用に見る日本文学史の理解を進めた。「菟原娘子伝説」は、『万葉集』・『大和物語』・謡曲(能)・森鷗外作戯曲に取り入れられ作品化されたように、1200年にわたり日本文学に題材を提供して来た伝説である。これらの作品を丁寧に読解することによって、作品どうしの繋がりを見定め、そのことによって、〈新たな「日本文学史」の構築〉が可能であることを学生達が感得できるようにした。
日本文学史Ⅰbでは、『竹取物語』・『源氏物語』・『義経記』に見られる「貴種流離譚」の要素を分析し、日本文学・日本文化の理解を深めた。また、現代においても身近な作品に貴種流離譚の要素が取り入れられていることを理解し、古典的知見と現代が繋がっていることについての学生達の理解を推進した。
また、日本文学史Ⅰa・bにおいては、『万葉集』の歌と現代アーティストの歌詞が繋がっていることを学生達に示し、日本文化の繋がりを感得できるような工夫をおこなっている。
教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
「教育の方法」欄に提示した各種工夫と独創的な授業展開によって、学生達からは「やりがいがあった」「わかりやすかった」「奈良時代と現代との1300年を越えてのつながりを良く理解できた」という評価を得ている。
改善点・今後の目標(これからどうするか):
「教育の方法」欄に提示した各種工夫について、より良いものへとバージョンアップをはかる。
根拠資料(資料の種類などの名称):
基礎演習Ⅰ(N4)、演習Ⅰa・b、演習Ⅱa・b、研究演習、演習Ⅲa・b、日本文学史Ⅰa・b、上代文学研究、文学と歴史、日本文学演習Ⅰa・b、日本文学演習Ⅱa・b、日本文学研究Ⅰa・b、Ⅱa・b、Ⅲa・b、Ⅳa・b、日本文学の主要問題それぞれの授業の毎回のプリント。
2022年4月 - 現在 日本文学協会 委員
2019年7月 - 2021年6月 全国大学国語国文学会 編集委員
2010年4月 - 現在 美夫君志会 常任理事
2009年12月 - 2010年11月 日本文学協会 委員
2005年4月 - 現在 上代文学会 理事
現代へとつなぐ
役割:講師
美夫君志会 美夫君志会1月例会「やさしい万葉集入門」 2024年1月
親子の思い―『万葉集』を理解して現代へとつなぐ―
役割:講師
加古川市立中央図書館 加古川市立中央図書館読書講演会 2023年12月
現代アーティストの歌詞と『万葉集』に込められた願い
役割:講師
甲南学園、甲南大学、甲南高等学校・中学校 2023年度 KONAN DAY 2023年10月
現代アーティストの歌詞と『万葉集』の歌―大切なあなたへ―
役割:講師
雲雀丘学園高等学校 雲雀丘学園高等学校「2023 One Day College」 2023年9月
『万葉集』と現代歌謡曲の〈ことば〉
役割:講師
西宮市 西宮市生涯学習大学宮水学園ことば講座 2023年9月
APRINeラーニングプログラム(CITI Japan)
APRINeラーニングプログラム(CITI Japan)
APRINeラーニングプログラム(CITI Japan)
APRINeラーニングプログラム(CITI Japan)
JST事業受講者(研究者)コース2017