総説・解説記事(Misc) - 鳴海 邦匡
-
鳴海 邦匡
甲南大学総合研究所叢書 = Konan University Research Institute Studies 141 1 - 15 2021年3月
-
近世の日本で作製された絵図のヨーロッパにおける利用 ーー近年の成果をふまえた展望ーー
小林, 茂, 鳴海, 邦匡
大阪観光大学研究論集第21号 = Journal of Osaka University of Tourism 21 21 - 44 2021年3月
出版者・発行元:大阪観光大学研究論集編集委員会
鎖国後の日本に海外から地図や地理情報が導入されていたことは、これまでの研究によりよく知られている。これに対して日本で作製された絵図の海外への流出については、ケンペルやシーボルトの場合を除いてほとんど研究されていない。その背景には、日本人の地理的知識を重視する従来の研究視角のほか、流出した絵図やその引用文献が国内になく、研究が容易でなかったという事情がある。しかし今日では、海外の機関所蔵の日本近世絵図のカタログ化やデジタル化がすすみ、流出絵図の詳細な画像が検討できる場合も少なくない。また海外でそれらを直接調査することも容易になった。昨年の国際地図学会に際し茨城県の古河歴史博物館で行った「鎖国時代 海を渡った日本図」展ではそうした便宜を活用し、近世日本図に国際的な観点からアプローチした(小林ほか編2019)。これをベースに日本図以外の絵図も探索してみたところ、予想外に多くの例が発見でき、本発表ではその特色と発展過程を追跡する。
その他リンク: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K01168/
-
令和2年度 日本地図学会 論文賞 受賞論文の紹介 ヨーロッパにおける長久保赤水の日本図
小林 茂, 鳴海 邦匡
測量 = The journal of survey : 地理空間情報の科学と技術 71 ( 1 ) 12 - 15 2021年1月
-
Indigenous Land Surveying Techniques and Their Diffusion Process in Early Modern Japan
NARUMI Kunitada
Kyushu University Press 2007年
-
近世日本の地図と測量-村と「廻り検地」-
鳴海 邦匡
九州大学出版会 2007年
-
陵墓の景観変化
鳴海 邦匡
日本地理学会発表要旨集 No.71,21頁 2007年
-
環境・景観・地図
鳴海 邦匡
史学雑誌 2005年の歴史学会-回顧と展望- 115編5号128-130頁 2006年
-
近世の大阪の地図に関するノート
鳴海 邦匡
待兼山論叢 第40号日本学篇, 13-33頁 2006年
-
近世以降の神社林の景観変化
鳴海 邦匡
歴史地理学 48巻1号 1-17頁 2006年
-
アジア太平洋地域における旧日本軍の空中写真による地図作製
鳴海 邦匡
待兼山論叢38(日本学編) 2004年
-
近代地図作製をめぐる中国と日本-技術移転と秘密測量-
鳴海 邦匡
大阪大学総合学術博物館年報2003 2004年
-
「復元」された測量と近世山論絵図:北摂山地南麓地域を事例として
鳴海 邦匡
史林 85, 637-678/, 2002年
-
近世山論絵図の定義と分類試論:北摂山地南麓地域を事例として
鳴海 邦匡
歴史地理学 44-3, 1-21/, 2002年
-
肥後と筑後の国境争論
鳴海 邦匡
荒尾市史 絵図・地図編 145-156 2001年
-
測量器具
鳴海 邦匡
荒尾市史 絵図・地図編 134-136 2001年
-
文化一三年作製の「分度記」
鳴海 邦匡
荒尾市史 絵図・地図編 132-133 2001年
-
「復元」された測量技術と近世山論絵図
鳴海 邦匡
第65回地理思想研究部会 2001年
-
近世後期の地図測量技術とその広がり(一):肥後藩天文方池部長十郎・啓太の先導的役割(共同発表)
鳴海 邦匡
2001年度人文地理学会大会一般研究発表 2001年
-
(第65回地理思想研究部会要旨)『復元』された測量技術と近世山論絵図
鳴海 邦匡
人文地理 53, 391-392/, 2001年
-
(第240回特別例会要旨)道中図を素材とした山地植生の描写分析:萩市郷土博物館蔵『中国行程記』の検討
鳴海 邦匡
人文地理 53, 388-389/, 2001年