鳴海 邦匡 (ナルミ クニタダ)
NARUMI Kunitada
職名 |
教授 |
学位 |
比較社会文化博士(九州大学) |
専門分野 |
歴史地理学, 人文地理学、歴史地理学、地図史、環境史 |
外部リンク |
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鳴海 邦匡 (ナルミ クニタダ) NARUMI Kunitada
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台湾遠征~日清戦争期までに台湾の主要港湾について作製された英国製海図の翻訳(覆版)にみえる地名表記 招待あり 査読あり
鳴海 邦匡・渡辺 理絵・小林 茂
地図 60 ( 1 ) 17 - 35 2022年3月
担当区分:筆頭著者
(書評)羽山久男著『徳島藩分間絵図の研究』
鳴海邦匡
歴史地理学 ( 301 ) 33 - 35 2021年7月
担当区分:筆頭著者
近世の日本で作製された絵図のヨーロッパにおける利用:近年の成果をふまえた展望
小林茂,鳴海邦匡
大阪観光大学研究論集 21 21 - 44 2021年3月
単著
The Use of Japanese Early Modern Maps by Western Cartographers During the Nineteenth Century 査読あり
Kunitada Narumi, Shigeru Kobayashi
Mapping Asia: Cartographic Encounters Between East and West: Regional Symposium of the ICA Commission on the History of Cartography, 2017 2018年6月
地理学事典
鳴海邦匡( 担当: 分担執筆 , 範囲: 近代以降の地図)
丸善出版 2023年2月
伊能忠敬の地図作製:伊能図・シーボルト日本図を検証する
( 担当: 共著 , 範囲: 伊能図の作製過程における下図と寄図:伊豆半島における2度の測量をめぐって)
古今書院 2022年2月 ( ISBN:9784772220309 )
地図
鳴海邦匡( 担当: 単著)
法政大学出版局 2021年12月 ( ISBN:978-4588218712 )
大学的神戸ガイド
鳴海邦匡( 担当: 共著 , 範囲: 六甲山の歴史:植生景観の変遷)
昭和堂 2021年3月 ( ISBN:978-4812220153 )
国絵図読解事典
鳴海邦匡,野積正吉,塚本章宏,平井松午( 担当: 共著)
創元社 2021年2月 ( ISBN:978-4422220093 )
鳴海 邦匡
甲南大学総合研究所叢書 = Konan University Research Institute Studies 141 1 - 15 2021年3月
近世の日本で作製された絵図のヨーロッパにおける利用 ーー近年の成果をふまえた展望ーー
小林, 茂, 鳴海, 邦匡
大阪観光大学研究論集第21号 = Journal of Osaka University of Tourism 21 21 - 44 2021年3月
出版者・発行元:大阪観光大学研究論集編集委員会
鎖国後の日本に海外から地図や地理情報が導入されていたことは、これまでの研究によりよく知られている。これに対して日本で作製された絵図の海外への流出については、ケンペルやシーボルトの場合を除いてほとんど研究されていない。その背景には、日本人の地理的知識を重視する従来の研究視角のほか、流出した絵図やその引用文献が国内になく、研究が容易でなかったという事情がある。しかし今日では、海外の機関所蔵の日本近世絵図のカタログ化やデジタル化がすすみ、流出絵図の詳細な画像が検討できる場合も少なくない。また海外でそれらを直接調査することも容易になった。昨年の国際地図学会に際し茨城県の古河歴史博物館で行った「鎖国時代 海を渡った日本図」展ではそうした便宜を活用し、近世日本図に国際的な観点からアプローチした(小林ほか編2019)。これをベースに日本図以外の絵図も探索してみたところ、予想外に多くの例が発見でき、本発表ではその特色と発展過程を追跡する。
その他リンク: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K01168/
令和2年度 日本地図学会 論文賞 受賞論文の紹介 ヨーロッパにおける長久保赤水の日本図
小林 茂, 鳴海 邦匡
測量 = The journal of survey : 地理空間情報の科学と技術 71 ( 1 ) 12 - 15 2021年1月
Indigenous Land Surveying Techniques and Their Diffusion Process in Early Modern Japan
NARUMI Kunitada
Kyushu University Press 2007年
陵墓の景観変化
鳴海 邦匡
日本地理学会発表要旨集 No.71,21頁 2007年
近世池田の絵図から考える支配と管理:令和3年度・歴史民俗資料館特別展を素材に 招待あり
鳴海邦匡
池田郷土史学会 1月例会(第708回) (池田市)
開催年月日: 2023年1月
絵図による近世池田の支配と管理
鳴海邦匡
池田市立歴史民俗資料館・令和3年度特別展「古絵図に何がかかれている?」記念講演会 池田市立歴史民俗資料館
開催年月日: 2021年11月
The utilization of Japanese early modern maps by Western cartographers during the nineteenth century: A new example
Kunitada Narumi, Shigeru Kobayashi
Mapping Asia: Cartographic Encounters between East and West (Leiden University Library) Leiden University Library
開催年月日: 2017年9月
第17回(R5)日本地図学会学会賞:論文賞
2024年6月 日本地図学会 論文名:台湾遠征~日清戦争期までに台湾の主要港湾について作成された英国製海図の翻訳(覆版)にみえる地名表記
第9回 人文地理学会学会賞(A部門:学術著作部門)
2009年11月 人文地理学会
鳴海邦匡
第3回 歴史地理学会賞
2005年7月 歴史地理学会 鳴海邦匡(2002)「近世山論絵図の定義と分類試論:北摂山地南麓地域を事例として」『歴史地理学』44(3).
1800年代の東アジア海域における近代海図の整備過程:英米日水路部の活動を中心に
2020年4月 - 2024年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
鳴海邦匡
1800年代の東アジア海域における近代海図の整備過程:英米日水路部の活動を中心に
2020年4月 - 2023年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
鳴海 邦匡
近代地図の発展過程における伊能図の役割に関する歴史GIS研究
2020年4月 - 2023年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
塚本 章宏, 鳴海 邦匡
本研究は、近代地図の発展過程において伊能図が果たした役割を明らかにすることを目的としている。この目的を達成するため、米国議会図書館に所蔵されている伊能大図207図幅を基盤資料とする。この伊能大図には、作製時期より後年の複写・転写の際に追記された方眼や書き込みがある。これら諸情報をGISデータベースとして蓄積し、伊能大図と関連資料との比較分析を進めることで、伊能図完成以後における伊能図利用の様相に迫ることができると考える。
2021年度における本研究課題の進捗と成果は以下の通りである。1)米国議会図書館のサイトから伊能大図207図幅の画像データをダウンロードし、それらの画像データをジオリファレンスすることで、書き込み情報を現代の日本地図上で一覧するための土台を整備した。2)図幅内の書き込み情報についてもGISデータベースとして整備を進めた。伊能大図の図幅内には、近代地図作製の場面、特に地図情報の転写などの際に利用されたと考えられる方眼や数字などの書き込みが大量に認められる。これらをトレースしてポリゴンデータを作成する。具体的な書き込み情報は、「グリッド線(方眼)」「図郭を規定する線(グリッドとは異なる)」「グリッドの交点に付される点」「グリッドに割り振られる数字」「数式」である。
こうした地図の書き込み情報をGISデータベースとして一元化することにより、作図・複写・転写の各段階を比較分析することができるようになった。例えば、東日本よりも西日本で作成されるグリッドの方がより細かく作成されていることや、東日本(特に東北地方・北海道)は測線にグリッドを重ねるが、西日本は地図全体にグリッドを掛けることなど、地域ごとの書き込み情報の傾向が異なることがわかってきた。今後、こうした書き込み情報の比較分析を多様な所蔵機関の資料を対象に含めて進めていく。
伊能図の成立過程に関する学際的研究-忠敬没後200年目の地図学史的検証-
2018年4月 - 2022年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
平井 松午, 青山 宏夫, 鳴海 邦匡, 杉本 史子, 島津 美子, 酒井 一輔, 小田 匡保, 佐藤 賢一, 塚本 章宏, 早川 泰弘, 小野寺 淳, 礒永 和貴
本研究課題では、伊能忠敬らが作製した大名家献上本伊能図や測量下図・定稿図(稿本)を対象に、高精細画像データや非破壊調査を用いて、料紙・彩色・針穴・記載内容について検証した。
この結果、献上本・控図・下図などで料紙の使い分けがなされたことや、献上本の地図・コンパスローズで顔料(彩色)の使用頻度が高いことが判明した。また、針穴の分析からは、測量時期における測量精度の違いや稿本と大名家献上本との関係性、伊能図の高度な作製技法が明らかになった。
日本における近代初期海図の集成と東アジア海域における西洋海図との相互関係
2016年4月 - 2019年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
明治期に日本海軍水路部が作成した海図の全容を、西洋における19世紀の東アジア海域における近代海図の整備過程の中に位置づけて理解することである。
2024年度 人と地域の関わりに関する様々な文化的な事象
研究費の種類: 教員研究費
2023年度 人と地域の関わりに関する様々な文化的な事象
研究費の種類: 教員研究費
2022年度 人と地域の関わりに関する様々な文化的な事象について
研究費の種類: 教員研究費
2021年度 人と地域の関わりに関する様々な文化的な事象について
研究費の種類: 教員研究費
2020年度 人と地域の関わりに関する様々な文化的な事象について
研究費の種類: 教員研究費
摂津市史執筆委員
2015年4月 - 現在
大阪大学総合学術博物館・招聘准教授
2008年4月 - 現在
国立歴史民俗博物館・共同研究員
2005年4月 - 現在
荒尾市・市史専門委員
2002年4月 - 現在
(熊本県荒尾市)