福島 彰利 (フクシマ アキトシ)
FUKUSHIMA Akitoshi
職名 |
教授 |
学位 |
文学修士(甲南大学) |
専門分野 |
英語音声学、韻文と散文のリズム、二次強勢の機能 |
外部リンク |
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福島 彰利 (フクシマ アキトシ) FUKUSHIMA Akitoshi
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甲南大学 文学部 学部長
2022年4月 - 2024年3月
甲南大学 教職教育センター 所長
2010年4月 - 2013年3月
甲南大学 文学部 教授
2009年4月 - 現在
関西学院大学
2006年4月 - 2007年3月
国名:日本国
University College London
2004年7月 - 2005年3月
国名:グレートブリテン・北アイルランド連合王国(英国)
神戸大学
1995年4月 - 2003年3月
国名:日本国
Eginburgh University
1990年9月 - 1991年9月
国名:グレートブリテン・北アイルランド連合王国(英国)
産業技術短期大学
1987年9月 - 1988年3月
国名:日本国
"What Factors Determine the Tonality of a Parenthetical Clause?"
Akitoshi Fukushima
甲南大学紀要第163号 2013年3月
単著
"Syllable Rhythm in VCCV-Type Disyllabic Words"
Akitoshi Fukushima
甲南大学紀要文学編160 2009年3月
単著
分綴と音節量について 査読あり
福島彰利
現代音韻論の動向 2016年9月
単著
担当区分:筆頭著者
2音節複合語の持続時間--予備実験--
福島彰利
甲南大学紀要 ( 165 ) 113 - 117 2015年3月
単著
日本人英語学習者に見られる音連結の欠如
福島彰利
甲南大学教職教育センター年報・研究報告書 ( 2013年度 ) 21 - 28 2014年3月
単著
朝倉日英対照言語学シリーズ2 音声学
服部義弘[編】( 担当: 共著 , 範囲: 第5章 強勢・アクセント・リズム)
朝倉書店 2012年6月 ( ISBN:978-4-254-51572-5 )
挿入句の音響特性と結束性
福島彰利
第24回甲南英文学会定期研究発表会ワークショップ
開催年月日: 2009年6月
Verse and Prose Rhythm in English
Akitoshi Fukushima
Workshop on Empirical Approaches to Speech Rhythm
開催年月日: 2008年3月
Syllable Length between Different Reading Style
Akitoshi Fukushima
第2回神戸音声学・音韻論研究会
開催年月日: 2003年9月
英語学・言語学用語辞典 開拓社 項目執筆
2015年11月
『英語学文献解題6 音声学・音韻論』(研究社) 項目執筆
1999年11月
『英語学用語辞典』(三省堂) 項目執筆
1999年1月
『現代英文法辞典』(三省堂) 項目執筆
1992年7月
『英語年鑑』(研究社) 「回顧と展望 音声学・音韻論・形態論の研究」
1986年4月 - 2012年4月
書評
荒木一雄氏が担当する『英語年鑑』「回顧と展望 音声学・音韻論・形態論の研究」の執筆協力
節構造における分断と結束性の調査・研究
2007年4月 - 2009年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
挿入句は、文の主要部と補部を分断することになるが、そうした分断が生じたとしても聞き手はその文の理解が可能である。文の理解に無理が生じないとすれば、主要部/挿入句/補部のそれぞれを意味の固まりとして聞き手は把握していることになる。本研究は、この意味の固まりが音響信号的にどう具現されるかを吟味した。英語母語話者の朗読文章をサンプルとし、調査対象は関係代名詞節や伝達節を含むことで分断が生じている文を取り上げた。特に節の境界部分の休止の有無、ピッチの下がり具合、声質の変化等を、音声分析ソフトを用い調査する方法を採用した。
2024年度 硬音前縮約現象とピッチ変化の関係
研究費の種類: 教材研究費
2023年度 音節境界を設定することの妥当性について、強勢音節を一つのまとまりにするという観点で説明できるか否か。
研究費の種類: 教員研究費
2022年度 複数音節からなる音連鎖を一つずつの音節の分けることの妥当性を、音素配列論と異音生起の両面から検討する
研究費の種類: 教員研究費
2021年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
セミナーIa, b・IIa, b(3、4年次配当、各2単位)、英語の音声(2年次配当、2単位)、英語学講座II、2単位)、基礎演習IIa, b(2年次配当、各2単位)、購読演習IIa(2年次配当、1単位)、英語学入門(1年次配当、4単位)、卒業研究(4年次配当、8単位)、Qualifying Test (4年次配当、2単位)
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
音声学の目的の一つは、目で見たり、手に触れることのできない言語音声を正確に捉え、記述すること、すなわち視覚化することである。視覚化の手段の一つに文字(カナやアルファベット)の使用があるが、この文字そのものが言語音声の細部を表せてはいない事実をまず知る必要がある。さらには、発音情報であるはずの発音記号(音素記号)でさえ、音声の実態を表しきれていないことに気付かせたい。こうした視覚化についての知識を得つつ、子音・母音といった音単位はさらに大きな単位にまとまり、各言語の特徴を作っていくことを会得してほしい。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
セミナーについては、毎年英語で書かれたテキストを使用している。訳本のないテキストだから、受講生はまず時間をかけてテキストを読解することが求められる。教室では、5人程度のグループを作り、テキストの和訳、課題や練習問題に取り組む。時には間違った解釈や答えが見つからない場面があるが、そこですぐに教員が答えを披露せず、教員からのヒントを参考に、さらに深く考えさせることを大切にしている。講義科目については、毎回ハンドアウトを配布しているが、これはパワーポイントで示されたスライドと教員の説明をもとに書き込みをすることで完成するものにしている。音声学に関わる授業であるから、できる限り音声資料を提供することは必須のことであるし、さらには音声分析ソフト等も補助的に利用している。
教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
セミナーにおけるグループ活動では、他力本願になる学生が少なからず出てくることは改良の余地がある。テキストの予習についてはほぼ全学生に定着したが、過去にやったことを振り返ることに時間を割かず、そのために重要な用語・概念を失念していることが多い。講義科目で配布するハンドアウトは学生には評判がいいようだが、前回の分は全て持ってくるように伝えるのだが、なかなか徹底されない。
改善点・今後の目標(これからどうするか):
予習やレポートの提出については、出来栄えは別として、取り組む姿勢はできている。1年間やり終わった時点で「私は音声学を専攻し、XXXについて学んだ。そのXXXとはYYYということである」と要領よく説明できるような学生を一人でも多く養成したい。少なくとも振り返りを重視し、確認テストの実施を検討しようと思う。
根拠資料(資料の種類などの名称):
シラバス、講義資料、授業改善アンケート