中村 典子 (ナカムラ ノリコ)
NAKAMURA Noriko
職名 |
教授 |
学位 |
文学修士(東京都立大学) |
専門分野 |
フランス語教育, フランス文学, 初年次教育 |
外部リンク |
|
中村 典子 (ナカムラ ノリコ) NAKAMURA Noriko
|
甲南大学 国際言語文化センター 所長
2011年4月 - 2015年3月
甲南大学 ■廃止組織■ 国際言語文化センター 教授
2003年4月 - 現在
甲南大学 国際言語文化センター 助教授
1997年4月 - 2003年3月
慶應義塾大学(SFC) 総合政策学部
2019年4月 - 2019年9月
国名:日本国
パリ第三大学 比較文学部
2008年9月 - 2009年3月
国名:フランス共和国
上智大学 一般外国語
1989年4月 - 1997年3月
国名:日本国
法政大学 第一教養部
1989年4月 - 1997年3月
国名:日本国
早稲田大学 法学部
1989年4月 - 1997年3月
国名:日本国
日本フランス語教育学会(国内)
1987年4月 - 現在
American Association of Teachers of French (フランス語教員のための米国学会)
2019年7月 - 現在
日本フランス語学会(国内)
1987年4月 - 現在
国際ジロドゥ研究学会(Société Internationale des Etudes Giralduciennes)(国外)
1987年4月 - 現在
NAKAMURA Noriko
Colloque international conjoint 2019 à l'Université Nationale de Mongolie: L'Enseignement du français en Asie-Pacifique : Traditions et tendances 2020年2月
単著
出版者・発行元:Agence universitaire de la Francophonie, Asie-Pacifique
This article aims to highlight certain intercultural differences among Japanese students within the context of communication exercises in a French as Foreign Language class and show how to develop creativity and autonomy in the students while avoiding reference to personal information about which the university code of conduct prohibits us from questioning our learners such as age, professions of their parents etc. Indeed, we encounter a number of problems coming from intercultural specificities with a « communicative approach ». A quarter of Japanese students hesitate to talk about their family in the class. They prefer remaining
anonymous. If the teacher forces them into talking about their personal information, a sort of mental block can arise on the part of some learners. These phenomena are a part of the Japanese culture and mentality. This tendency concerns the concept « high-context and
low-context cultures » that Edward T. Hall proposed. Belonging to a specific community is important in a high-context culture; however, the students in the same class do not constitute a stable community. We need certain ingenuities in order to reassure our leaners and motivate them in another way. We would like to describe some communication exercises, based on learners’ creativity and autonomy.
英国における外国語としてのフランス語教育
中村 典子
甲南大学 国際言語文化センター『言語と文化』 ( 25 ) 161 - 167 2021年3月
単著
出版者・発行元:甲南大学 国際言語文化センター
カナダのケベック州におけるインターカルチュラリズムと非宗教性をめぐって
中村典子
甲南大学 国際言語文化センター『言語と文化』 ( 22 ) 273 - 288 2018年3月
単著
カナダのフランス語話者とアイデンティティ 国際共著
中村典子
甲南大学 国際言語文化センター 『言語と文化』 ( 20 ) 39 - 61 2016年3月
単著
Dictionnaire Jean Giraudoux 査読あり 国際共著
André Job, Sylviane Coyault et al.( 担当: 共編者(共編著者) , 範囲: rubriques rédigés : Gide, André [1869-1951] ; Bunau-Varilla, Maurice [1856-1944])
Honoré Champion 2018年2月 ( ISBN: 9782745346872 )
アラカルトでフランス語! 査読あり 国際共著
ディディエ・シッシュ、安田晋也、ジャン=ノエル・ポレ、中村典子( 担当: 共著)
朝日出版社 2018年1月 ( ISBN:978-4-255-35287-9 )
2つのヴィジョンに直面するムスリム系カナダ人ーインターカルチュラリズムと多文化主義 国際共著
( 担当: 単訳)
甲南大学 国際言語文化センター 2018年3月
兵庫海外研究ネットワーク(HORN)事業による共同研究により招聘した共同研究者の論文を翻訳した。
21紀フランス語表現辞典(共著)
Claude ROBERGE et al.( 担当: 共著 , 範囲: 全体を共著者で執筆し編集)
駿河台出版社 2002年6月 ( ISBN:4-411-02122-6 )
Dictionnaire de l'anti-faute à l'usage des apprenants japonais
出版物紹介:R・ドゥブレ, 三浦信孝, 樋口陽一, 水林章(2006)『思想としての<共和国>ー日本のデモクラシーのためにー』 査読あり
中村典子
6 ( 2 ) 197 - 197 2011年11月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(国際会議プロシーディングズ) 出版者・発行元:日本フランス語教育学会
出版物紹介:樋口陽一(2007),『「共和国」フランスと私―日仏の戦後デモクラシーをふり返るー』
中村典子
Revue japonaise de didactique du français 5 ( 2 ) 93 - 94 2010年11月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(国際会議プロシーディングズ) 出版者・発行元:日本フランス語教育学会
出版物紹介:Bernard, Collignon Francis(2006),La France en fiches
中村典子
Revue japonaise de didactique du français 5 ( 2 ) 93 - 93 2010年11月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(国際会議プロシーディングズ) 出版者・発行元:日本フランス語教育学会
書評:ロジャーズ・ブルーベイカー『フランスとドイツの国籍とネーション』
中村典子
Revue japonaise de didactique du français 2 ( 2 ) 98 - 100 2007年10月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(国際会議プロシーディングズ) 出版者・発行元:日本フランス語教育学会
Tranduction de Yukio MISHIMA "À la lumiere d'une œuvre reniée"
NAKAMURA Noriko
EUROPE (871-872), 51-66 2001年
掲載種別:速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
Certaines différences interculturelles à respecter dans le cadre des exercices de communication en classe de FLE 招待あり
NAKAMURA Noriko
Colloque international conjoint 2019 à l'Université Nationale de Mongolie: L'Enseignement du français en Asie-Pacifique : Traditions et tendances (Oulan-Bator, Mongolie) 2019年9月 Université Nationale de Mongolie
開催年月日: 2019年9月
他の言語を学ぶにあたって、学習者の持つ英語の知識はどのように活用できるか? 招待あり
中村典子、國枝孝弘
国際研究集会2023「複⾔語主義の多元性をめぐって」 (京都大学) 2023年3月 国際研究集会2023「複⾔語主義の多元性をめぐって」
開催年月日: 2023年3月
国名:日本国
L’utilité de la perspective actionnelle pour résoudre certains problèmes typiquement japonais dans l’enseignement du français au Japon
Noriko NAKAMURA
Association for French Language Studies Conference 2017 2017年8月
開催年月日: 2017年8月
動詞の時制に関する⽂献について、共有と交換を目指す 国際共著
ルヌウ・ロイック、中村典子
フランス語教授法研究会 (東京国際フランス学園) 2023年12月 日本フランス語教育学会、在日フランス大使館−アンスティチュ・ フランセ日本
開催年月日: 2023年12月
ジロドゥの戯曲『エレクトル』とサルトルの戯曲『蠅』の⽐較における考察
中村 典子
(日仏会館共催)レトリックとテロル︓ジロドゥ/サルトル/ブランショ (日仏会館ホール) 2023年10月 ⽇本フランス語フランス⽂学会
開催年月日: 2023年10月
英語圏の外国語教育の目的・現状調査に基づく、英語と連携するフランス語教授法の構築
2019年4月 - 2022年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
中村 典子, 西山 教行, 大木 充, 國枝 孝弘
急速なグローバル化の中で、外国語運用能力の向上、積極的に外国語で発言する姿勢の養成が大学教育に求められている。来日する他国の人々に対して、英語、そのほかの言語で応対し、異なる言語文化圏の人々と協調して共生できる若者の育成が必須である。小学校での早期英語教育が実施され、日本の若者の英語運用能力は今後、伸長するだろう。そこで、学習者が第一外国語として長年学習してきた英語の知識や英語運用能力と連携しうる「フランス語教授法」を構築する。英語圏における外国語教育の目的・現状を調査・分析し、学習者の発言力が高まるような手法を取り入れ、授業で使えるフランス語の教材を試作後、その有効性も検証する。
異文化間能力養成のための教材と評価基準の開発およびその有効性の検証
2013年4月 - 2016年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
政府のグローバル人材推進会議の審議まとめによると、ビジネスで国際的に活躍するために外国語の高度なコミュニケーション能力が必要なのは、約50万の大学新卒者のうちの18万である。では、残りの30万の大学生には、どのような外国語教育をするのか。国際競争だけでなく、国際協調も求められている現在のグローバル化社会においては、言語を通じて「偏見をなくし、お互いに対する関心と寛容の精神を育む」異文化間教育が果たす役割は大きい。また、異文化間能力は、海外で活躍する人材にだけ求められているのではない。小学校から大学まで「国際理解」という名の下に外国語教育が行われているが、異文化間能力の評価基準がないために、その具体的な目的と到達目標を巡って混乱がみられる。本研究では、この混乱を解消するために、異文化間教育用の教材と異文化間能力評価基準を開発し、その有効性を検証する。
カナダのフランス語圏における「多文化共生社会」の現状を知り、「文化の多様性」の意義について考える
提供機関:兵庫海外研究ネットワーク(HORN)事業による助成 国際共同研究
2017年11月 - 2017年12月
兵庫海外研究ネットワーク(HORN)事業による共同研究:
カナダ(ニュー・ブランズウィック州)のモンクトン大学教授で社会言語学、メディアの言説分析、文化の多様性の研究に詳しいモロッコ出身のSamira BELYAZID氏を1ヶ月間、客員教授として招聘し、カナダのフランス語圏の現状や「文化の多様性」の意義について考えるための共同研究(共同講義、論文)を行い、「北米の多文化共生社会の現状と未来」というテーマの国際シンポジウムを開催した。
フランス在住の中国人をめぐる「多文化共生社会」の現状を認識し、日本における多文化共生について 考える
提供機関:兵庫海外研究ネットワーク(HORN)事業による助成 国際共同研究
2010年11月 - 2010年12月
兵庫海外研究ネットワーク(HORN)事業による共同研究:
パリ第三大学准教授で、日本と中国で教鞭を執った経験がある、比較文学の専門家 Muriel DÉTRIE氏を1ヶ月間、客員教授として招聘し、アジア圏の人々にとっての多文化共生に関して共同研究(講演会、講義、論文)を行った。
フランスにおける多文化主義の現状と問題点を把握し、日本での多文化共生のあり方について考える
提供機関:兵庫海外研究ネットワーク(HORN)事業による助成 国際共同研究
2006年10月 - 2006年11月
兵庫海外研究ネットワーク(HORN)事業による共同研究:
トゥール大学名誉教授で初代学長も務められたJacques BODY氏を1ヶ月間、客員教授として招聘し、多文化共生についての共同研究(講演会、講義、論文)を行った。
2024年度 フランス語と英語を対照できるデジタル教材・練習問題の開発、ジロドゥとサルトルの「演劇における文体」に対する考え方の比較
研究費の種類: 教員研究費
2023年度 複言語教育の視点からのフランス語教育、ジロドゥの演劇観
研究費の種類: 教員研究費
2022年度 外国語教育(フランス語) フランス文学 大学の初年次教育
研究費の種類: 教員研究費
2021年度 フランス語教育 フランス語圏の文学 多文化共生
研究費の種類: 教員研究費
2020年度 フランス語教育 フランス語圏の文学 比較文学
研究費の種類: 教員研究費
フランス トゥール大学 比較文学専攻の学生の博士論文の共同指導
学習コンテンツ「サバイバルのためのフランス語」第1部 Français de survie, Première partie
iPadを活用したプロジェクト型学習の提案
オリジナルな問題作成を通した主体的な外国語学習の推進
オーセンティックな素材を用いた主体的な外国語学習
2021年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
基礎フランス語I(1年次配当、4単位)、中級フランス語III(2年次配当、4単位)、上級フランス語I(3年次配当、4単位)、French Studies I (1年次配当、2単位)、言語と文化 フランスII (1年次配当、2単位)、国際理解A(1年次配当、2単位)、世界のサイエンス事情II(1年次配当、2単位)
以上が2021年度の担当科目である。
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
大学で学ぶ第2外国語としての「フランス語」の学習を通じて、フランス語の運用能力を身につけると同時に、グローバル化がますます進む世界において、必要に応じて、積極的に外国語(フランス語、英語)や日本語で自分の意見を表明し、ディスカッションする姿勢を伸長する。また、フランス語圏を中心として、ヨーロッパと北米における、文化・社会制度・習慣・メンタリティについての学びを深め、異なる言語文化圏の人々と協調して共生できる人材を育成する。
国際理解教育という点からは、世界の最新の時事問題、地球規模での解決が望まれる問題に関して興味を持ち、世界の中で日本が果たすべき役割、個人レベルで協力できることなどについても思考できる学生を養成する。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
外国語科目である「フランス語」「French Studies I」では、対面授業でもWEB対応授業でも、授業資料やまとめとしての授業ノート、課題などをほぼ毎回、My Konanのクラスプロファイルに提示し、学生たちが予習・復習しやすいように工夫しているほか、小テスト、理解度確認テスト、定期試験についても、My Konanのクラスプロファイルに試験の日時と範囲を明記している。
なお、WEB対応授業の際は、PCやスマートフォンにて、学生たちがフランス語の特殊文字をタイプし、ナレーション入りのPPTでの発表ができるようにと、リモート授業における学生たちのICT能力の養成に力を入れている。
講義科目の「言語と文化 フランスII」「世界のサイエンス事情II」「国際理解A」では、質疑応答、グループ発表、ディスカッション、個人あるいはペアでのプロジェクト学習にも一定の時間を割くことで、積極的に学ぶ姿勢を評価している。
教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
対面授業・WEB対応授業のどちらの場合も、小テスト(オンライン小テスト)、半期に2回の理解度確認テスト、また、定期試験についても、学生たちに一旦答案を返却し、結果を明らかにした上で、学びを深めるように指導しているので効果が上がっている。グループ発表の際には、教員が口頭で講評を行い、改善すべき点を明らかにしている。70人以下の講義科目では、独自の「学習カルテ」を活用して学習の深度をチェックしている。学期末レポートについては、誤字脱字、改善の仕方を赤で記した上で採点して個別に返却している。自分のレポートが直され、採点されて返却されるのを学生たちは喜んでおり、成果が上がっている。
改善点・今後の目標(これからどうするか):
スマートフォンを手放さない学生が多いことに鑑み、今後、自律学習を取り入れる際には、スマートフォンを活用できる課題を増やしたい。グループ発表の準備については、授業外での準備が必要とされるため、学部・学年が異なるメンバー間では連携が難しいときもあるようだ。現在は学生同士で工夫しているようだが、今後は、メンバー間の連携の方法を探りたい。
根拠資料(資料の種類などの名称):
シラバス、My Konan の当該科目クラスプロファイルの「授業資料」欄の記述内容及び添付の講義資料(PDF)、「課題」欄、「テスト」欄、「学習アンケート」欄のほか、対面授業における独自の「学習カルテ」、RP、授業改善アンケート(自由記述欄)
NHK文化センター 梅田教室における「美味しい・旅する・フランス語」講座を担当
2011年4月 - 現在
NHK文化センター梅田教室と甲南大学国際言語文化センターが連携して実施する「使える○○語」の講座を継続して担当。
大阪ヨーロッパ映画祭における「フランス短編映画特集」の字幕翻訳
2006年9月 - 2006年10月
2006年の大阪ヨーロッパ映画祭で「フランス短編映画特集」のうち、『オーディション』(Comme James Dean)『メッセンジャー』(Comme un air)『69号室』(Patiente 69)の字幕翻訳を担当した。
フランス映画 "La petite lili" の字幕翻訳および吹替翻訳
2004年5月 - 2004年9月
原作:アントン・チェーホフ、監督:クロード・ミレール、邦題「リリィ」(映画の翻訳)