茶山 健二 (チヤヤマ ケンジ)
CHAYAMA Kenji
職名 |
教授 |
学位 |
理学博士(神戸大学) |
専門分野 |
分析化学, 環境化学 |
メールアドレス |
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外部リンク |
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茶山 健二 (チヤヤマ ケンジ) CHAYAMA Kenji
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甲南大学 理工学部 教授
2007年4月 - 現在
甲南大学 理工学部 教授
2001年4月 - 2007年3月
甲南大学 助教授
1998年4月 - 2001年3月
甲南大学 理学部 講師
1991年4月 - 1998年3月
神戸大学大学院自然科学研究科
1988年4月 - 1991年3月
国名:日本国
神戸大学理学部
1985年10月 - 1988年3月
国名:日本国
日本分析化学会
1981年4月 - 現在
温泉学会
2003年5月 - 現在
日本溶媒抽出学会
1111年11月 - 現在
日本化学会
1111年11月 - 現在
Structural Chemistry and Stimuli-Responsive Phase Transition of N,N′-Dialkylimidazolium Nonafluorobutanesulfonate Ionic Liquids
Tomoyuki Takeyama, Yuuki Inoue, Kenji Chayama, Satoshi Iwatsuki, Koichiro Takao
Crystal Growth & Design 21 ( 1 ) 617 - 624 2021年1月
Structural Chemistry and Stimuli-Responsive Phase Transition of N,N'-Dialkylimidazolium Nonafluorobutanesulfonate lonic Liquids 査読あり
Tomoyuki Takeyama,Yuuki Inoue,Kenji Chayama,Satoshi Iwatsuki, Koichiro Takao
Cryst.Growth Des. 2021 ( 21 ) 617 - 624 2021年
共著
Crystal Structure of 6-Aza-3,9-dithiaundecane Hydrochloride 査読あり
Mari Toyama, Kenji Chayama
X-ray Structure Analysis Online 35 55 - 56 2019年
共著
Thermosensitive gels incorporating cyclic monoazatetrathioether units for the selective extraction of class b metal ions 招待あり 査読あり
Kenji Chayama, Takumi hirooka, Satoshi Iwatsuki
Journal of Inclusion Phenomena and Macrocyclic Chemistry 94 211 - 218 2019年
水耕栽培野菜の抗酸化活性とミネラル含有量の測定 査読あり
田中 智子 ・ 岡本 成美 ・ 外山 真理 ・ 岩月 聡史 ・ 茶山 健二
甲南大学紀要 理工学編 65 ( 1 ) 1 - 9 2018年9月
共著
「先進化学センサ」ガス・バイオ・イオンセンシングの最新技術“第8節 電気化学検出集積型マイクロ流体デバイス”
他( 担当: 共著 , 範囲: 第8節 電気化学検出集積型マイクロ流体デバイス)
電気化学会、化学センサ研究会 編、 株 TIC 2008年
第5版 実験化学講座5巻 「化学実験のための基礎技術」 “1.1.8 電気泳動法”
茶山健二( 担当: 単著)
(日本化学会/丸善株式会社 2005) 2005年
茶山健二( 担当: 単著)
甲南大学情報教育センター e-learning コンテンツ 2003年
環境計測のための機器分析法
http://kccn.konan-u.ac.jp/chemistry/ia/
調整方法の違いが豆腐のミネラル含有量に及ぼす影響
田中智子, 森下敏子,茶山健二
日本食生活学会誌 17 ( 4 ) 342 - 347 2007年
Control of optically active structure of thioether-phthalocyanine aggregates by chiral Pd(II)-BINAP complexes in toluene and at the toluene/water interface
K.Adachi, K.Chayama, H.Watarai
Chirality ( 18 ) 599 - 608 2006年
DOI: 10.1002/chir.20293
ICP発光分光分析法と原子吸光光度法による豆乳ヨーグルト中微量元素の定量
田中智子, 中山いくよ, 茶山健二
甲南大学紀要 ( 53 ) 85 - 95 2006年
Formation of helical J-aggregate of chiral thioether-derivatized phthalocyanine bound by palladium(II) at the toluene/water interface
K.Adachi, K.Chayama, H.Watarai
Langmuir 22 ( 4 ) 1630 - 1639 2006年
Determination of ammonium in river water and sewage samples by capillary zone electrophoresis with direct UV detection
K.Fukushi, H.Ito, K.Kimura, K.Yokota, K.Saito, K.Chayama, S.Takeda, S.Wakida
J. Chromatogr. A 1106 ( 1-2 ) 61 - 66 2006年
イオン液体生成を利用する化学物質の自動抽出デバイスの開発
茶山健二、稲葉恵梨佳、高津貴正、岩月聡史、永井秀典
第83回分析化学討論会 (富山大学) 2023年5月 日本分析化学会
開催年月日: 2023年5月
国名:日本国
Rapid Co-extraction of Chemical Species into Ionic liquid Formed in an Aqueous Solutions
Kenji Chayama, Yuki Inoue, Aya Uno, Satoshi Iwatsuki
International Conference on Solvent Extraction 2022 (Gothenburg Sweden) 2022年9月 International Committee of Solvent Extraction
開催年月日: 2022年9月
国名:スウェーデン王国
温泉分析における機器分析法について
茶山健二
温泉学会第5回全国大会 (2005年講演)
開催年月日: 2005年11月
"キャピラリー電気泳動法による温泉水の測定とICP発光分光分析法による評価
茶山健二
温泉学会第4回全国大会 (2005年講演)
開催年月日: 2005年11月
キャピラリー電気泳動法による温泉水の分析
茶山健二
温泉学会第3回全国大会 (2004年講演)
開催年月日: 2004年11月
野菜中のミネラル成分及び主要呈味成分、抗酸化作用の分析
2011年9月 - 現在
フィールドワーク
野菜中に含まれるミネラル成分を原子スペクトル法で分析し、甘み、酸味、うま味成分をキャピラリー電気泳動法により測定する技術を開発している。また、抗酸化作用を計測する方法を用い、野菜或いは果物、ジュースの抗酸化作用を測定する技術を応用している。
高大・産学連携による神戸市内の大気中の窒素酸化物NOXの計測
2007年4月 - 現在
フィールドワーク
温度昇降により水溶性ホウ素を分離する親水・疎水制御型ハイブリッド機能高分子の開発
2022年4月 - 2025年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
岩月 聡史, 茶山 健二
イオン液体生成を利用する化学物質の高速抽出分離法の創成
2021年4月 - 2023年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
茶山 健二
担当区分:研究代表者
2021年度には色素分子の共抽出とイオン液体分子の分子構造との相関を検討した。フルオレッセイン或いはマラカイトグリーン等20種類の色素溶液に、BMIm等の陽イオン、Ntf2 等の陰イオンを加え、イオン液体を生成させ、イオン液体相への色素の分配を検討した。これは、①水溶液中よりイオン液体が生成する際に溶液中に共存する化学物質を共抽出し、分離する本法の、基本的な方法論を確立する研究の基礎部分である。
その結果、色素の化学構造、特に官能基の種類(スルホン酸基のような親水性置換基の有無、或いはアルキル期のような疎水性置換基の有無)と数により、イオン液体中に抽出される色素と水溶液中に分配し、イオン液体中には抽出されない色素に分類できることが明らかとなった。
従来のようにイオン液体を合成して、イオン液体抽出する方法では、陽イオンと陰イオンは常に1:1の比で共存するが、本法では、難溶性陽イオンあるいは陰イオン、いずれかの濃度を過剰に加えて、共通イオン効果により、非検体である色素イオンの分配比が増加(あるいは減少)することを確認できた。この時、色素の分配比Dとイオン液体生成平衡時の陽イオンあるいは陰イオン濃度の対数プロットから、抽出される色素が、カチオンの場合はイオン液体を構成する陰イオンをカウンターアニオンとして、また、逆に色素イオンがアニオンの場合は、イオン液体を構成する陽イオンがカウンターカチオンとしてイオン対を形成することが示唆された。
また、予め合成されたイオン液体との2相間分配と比較して、本法で用いる共抽出法を用いると抽出平衡に達する時間がかなり短縮されることが明らかとなった。
フィールドワークでも利用可能な錯体を使った安価なフッ化物イオンセンサーの開発
2020年4月 - 2023年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
外山 真理, 茶山 健二, 長尾 憲治
1)ルテニウム錯体[Ru(Hdpa)2(H2pia)](OTf)2について:実験データの精査・再検討を行った。フッ化物イオン受容サイトであるNHを4つもつ錯体ではあるが、3つのキレート配位子で1つずつフッ化物イオンと反応した-1価の3F-付加体が生成し、-2価の4F-付加体は生成しないことがわかった。更に、今回の錯体では3つのキレート配位子のNH部位の反応に優先度がないことがわかった。そこで、分子モデリングソフトSpartan'20を用いDFT計算を行ったが3つのキレート配位子の反応に有意の差がない理由は明らかにならなかった。しかし、DFT計算とTDDFT計算の結果は、この呈色反応を十分に分子軌道の側面から議論できるものであった。これらの結果をまとめ、論文として投稿する準備を行った(2022年度前期に投稿予定)。
2)コバルト錯体について:① フッ化物イオンの検出剤として機能する [Co(CO3)(Hdpa)2](OTf)の合成法の改良の検討を行った。出発原料を塩化コバルトから硝酸コバルトに替えることで、副生成物の生成が抑えられることがわかった。② 2020年度の研究結果から計画していたフッ化物イオンの受容部位を4つ持つ錯体[Co(Hdpa)2(H2pia)](OTf)3の合成が困難であることが判明した(結果を投稿論文で公開した)。そのため、2021年度はフッ化物イオンの受容部位を3つ持つ[Co(Hdpa)3](OTf)3の合成を試みた。その結果、[Co(Hdpa)3](OTf)2と[Co(CH3COO)(Hdpa)2](OTf)の合成に至った。これらは原料の金属イオンとHdpa配位子を溶液中で攪拌するだけで高い選択性で得られる(収率98%, 93%)。これらの錯体は単結晶構造解析と元素分析により同定を行った。今後はこれらのフッ化物イオンとの反応について調査を進める。
環境応答型高分子の創製と貴金属イオン抽出システムの構築
2008年5月 - 2011年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
本研究では、貴金属イオンに選択性を持つポリチオエーテル誘導体を温度感応性高分子中に共重合することにより、有機溶媒を用いずに選択的な貴金属抽出を可能にするシステムを構築する事が出来た。
大気中のNox測定
提供機関:みなと観光(株) 一般受託研究
2006年4月 - 2008年3月
神戸市内の大気中の窒素酸化物Noxの計測
大気中のNox測定
提供機関:みなと観光(株) 一般受託研究
2004年4月 - 2006年3月
兵庫県循環型社会先導プロジェクトの一環として循環バスの導入が大気中の窒素酸化物Noxの減少に寄与するかを計測する。
内分泌攪乱物質(環境ホルモン)の新規計測法開発に関する研究
一般受託研究
2001年4月 - 2002年3月
2021年度 環境分析・計測化学 分析化学、環境化学、分離分析
研究費の種類: その他
2020年度 環境分析・計測化学 分析化学、環境化学、分離分析
研究費の種類: その他
2022年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
分析化学基礎 (1年次配当 2単位)、分析化学A(2年次配当 2単位)、 応用分析化学 (3年次配当 2単位)、機能分子化学実験A(2年次配当 4単位)、機能分子化学卒業研究(4年次配当 12単位)
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
機能分子化学科では、化学に基盤を置く教育研究を行っているが、分析化学は、化学分野でも基幹的な学問領域であり、化学の基礎と実社会での応用を結び付ける重要な役割を担っている。この分野を学生に理解させ、さらにその応用まで習得させることは、化学系学科においては、非常に重要である。そこで、当該科目を習得させるために、基礎的な化学量論から始まり、分析化学の概要を理解させ、さらにそれを応用した機器分析学の概要を理解させることを教育目標に置き、講義および実習指導を行っている。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
分析化学の講義においては、基礎の化学量論の部分では、高校までに学んできた化学の理論計算がどのくらい理解できているかによって、個々の学習の理解度が全く異なる。この部分を大学初等レベルまで引き上げ、しかる後に化学平衡の理論等を理解させ、最終的には、機器を用いる分析化学を理解するレベルまで導くことを念頭に講義および実習を行っている。1年生の講義においては、分析化学に必要な概念を導入しつつ、科学者として実験等に必要な化学量論的計算を可能にすべく演習を行い、2年生でさらに溶液内化学平衡を用いた理論の取り扱いを可能にし、実験実習で化学の基本技術を習得させながら、理論を実証することにより、化学の理論を体感させる。3年生においては、機器分析で用いられる分析機器の実際をビデオ、コンテンツ等を用いて、理解させ、それが実社会において、どのように利用されているかを学ばせる。
教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
基礎的な分析化学教育においては、自身で考え必要な数値を導き出す論理的な思考を養えるよう演習問題を中心に講義を進めている。高校において、このような理論計算が苦手な学生にとっては、忍耐が必要になるが、この部分で躓く学生をいかに導くかについては、課題を残していることを痛感する。また、機器分析を習得させるうえでは、学生は分析機器をボタンを押すだけのブラックボックスと考えがちなので、非検体より如何にすれば固有の物理信号を得られるかを考えさせるようにしているが、この部分は理解の度合いの検証が必要であり、同じ領域の他大学の教員とも議論を重ねている。
改善点・今後の目標(これからどうするか):
化学の基礎であり、また実社会においては実用的な部分も担う分析化学は重要であり、卒業生がどのくらい分析化学を理解し習得したかが、実社会で問われる部分でもあるため、安易な試行錯誤が教育の質を棄損しないよう、注意しながら改善を行わなければならない。しかし、教育の質向上を絶えず検討しながら、双方向の教育を取り入れていきたいと考える。
根拠資料(資料の種類などの名称):
シラバス、講義資料、授業改善アンケート、学習コンテンツ 環境計測のための機器分析法(http://kccn.konan-u.ac.jp/chemistry/ia/)
2019年4月 - 2021年3月 日本分析化学会 近畿支部長
2016年11月 - 現在 日本溶媒抽出学会 副会長
2007年9月 - 2018年1月 温泉学会 事務局長
2003年9月 - 現在 温泉学会 理事
兵庫県立加古川東高校SSH事業地域アドバイザー
2012年4月 - 2013年3月
標記事業に於いて、専門的なアドバイスを行う
神戸市立六甲アイランド高校後援会長
2011年5月 - 2013年5月
神戸市立六甲アイランド高校スーパーサイエンスハイスクール事業運営指導員
2011年4月 - 現在
六甲アイランド高校におけるSSH事業(文部科学省スーパーサイエンスハイスクール事業)が円滑に行われるための運営指導員
神戸市立高等学校PTA連合会長
2010年6月 - 2011年5月
神戸市PTA協議会副会長
2010年6月 - 2011年5月