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岡邑 衛 (オカムラ エイ)

OKAMURA Ei

職名

准教授

学位

修士(人間科学)(大阪大学)

専門分野

教育社会学、教師教育、特別活動、生徒指導

出身学校 【 表示 / 非表示

  • 関西学院大学   文学部   卒業

    2002年4月 - 2006年3月

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 大阪大学   人間科学研究科   博士課程   単位取得満期退学

    2012年4月 - 2019年3月

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 甲南大学   全学共通教育センター   准教授

    2025年4月 - 現在

学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 千里金蘭大学   栄養学部

    2022年4月 - 2025年3月

  • 甲子園大学   栄養学部

    2017年4月 - 2022年3月

  • 甲子園大学   栄養学部

    2015年4月 - 2017年3月

  • 甲子園大学   総合教育研究機構

    2014年4月 - 2015年3月

  • 東福岡高等学校

    2006年4月 - 2010年3月

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 関西教育学会

    2012年4月 - 現在

  • 日本養護教諭教育学会

    2022年10月 - 2025年4月

  • 日本生徒指導学会

    2017年4月 - 現在

  • 日本特別活動学会

    2014年4月 - 現在

  • 日本教育社会学会

    2010年6月 - 現在

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論文 【 表示 / 非表示

  • 学校と地域との連携の意義―公立中学校における事例をもとに―

    岡邑衛

    甲南大学教職教育センター年報・研究報告書2024年度   37 - 47   2025年3月

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    単著

    出版者・発行元:甲南大学教職教育センター  

    「チームとしての学校」というスローガンが掲げられ、「開かれた学校」への転換が求められている。このことについて、本稿では、第1に、この背景には、教育問題の多様化と学校教員の多忙化、さらには、教育課程行政の地方分権化を認めることができることを明らかにした。第2に、「チームとしての学校」がうまく機能することで、子どもたちがエンパワーされることが期待できると考えられた。第3に、専門性資本論の観点から、「チームとしての学校」が機能することは教員の社会関係資本の増大し、その結果、教員は成長すると考えられた。第4に、学校と地域社会との関係を、事例を基に考察し、「チームとしての学校」の実現が教員と生徒に時間的な余裕を生むと同時に、地域住民と生徒との間に生まれた良い関係性が、生徒の教育に良い影響を与えることが考えられた。これらの社会関係資本の構築、すなわち「チームとしての学校」の実現は多忙化の要因になるかもしれず、また、働き方改革という観点から敬遠されるかもしれない。しかし、長い目で見たときにそれは実現されるべきことがらであると考えられた。

  • 若手教師の成長しづらさ

    岡邑衛

    若手教師の成長 2023-2024年度調査   68 - 81   2025年3月

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    単著

    出版者・発行元:教職キャリア研究会  

    専門性資本論に依拠し、若手教員の成長をめぐり、とくに社会関係資本に着目してインタビュー調査の分析をおこなった。第1に、若手教員の人的資本や個人財としての社会関係資本が以前よりも減少しているということを、管理職をはじめとする年長教員が認識していた。第2に、これらの背景には、学校現場では対応できない教員の質の低下のほか、若手教員の「真面目さ」が要因として語られた。第3に、若手教員に年齢の近い先輩教員に相談しづらい状況が明らかになった。

  • 中学生の校内清掃活動への積極性が教師からの評価に与える影響(査読付) 査読あり

    鈴木翔・歌川光一・岡邑衛

    日本特別活動学会紀要   ( 33 )   59 - 68   2025年3月

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    共著

    出版者・発行元:日本特別活動学会  

    本稿の目的は、どのような中学生が校内清掃活動に積極的に参加しているのか、そして校内清掃活動に積極的に参加している生徒が、教師からどのように評価されているのかを明らかにすることである。第一の知見は、男女ともに「誠実性」が高く、「外的魅力」が低い生徒ほど、清掃活動に積極的に取り組んでいる。また、女子のみ「活発性」が高い生徒ほど、清掃活動に積極的に取り組んでいる。第二の知見は、男女ともに清掃活動への積極性の高さは、他の教育活動への積極性を統制した上でも、教師からの評価に正の影響を与えている。ただし、影響の大きさはどのような生徒であるかによって異なる。

  • 発達支持的生徒指導をめぐる養護教諭の意識と実践(査読付)

    岡邑衛・吉村知容

    千里金蘭大学紀要   ( 20 )   1 - 9   2024年3月

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    単著

    出版者・発行元:千里金蘭大学  

    2022(2022)年12月に改訂された生徒指導提要に示された「発達支持的生徒指導」は、生徒指導の基盤と言っても過言ではない。また、「チームとしての学校」が叫ばれる中、生徒指導における養護教諭の重要性は増しつつある。しかしながら、発達支持的生徒指導を実施するうえでの、養護教諭が果たす役割は明確にされてこなかった。本稿では、発達支持的生徒指導を実施する養護教諭の割合、意識、実践についてアンケート及びインタビューデータを分析した。分析の結果、第1に発達支持的生徒指導を最も実施しているという養護教諭の割合は35%程度に留まること、第2にそれらの養護教諭は保健室の中では見えてこない生徒指導上の問題への省察から、保健室の外に出ようという意識を持つようになったこと、第3にそのような指導ができるかどうかは教職員間のコミュニケーションの度合いや養護教諭の仕事量によるが、それらの課題を克服しようとしていることが見出された。
    岡邑衛・吉村知容
    担当範囲:Ⅰ,Ⅲ,Ⅳ(4-2-1,4-2-3),Ⅴ

  • 中学校吹奏楽部指導者に求められる資質・能力―部活動の地域移行をめぐって―

    岡邑衛

    音楽文化の創造   ( 24 )   1 - 6   2023年4月

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    単著

    出版者・発行元:音楽文化創造  

    2023年度より段階的に開始される中学校部活動の地域移行をめぐって、吹奏楽部の指導者に必要な資質・能力として、教育的愛情、人間性、人権感覚、教育的鑑識眼、音楽的・教育的知識・技能、調整力、マネジメント力を挙げた。この資質・能力は教員に求められるものと重なっており、これらを全て教員以外の人材に求めるのは現実的ではなく、教員の負担を軽減しつつ現状の部活動を維持するならば、教員を増やし学校教育の一環として部活を継続することが現実的であり、一方で、教員の力を借りない部活動を想定するならば、全く新しい部活動の絵を描く必要があることを指摘した。

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • いま必要とされる いのちの教育

    ( 担当: 共著)

    健学社  2025年1月 

  • 生徒指導提要 改訂の解説とポイント ―積極的な生徒指導を目指して-

    ( 担当: 共著)

    ミネルヴァ書房  2023年5月 

  • 2017(平成29)年・2018(平成30)年版学習指導要領対応 キーワードで拓く新しい特別活動

    ( 担当: 共著)

    東洋館出版  2019年8月 

  • 『生徒指導提要』の現在を確認する理解する

    ( 担当: 共著)

    学事出版  2019年4月 

  • 教師のための教育法規・教育行政入門

    ( 担当: 共著)

    ミネルヴァ書房  2018年3月 

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総説・解説記事(Misc) 【 表示 / 非表示

  • 令和5年度人権に関する県民意識調査結果に見る性的マイノリティについての意識

    岡邑衛

    ひょうご人権ジャーナル きずな   ( 9・10月 )   2024年9月

  • 令和5年度人権に関する県民意識調査結果に見るインターネットを悪用した人権侵害についての意識

    岡邑衛

    ひょうご人権ジャーナル きずな   ( 7・8月 )   2024年7月

  • 食育と生徒指導―新しい教育課程と生徒指導上の諸課題等への対応―

    岡邑衛

    月刊生徒指導   ( 12月 )   2020年12月

  • 生徒指導の評価―新しい教育課程と生徒指導上の諸課題等への対応―

    岡邑衛

    月刊生徒指導   ( 1月 )   2020年1月

  • 学校教育の光と影

    岡邑衛

    月刊生徒指導   ( 12月 )   2018年12月

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 養護教諭における生徒指導の現状―A県の養護教諭へのアンケート調査より―

    日本教師学学会第26回大会  2025年3月  聖心女子大学

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    養護教諭による発達支持的生徒指導の実践を可能とする要因を明らかにすることを目的とし、104名の養護教諭に対して実施したアンケート調査を分析した。分析の結果、「小規模校」という学校組織の特性が発達支持的生徒指導を実践可能としていることが明らかとなった。一方で、生徒指導担当教員との連携度合いについては、養護教諭の経験年数や所属する学校種により差がみられたが、経験年数と実践している生徒指導の分類については関連性が見られなかった。吉村知容・岡邑衛・南川和也

  • 吹奏楽部の地域移行の成果と課題

    2024年度日本社会教育学会六月集会  2024年6月  立教大学

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    部活動の地域移行の「改革集中期間」にあたる現在、吹奏楽部の地域移行において見えてきた成果と課題について検討した。文化庁が実施している「地域部活動推進事業」の成果報告書及び事例集のデータを分析した結果、成果としては、生徒への教育的効果が実感されているほか、地域住民の意識の変化に関する興味深い事例が見られた。一方、課題としては、「ひと」「もの」「かね」についてそれぞれ予見可能だった課題が見られ、吹奏楽特有の難しさが表面化していることが明らかとなった。
    岡邑衛

  • 初任期教員の困り感と職場環境の変化

    日本教師学学会第25回大会  2024年3月  秋田大学

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    大阪府下の初任期教員(採用1年目)に実施した教員の力量形成と職場環境に関する2012年と2023年のアンケート調査の分析・比較の結果を報告する。初任期教員の困り感と職場環境への認識について集計した結果、両調査において初任期教員が「授業づくり」に困り感を抱えていること、職場環境への認識は概ね良好であることが判明した。一方で、2時点を比較すると、小・中学校で異なる項目において困り感が増減していること、また職場環境では否定的な変化が見られることも明らかになった。
    岡邑衛・山口真美

  • 若手教師の成長とそれを促す環境に関する一考察―専門性資本論に基づく分析を通して―

    日本教師学学会第25回大会  2024年3月  秋田大学

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    教員の年齢構成や関係性の変化を背景に、若手教師の成長を支援することが難しくなりつつある。そこで本研究では、教師の力量形成に関して「専門性資本」に着目して、これまで関東圏の小学校でインタビュー調査を実施してきた。今回、調査地を大阪府内に移し、小中高等学校で勤務する教員へのインタビュー調査を行った。その結果、同僚教員に相談しないのではなく、できない現状に悩む若手教師の姿や働き方改革による影響を受けつつも、若手教師の成長を促す仕組みを各学校で構築し、その中で成長する若手教師の姿を見出した。
    岡邑衛・島田希

  • 過疎地域に若者を呼び寄せる取り組み-熊本地震被災地域の事例を中心に-

    日本教育社会学会第75回大会  2023年12月  弘前大学

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    熊本地震の被災地である過疎地域にかかわっている人々への聞き取りから、それぞれの取り組みの内容や地域への思い、それらに対する震災の影響を検討した。分析の結果、それぞれの立場から想起する「地域おこし」は、自己実現、「地域のこし」など多様であり、そもそも「地域」が指し示す内容も多様であることが見出された。また、学校が地域の「ハブ」としての役割を果たし、高校魅力化プロジェクトなどを展開していることを見出した。
    〇鈴木勇、〇榎井縁、〇岡邑衛、山本晃輔、、志水宏吉

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科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 学校のどのような取り組みが地域を活性化するのか

    2024年 - 2026年

    学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    鈴木勇

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    担当区分:研究分担者

  • 特別活動の中長期的教育効果の検証に基づいた学習論の構築

    2023年 - 2026年

    学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    鈴木翔

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    担当区分:研究分担者

  • 若手教師への組織的なメンタリングに関する研究―資本論の視点から―

    2020年 - 2024年

    学術振興機構 科学研究費助成事業 若手研究

    岡邑衛

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    担当区分:研究代表者

  • 被災地における若者の「過疎地型移行」に関する研究

    2020年 - 2023年

    学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    鈴木勇

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    担当区分:研究分担者

  • 社会の形成者としての資質を涵養する特別活動の積極的な生徒指導機能の実証的研究

    2018年 - 2021年

    学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    中村豊

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    担当区分:研究分担者

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研究費にかかる研究(調査)活動報告書 【 表示 / 非表示

  • 2025年度  若手教員をエンパワーする校内研修プログラムの開発

    研究費の種類: 教員研究費

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    学校の教育課題が多様化し、教員の多忙化の解消が求められる中、若手教員の割合は年々増加している。若手教員へ有効に機能し、学校現場が活力ある場になるための研修の在り方を、事例調査および文研調査により明らかにする。

 

所属学協会等の委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2025年4月 - 現在   日本教師学学会  編集委員会委員

  • 2025年4月 - 現在   子どものいのちと権利の教育学会  理事

  • 2025年4月 - 現在   子どものいのちと権利の教育学会  編集委員会委員

  • 2024年9月 - 現在   日本特別活動学会  事務局総務部部長

  • 2024年9月 - 現在   日本特別活動学会  常任理事

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社会貢献活動 【 表示 / 非表示

  • 摂津市教育委員会の権限に属する事務の点検及び評価報告書作成にかかる助言

    役割:助言・指導, 報告書執筆

    2024年6月 - 2025年9月

  • 大阪府立北千里高等学校学校運営協議会 委員

    役割:運営参加・支援

    2024年4月 - 2026年3月

 

学内活動 【 表示 / 非表示

  • 2025年4月
    -
    現在

      全学共通教育センター委員   (全学委員会)

  • 2025年4月
    -
    現在

      教職教育センター委員   (全学委員会)

  • 2025年4月
    -
    現在

      総合研究所委員会委員   (全学委員会)