辻井 敦大 (ツジイ アツヒロ)
TUJII Atsuhiro
職名 |
講師 |
学位 |
博士(社会学)(東京都立大学) |
専門分野 |
社会学 |
メールアドレス |
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辻井 敦大 (ツジイ アツヒロ) TUJII Atsuhiro
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立命館大学 衣笠総合研究機構
2021年4月 - 2024年3月
現代社会における骨仏造立の実践と安心感──永続性と無縁化の防止への希求 査読あり
辻井 敦大
共生社会システム研究 14 195 - 219 2021年5月
出版者・発行元:共生社会システム学会
墓の建立と継承──「家」の解体と祭祀の永続性をめぐる社会学
辻井 敦大( 担当: 単著)
2023年2月 ( ISBN: 9784771036901 )
技術と文化のメディア論
梅田拓也 近藤和都 新倉貴仁(編)( 担当: 分担執筆 , 範囲: 第2章 墓石加工技術の変容と死にまつわる平等性)
ナカニシヤ出版 2021年11月 ( ISBN:9784779514821 )
風土的環境倫理と現代社会──〈環境〉を生きる人間存在のあり方を問う
亀山純生(監修), 増田敬祐(編集)( 担当: 分担執筆 , 範囲: 第4章 墓と死と共同性──現代社会における〈不死性の保証〉)
農林統計出版 2020年8月 ( ISBN:9784897324272 )
これからの墓はどうなっていくのか(3)──誰もが墓を持てる状況になる中で人は墓所に何を求めるようになるのか 招待あり
辻井 敦大
月刊住職 26 ( 4 ) 94 - 101 2024年4月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
これからの墓はどうなっていくのか(2)──国の規制にもかかわらず墓が誰でも建てられるようになったのはなぜか 招待あり
辻井敦大
月刊住職 26 ( 3 ) 94 - 101 2024年3月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
これからの墓はどうなっていくのか(1)──国や自治体にとって墓地への対応が変わりつつある理由と問題 招待あり
辻井 敦大
月刊住職 26 ( 2 ) 94 - 102 2024年2月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
【書評】問芝志保『先祖祭祀と墓制の近代──創られた国民的習俗』春風社
辻井 敦大
近代仏教 ( 29 ) 192 - 197 2022年5月
掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等
【書評】デイヴィット・ライアン『ジーザス・イン・ディズニーランド:ポストモダンの宗教、消費主義、テクノロジー』 招待あり
辻井 敦大
Tokyo Academic Review of Books, vol.30; https://doi.org/10.52509/tarb0030 2021年9月
掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等
伴侶動物に対する墓地の成立とその増加──「家族化」を越えた「商品化」の論理に注目して
辻井 敦大
日本社会学会第95回大会自由報告 (追手門学院大学) 2022年11月
開催年月日: 2022年11月
規格化された洋型墓石と家格的秩序を越える平等性──「第2章 墓石加工技術の変容と死にまつわる平等性」
辻井 敦大
日本メディア学会第38期第3回研究会 (オンライン) 2022年2月
都市計画における墓地開発の構想と現実──多摩ニュータウン開発を事例として
辻井 敦大
地域社会学会第46回大会自由報告 (オンライン) 2021年5月
開催年月日: 2021年5月
現代社会における墓と〈不死性の保証〉──先祖祭祀研究の新たな展開に向けて
辻井 敦大
「宗教と社会」学会第27回学術大会個人発表 (京都府立大学) 2019年6月
開催年月日: 2019年6月
「家族化」されない伴侶動物への墓の建立の意味──「日本人の宗教観」の相対化に向けて
2024年4月 - 2029年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業
辻井 敦大
担当区分:研究代表者
家族を越えた伴侶動物への供養の意味 ──「日本人の宗教観」の深淵の解明に向けて
2023年4月 - 2024年3月
公益財団法人サンベルクス真澄財団 助成事業(2023年度)
担当区分:研究代表者
無縁死者祭祀の歴史社会学──合葬墓に対する公衆衛生と福祉の論理のせめぎ合いに注目して
2023年4月 - 2024年2月
公益財団法人 日本科学協会 2023年度 笹川科学研究助成
辻井 敦大
担当区分:研究代表者
墓の建立と継承──「家」の解体と祭祀の永続性をめぐる社会学
2022年4月 - 2023年2月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究成果公開促進費(学術図書)
辻井 敦大
担当区分:研究代表者
伴侶動物に対する墓の成立に関する研究:公衆衛生・都市計画・ペット産業からの検討
2021年8月 - 2023年3月
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
辻井 敦大
担当区分:研究代表者
本年度は、(1)「動物霊園」に関する社会調査、(2)ペット産業に関する資料収集を行った。その詳細は以下となる。
(1)京阪神圏を中心に「動物霊園」ないしは「ペット霊園」と呼称される伴侶動物の遺骨を埋蔵する施設への社会調査を行った。ここではまず、「動物霊園」の多くが人間に対する墓と同じく石塔型の墓石を個別に建てる形式の墓地となっていたが、遺骨を集合的に埋蔵する形式の合葬墓だけが配置されている墓地も存在することを把握した。また、こうした違いに加えて、動物用火葬炉を併設している墓地と火葬炉を設けていない墓地が存在することがわかった。こうした事実から、「動物霊園」、ないしは「ペット霊園」と呼称されている施設は、事業者によって形式や定義が異なることが明らかになった。
(2)国会図書館を中心に、ペット産業に関する資料を収集し、分析した。ここでは、「墓地、埋葬等に関する法律」によって人間の墓地の開発と管理・運営は強く規制されているのに対して、「動物霊園」に対しては法規制が緩く、多様な事業者が参入して「動物霊園」を開発してきたことを把握した。しかし、近年では、動物用火葬炉に対する公衆衛生上の懸念から、「動物霊園」の開発を規制する条例を整備する地方自治体が増えてきていることがわかった。
以上で明らかになった「動物霊園」の形式と開発経緯を踏まえて、今後より分析をすすめていき、2022年度には得られた知見の学会報告と論文投稿を行う予定である。