ファヨル入江 容子 (ファヨルイリエ ヨウコ)
FAYOLLE IRIE Yoko
職名 |
講師 |
学位 |
博士・学術(一橋大学), 修士・哲学(フランス国立レンヌ第一大学), 修士・社会学(一橋大学), 学士・哲学(上智大学) |
専門分野 |
ジェンダー思想史, 脱構築思想, 死生学, 自伝研究, フェミニスト認識論 |
外部リンク |
|
ファヨル入江 容子 (ファヨルイリエ ヨウコ) FAYOLLE IRIE Yoko
|
立命館大学衣笠総合研究機構 間文化現象学研究センター
2024年4月 - 現在
ボルドー・モンテーニュ大学 日本語学科 外国人講師
2020年9月 - 2022年6月
「土星の徴の下」のもうひとつの脱構築―サラ・コフマンにおけるシェイクスピア『ヴェニスの商人』読解― 招待あり 査読あり
ファヨル入江容子
立命館大学人文科学研究所紀要 ( 140 ) 143 - 171 2024年11月
エルザ・ドルラン「人種の母胎(マトリックス)」における「妊娠・出産(マテルニテ)」の問題 招待あり
ファヨル入江容子
大原社会問題研究所雑誌 ( 785 ) 2024年3月
担当区分:筆頭著者
“Janus double face” de Kofman et sa judéité intime : une étude des manuscrits de Rue Ordener, rue Labat 招待あり
SARAH KOFMAN : philosopher autrement 2021年
フランスにおけるインターセクショナリティ(交差性)の受容と新たな社会運動としての発展 招待あり
ファヨル入江容子
リミトロフ 59 - 71 2022年
担当区分:筆頭著者
田辺元「種の論理」における「女性」の不在――「社会存在の論理」(1934-35年)読解 査読あり
ファヨル入江容子
女性空間 ( 37 ) 70 - 82 2020年12月
担当区分:筆頭著者
人種の母胎: 性と植民地問題からみるフランスにおけるナシオンの系譜
ファヨル入江 容子( 担当: 単訳)
人文書院 2024年6月 ( ISBN:4409041274 )
女の一生(上)(下)
鷲見洋一,ファヨル入江容子,松本やよい,向井牧子( 担当: 共訳)
バベルプレス 2015年 ( ISBN:489449518X )
「黄昏の系譜」をひもとく――詩人・橋本真理の痕跡を辿って 招待あり
ファヨル入江容子
イリプス IIIrd ( 11 ) 90 - 91 2025年4月
担当区分:筆頭著者 出版者・発行元:澪標
本エッセイは、2024年10月に逝去した母、詩人・橋本真理を悼んで執筆されたものである。 批評と自伝的記述が交差する本稿は、1960〜70年代、筆者が生まれる以前に書かれた詩的エクリチュールの読解を通じて、死者と再び出会う手段としての「書くこと」の可能性を探っている。 深夜から明け方にかけての静謐な時間に綴られたこの文章は、筆者にとっての個人的な転換点でもあり、分析としてだけではなく、「応答」としての書き方への移行を示すものでもある。 喪失の痛み、記憶、そして彼女の言葉の残響を手がかりに、<痕跡の存在論>を立ち上げる試みとして、本稿は位置づけられる。
添付ファイル: 橋本真理追悼(イリプス11)号.pdf
特集 ジェンダーを考える 招待あり
ファヨル入江容子, 井上たか子, 斎藤かぐみ, 伊達聖伸, 佐藤久理子
『ふらんす』白水社 ( 5月 ) 5 - 5 2024年4月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
【翻訳】エコフェミニズム考―サブシステンス・フェミニズムとヴァナキュラー・エコフェミニズム 招待あり
ジュヌヴィエーヴ・プリュヴォスト, ファヨル入江容子
リミトロフ 2 161 - 182 2023年3月
18 世紀フランスにおける「女性の健康」としての 「母性」概念――エルザ・ドルラン『人種の母胎』を手がかりにして 招待あり
ファヨル入江容子
第48回社会思想史学会、セッション「社会思想におけるリプロダクション:フランス啓蒙期の女性論」 2023年10月
開催年月日: 2023年10月
ヤヌスの双面――アンビヴァレンスをめぐるサラ・コフマンのフロイト読解 招待あり
ファヨル入江容子
ワークショップ 「脱構築の複数性」 (立命館大学衣笠キャンパス) 2023年9月 立命館大学間文化現象学研究センター・立命館大学人文科学研究所
開催年月日: 2023年9月
国名:日本国
「フランスにおける「交差性(インターセクショナリティ)」概念の受容――「普遍主義」との対立をめぐって」
ファヨル入江容子
第5回女性思想研究会 (オンライン) 2022年1月 日仏女性研究学会
開催年月日: 2022年1月
“Janus double face” de Sarah Kofman et sa judéité intime : une étude des manuscrits de Rue Ordener, rue Labat 招待あり
Yoko Fayolle Irie
2019年6月 Ginette MICHAUD et Isabelle ULLERN
開催年月日: 2019年6月
2025年度 ①サラ・コフマンの哲学的自伝作品に関する翻訳と、自伝・ナラティブ研究への理論的展開②京都学派(田辺元・九鬼周造)に対するジェンダー視点からの思想分析
研究費の種類: 教員研究費
【研修会参加】ナラティブ・エクスポージャー・セラピー研修会修了
森茂起 オルファ心理研究所 2025年3月
公認心理師のみならず、人文科学研究者にも門戸が開かれた「Narrative Exposure Therapy(NET)」1日半研修会に参加・修了。死生学の文脈における喪失・トラウマ経験者へのインタビュー技術の習得を目的とした。また、ライフプラン教育、子どもの哲学教育への応用も視野に入れた実践スキルの向上を図った。
役割:企画
甲南大学人間科学研究所 2025年2月
対象: 小学生
2025年2月24日、「なくなる」(つまり「喪失」)をテーマに【ワークショップ】子どもの哲学を開催した。
演出家・川口智子氏、俳優・稲継美保氏を講師に迎え、哲学的対話と身体表現を組み合わせたワークショップを実施した。
活動内容は、
・かくれんぼを通じた「存在と不在」の体験、
・紙粘土で制作したオブジェを隠す遊び、
など、身体を動かしながら思考を深めるアプローチを中心に展開した。
子どもたちは遊びの中から自然に問いを立て、自由な発想で活発な議論を行った。
ワークショップ終了後には、
・「哲学を甲南大学で勉強したい!」
・「今度はいつあるの?」
といった感想が寄せられ、子どもたちにとって学びの楽しさと探究の喜びを体感できる場となった。
【司会】日本フランス語フランス語文学会2024年度秋季大会:周貴子氏「フランソワーズ・サガン『悲しみよこんにちは』と『あ る微笑』に描かれた非順応主義者たち」
役割:パネル司会・セッションチェア等
関西学院大学(西宮上ケ原キャンパス) 2024年10月
種別:学会・研究会等
【訳書解説】公開合評会 エルザ・ドルラン『人種の母胎―性と植民地問題からみるフランスにおけるナシオンの系譜』を読む
役割:パネル司会・セッションチェア等
神戸大学文学部フランス文学専修・廣田郷士 2024年7月
種別:学会・研究会等
【逐次通訳】翻訳刊行記念エルザ・ドルラン講演会「性と人種の交差性―『人種の母胎』を読む 国際学術貢献
役割:企画立案・運営等, パネル司会・セッションチェア等
甲南大学 ( 甲南大学 ) 2024年5月
気鋭の哲学者エルザ・ドルラン(仏トゥールーズ大学)氏を甲南大学に招き、2024年6月に翻訳刊行の著書『人種の母胎――性と植民地問題からみるフランスにおけるナシオンの系譜』について、ご講演いただいた。
鵜飼哲氏(一橋大学名誉教授)に討論者としてご登壇いただき、第二部では鵜飼氏のコメントに続き、ドルラン氏との有意義なディスカッションがなされた。会場からの質問もあり、充実した講演会となった。
なお、当初、私が本会の司会と通訳双方を行う予定であったが、第二部のディスカッションでは、通訳のみを担当し、西欣也氏(甲南大学教授)が司会を務めた。
添付ファイル: エルザ・ドルラン講演会チラシ会場変更0605.pdf
「サラ・コフマンとジャック・デリダ――隠喩・忘却・鍵」というタイトルでコメンテーターとして発表
:脱構築研究会、科研費基盤研究(C)「20世紀後半フランスのフロイト派における構造概念の用法 と応用精神分析の展開の解明」(研究代表・佐藤朋子) ( 金沢大学 サテライト・プラザ2階講義室 ) 2023年4月