野村 和宏 (ノムラ カズヒロ)
NOMURA Kazuhiro
職名 |
特命教授 |
専門分野 |
パブリック・スピーキング、スピーチ・コミュニケーション、英語教育 |
メールアドレス |
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外部リンク |
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野村 和宏 (ノムラ カズヒロ) NOMURA Kazuhiro
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甲南大学 グローバル教養学環 学環長 教授
2024年4月 - 現在
甲南大学 教授 グローバル教養学位プログラム(STAGE)開設準備委員会委員長
2022年9月 - 2024年3月
甲南大学 全学共通教育センター 教授
2022年4月 - 現在
甲南大学 教授 共通教育充実化タスクフォース サブタスクフォース(1)リーダー
2021年7月 - 2022年9月
甲南大学 教育学習支援センター 教授 教職課程カリキュラム小委員会委員
2021年4月 - 2024年3月
神戸市外国語大学 名誉教授
2021年4月 - 現在
神戸市外国語大学 外国語学部 英米学科 教授
2004年4月 - 2021年3月
国名:日本国
流通科学大学 情報学部他 助教授、教授
1992年4月 - 2004年3月
国名:日本国
帝塚山学院短期大学 文学部 英文専攻 専任講師、助教授
1980年4月 - 1992年3月
国名:日本国
Effects of Personality Traits and Affective Factors on English Prosodic Features in Japanese University Students: Acoustic and Physiological Analyses 査読あり
Hiroko Nakamura, Namie Saeki, Kazuhiro Nomura
JACET Journal ( 69 ) 2024年
共著
There is a substantial body of work focused on the effect of affective factors on L2 learning. Most of these studies, however, are based on questionnaires and self-reports. This study aims to objectively explore the effects of trait-anxiety on state-anxiety by measuring heart rate and pitch changes during L2 oral reading tasks. Fifty-four university students read a passage in the following sequence: first in English, then in Japanese, and in English again. The heart rate and pitch changes at the sentence level were compared between the first and second English readings. Results showed that participants with higher affective factors did not exhibit significant difference in heart rate, whereas those with lower affective factors indicated a significantly higher heart rate during the first reading compared to the second. Similarly, participants with higher affective factors did not show a significant difference in maximum fo between the first and second readings while those with lower affective factors demonstrated a significantly higher maximum fo during the first reading than the second. Furthermore, fo range was narrower for the high affective group than the low affective group. These findings highlight the impact of both trait-anxiety and state-anxiety on L2 speaking.
L1およびL2における情意要因が英語朗読時の心拍数や韻律的特徴に与える影響 査読あり
中村弘子、佐伯林規江、野村和宏
『ことばの科学研究』 ( 24 ) 55 - 76 2023年5月
パブリック・スピーカーとしての教師―語りの力
野村和宏
『甲南大学教職教育センター年報・研究報告書』2022年度 2022年度 31 - 43 2023年3月
担当区分:筆頭著者
学生の意欲を高める対面、オンライン、ハイブリッド授業 ― What, How, and Why
野村和宏
甲南大学 国際言語文化センター『言語と文化』 ( 26 ) 19 - 38 2022年3月
担当区分:筆頭著者
Hiroko Nakamura, Kazuhiro Nomura, Namie Saeki
English Language Teaching 13 ( 8 ) 178 - 178 2020年7月
共著
出版者・発行元:Canadian Center of Science and Education
This study investigated the influence of communication apprehension and anxiety in second-language (L2) learning on oral performance of Japanese university students in terms of F0 (fundamental frequency) analysis. The participants were English-major students (3 males and 6 females) who presented at an oral communication festival for university students. The F0 analysis consisted of a mean F0 and F0 range. The participants’ utterances were digitized and analysed with Praat. Participants also completed two structured closed-ended questionnaires: a Personal Report of Communication Apprehension (PRCA) and a Foreign Language Classroom Anxiety Scale (FLCAS). One subscale of PRCA is Speech Anxiety (SA) that measures apprehension in public speaking. Acoustic analysis of F0 was conducted of the utterances provided by the students and their F0 data during rehearsal and the actual performance settings. The results revealed a significant difference in mean F0 between the rehearsal and actual performance. Mean F0 was significantly correlated with SA. These results suggest that students tend to show higher speech anxiety during an actual performance setting that is also reflected by a higher speaking F0.
『CREATIVE English Communication III』文部科学省検定高等学校コミュニケーション英語教科書 (編集代表)
野村和宏他( 担当: 共編者(共編著者) , 範囲: 編著書(編集代表))
第一学習社 2023年4月
『CREATIVE English Communication II』文部科学省検定高等学校コミュニケーション英語教科書 (編集代表)
野村和宏他( 担当: 共編者(共編著者) , 範囲: 編著書(編集代表))
第一学習社 2022年4月
『CREATIVE English Communication I』文部科学省検定高等学校英語コミュニケーション教科書 (編集代表)
野村和宏, 編者( 担当: 共編者(共編著者))
第一学習社 2021年4月
Interpretive Reading "It's Christmas" by Louise Abney
第29回大学英語教育学会オーラル・コミュニケーション・フェスティバル (文教大学足立キャンパス) 2024年12月 大学英語教育学会オーラル・コミュニケーション研究グループ
Effects of Personality Traits and AffectiveFactors on English Prosodic Features inJapanese University Students: Acoustic andPhysiological Analyses
Hiroko Nakamura, Namie Saeki, Kazuhiro Nomura
The 63rd JACET International Convention 2024年8月 Japan Association for College English Teachers
開催年月日: 2024年8月
There are only a limited number of studies that focus on the effects of L2 anxiety on prosody. (Baran-Łucarz, 2011; Szyszka, 2011) This study aims to explore objectively whether shyness and communication apprehension (CA) in both L1 and L2 affect pitch at the word level in English oral reading and spontaneous speech based on physiological and acoustic analyses. The participants were 38 university students (14 males, 24 females). The study utilized three questionnaires to measure shyness (Trait Shyness Scale), L1 CA (the Personal Report of Communication Apprehension), and L2 CA (8 items from the Foreign Language Classroom Anxiety) along with the Versant speaking test to examine oral proficiency. The procedure was as follows: The study participant was instructed to wear a smartwatch to measure heart rate (HR) and complete a series of tasks. These tasks included reading an English text, reading a Japanese version of the same text, reading the original English text again, speaking about a personal happy experience for one minute, and completing questionnaires. Comparative analyses were conducted on the first English reading, the second English reading, and the spontaneous speech. The target word for analysis was ‘happy’, which was extracted from both the English passage and the spontaneous speech. The significant findings include : 1) Participants with higher levels of CA in public speech did not exhibit any changes between the first and second readings and displayed the highest heart rate (HR) during spontaneous speech. 2) Participants with higher levels of CA in their second language (L2) exhibited a narrower pitch range during spontaneous speech than those with lower CA in L2. These results suggest that individuals with higher levels of anxiety feel nervous during the first, second readings, and spontaneous speech, and appear to be less proficient in word stress.
Cultivating Global Connetions: A Cross-Cultural COIL Initinative on Sustainability 国際共著
Shari Yamamoto, Kazuhiro Nomura, Tetsuya Takeno, Mariko Karatsu
Summer Institute on International Educationk Japan 2024年8月 Research Consortium for the Sustainable Promotion of International Education (RECSIE)
"Reunion in Tears" by the Father of Izuru (Oral Interpretation)
野村和宏
第28回大学英語教育学会オーラル・コミュニケーション・フェスティバル (青山学院大学) 2023年12月 大学英語教育学会オーラル・コミュニケーション研究会
開催年月日: 2023年12月
大学英語教育学会(JACET)学会賞(実践賞)
2003年9月 大学英語教育学会(JACET)
オーラル・コミュニケーション研究会
大学英語教育学会(JACET)学会賞(新人賞)
1994年9月 大学英語教育学会(JACET)
野村和宏
性格・情意要因がスピーキング力に与える影響とプロソディ指導の効果について
2022年4月 - 2025年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
中村 弘子, 佐伯 林規江, 野村 和宏
2024年度 パブリック・スピーキング、スピーチ・コミュニケーション研究、日本人英語学習者の英語発話に及ぼす要因の分析
研究費の種類: 科学研究費
2024年度 パブリック・スピーチの理論と指導法、評価方法の研究 、メディアとテクノロジーの外国語教育への応用
研究費の種類: 教員研究費
2023年度 パブリック・スピーキング、スピーチ・コミュニケーション研究、パブリック・スピーカーの観点から教師の語りの分析
研究費の種類: 教員研究費
2023年度 パブリック・スピーキング、スピーチ・コミュニケーション研究、日本人英語学習者の英語発話に及ぼす要因の分析
研究費の種類: 科学研究費
2022年度 パブリック・スピーキング、スピーチ・コミュニケーション研究、パブリック・スピーカーの観点から教師の語りの分析
研究費の種類: 教員研究費
ジャパンタイムズ社 英語レシテーションコンテスト 全国第5位
1998年12月 ジャパンタイムズ社
流通科学大学賞
1994年9月 流通科学大学
パブリック・スピーチの指導と学会発表、およびMD(ミニディスク)を中心とした教育機器の授業への応用と学会発表に対して評価を受けた。
ジャパンタイムズ社 英語レシテーションコンテスト 全国第5位
1993年12月 ジャパンタイムズ社
2022年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
中国の古いことわざに「啐啄同時」というものがある。「啐啄」とは、幼鳥が孵化したとき、卵の殻を内側から強くつついて破ろうとすることであり、同時に親鳥が卵の殻を外側からつついて破ろうとするのを助けるという意味である。この2つの動作が同時に起こることで、最大限の効果を発揮する。学びに向かう学生の意欲をいかに教師が引き出せるか、これはひとえに授業という時間と空間を共有する経験の中で、教育者の責任と考えている。 さらに学生の前に立つプロの教師として、いつ誰に見てもらってもよい授業を行う責任があると考えている。そのため授業はこれまでも常に公開授業をやっているという意識で取り組み、実際に公開も行ってきた。
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
教育とは、教室で共に学ぶ学習者同士、あるいは教師と生徒との人間同士の交流である。生徒の能力開発に取り組み、生徒が言語を使って考えを深め、より効果的にコミュニケーションをとり、問題を解決できるよう、生徒の才能に付加価値を与えることが教師の使命であると考えている。知識や情報の伝達という観点では、教師からの一方的な情報発信が明確に行われることで実現できるが、上記のような学習環境を実現するために、教室で対面による授業の空間と経験の共有を大切にしている。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
文部科学省の新学習指導要領にも明記されているように、「何を教えるか(学ぶか)」から「どう教えるか(学ぶか)」、さらには「何ができるようになるか」に重点が移ってきている。コミュニケーション言語としての英語を考えるとき、学生は習得した知識をどのように実践的な英語力に変えていくか、そのプロセスにおいて明確な学習目的を持ち、自己効力感をもって、英語学習に深く関わり続けることができる授業作りをめざしている。理想とする授業については「学生が毎時間、期待感を持って教室に向かい、教室で共に学ぶことの喜びと意義を感じ、学習の達成感の余韻を味わって教室を離れることのできる授業」を掲げている。この考えは現在に至るまで変わっていない。
教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
学生の学習状況の評価については、既に論文にまとめている。(「大学の外国語教育における形成的学習評価とフィードバック」2001年)。ここでは学生の学びの成果を可視化するために、学期の最後に行われる総括的評価ではなく、平常の学習の取組みや積み重ねに対する形成的学習評価を全面的に取り入れ、それを学生にいかにフィードバックするかを具体的に論じた。学期途中で、数回、その時点での成績表を個人ごとに印刷して返却し、学生各自が自分のその段階での学びの成果を確認し、今後さらに向上できる部分、あるいは改善すべき学びの姿勢などが確認できるようにした。欠席が増えたり、課題の提出がおそろかになっている学生は途中段階で成績に大きく影響することを知り、確実に学習態度が変わる。この形成的学習評価の方法は20年以上にわたって現在でも継続している。最終的に学生に対してつける成績は、教員と学生の双方が納得できるものでなければいけないと考えている。こうした形成的学習評価システムを取り入れたことにより、成績発表後の学生からの成績問合せは受けていない。
改善点・今後の目標(これからどうするか):
大学教員としての教歴が42年となり、残りの年数は少なくなった。また大学院英語教育学専攻で現職の英語教員の指導にも携わってきた。その中で大切なことは、自らをふり返りながら変化と成長をめざす「リフレクティブ・プラクティス」の考え方である。これまでの経験から自ら得た学びを大切にし、毎時間の授業が目の前の学生との一度きりの授業であるということを忘れずに、充実した学びにつながるように努力を続けたい。
根拠資料(資料の種類などの名称):
前述の論文以降の教育実践の成果は「自律的学習を促す形成的学習評価とポートフォリオの活用」(2019年)論文にまとめた。本学における2021年度授業改善アンケート結果に加え、2020年度までの前任校での授業改善アンケート結果において、ほとんどの担当科目で4点台後半から5点満点の満足度を得ている。
2024年1月 - 2025年3月 神戸市教育委員会 これからの市立高等学校のあり方に関する有識者会議委員
近畿地区高等専門学校英語プレゼンテーションコンテスト審査委員長
役割:講師
近畿地区高等専門学校 2024年11月
兵庫県高校生英語スピーチコンテスト審査員長
役割:講師
兵庫県高等学校研究会英語部会(高英研)スピーチ部会 2024年11月
兵庫県立北須磨高等学校1年生全員に講演
役割:講師
兵庫県立北須磨高等学校 2024年9月
神戸市立葺合高等学校国際科・普通科1年生に講演
役割:講師
神戸市立葺合高等学校 2024年9月
兵庫県立国際高等学校進路ガイダンス1年、2年生160名に講義
役割:講師
兵庫県立国際高等学校 2024年8月