真崎 克彦 (マサキ カツヒコ)
MASAKI K.
職名 |
教授 |
学位 |
開発研究博士号(サセックス大学大学院), 国際開発学修士(コーネル大学大学院), 社会学士(関西学院大学) |
専門分野 |
開発研究、国際協力論, |
外部リンク |
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真崎 克彦 (マサキ カツヒコ) MASAKI K.
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甲南大学 マネジメント創造学部 教授
2014年4月 - 現在
甲南大学 マネジメント創造学部 准教授
2012年4月 - 2014年3月
Exploring the ‘partial connections’ between growth and degrowth debates: Bhutan’s policy of Gross National Happiness 査読あり
Masaki, K.
Journal of Interdisciplinary Economics 34 ( 1 ) 86 - 103 2022年
単著
「国民総幸福(GNH)批判の学術的検討―アクターネットワーク論から逆照射する」 査読あり
真崎克彦、Jit Tshering
『ブータン学研究』 4 2021年3月
共著
「文化の多様性を尊重したSDGsのあり方とは?― 脱成長論の科学的方法論を手がかりに考える」
真崎克彦
関根久雄編 『持続可能な開発における〈文化〉の居場所 ―「誰一人取り残さない」開発への応答』春風社 2021年1月
単著
A critical analysis of degrowth debates through the lens of Gross National Happiness (GNH): Refraining from the conventional view of plurality 査読あり
Masaki, K.
Journal of Bhutan Studies 45 36 - 69 2021年
単著
Community economies in support of people’s livelihoods: A case of a dairy cooperative of a mountain village in Bhutan
Masaki, K.
Journal of Asia-Pacific Studies(『アジア太平洋討究』、早稲田大学) ( 42 ) 161 - 178 2021年
共著
『グローバル開発協力論を考える―SDGs時代のパートナーシップのあり方』
重田康博・真崎克彦・阪本公美子( 担当: 共編者(共編著者))
明石書店 2019年10月
『「幸福の国」と呼ばれて―ブータンの知性が語るGNH(国民総幸福)』(キンレイ・ドルジ 著)
真崎克彦・菊地めぐみ( 担当: 共訳)
コモンズ 2014年7月 ( ISBN:4861871174 )
『支援・発想転換・NGO-国際協力の「裏舞台」から』
真崎克彦( 担当: 単著)
新評論 2010年9月 ( ISBN:978-4-7984-0835-6 )
『東南アジア・南アジア 開発の人類学(みんぱく実践人類学シリーズ6)』
信田敏宏・真崎克彦( 担当: 共編者(共編著者))
明石書店 2009年4月 ( ISBN:978-4-7503-2929-1 )
『変容する参加型開発-「専制」を超えて』(サミュエル・ヒッキィ・ジャイルズ・モハン編著)
真崎克彦・谷口英里( 担当: 共訳)
明石書店 2008年2月 ( ISBN:978-4-7503-2713-6 )
"What is the Significance of Gross National Happiness (GNH)?" 招待あり
Masaki, Katsu
Social Innovation Forum: New Society & New Economy (ChungNam Innovation Center)
開催年月日: 2022年3月
"Community Economies in Support of People’s Livelihoods: A Case of a Dairy Cooperative of a Mountain Village in Bhutan" (oral presentation)
Masaki, Katsu
3rd Sustainability and Development Conference (University of Michigan)
開催年月日: 2022年1月
"Community Economies in Support of People’s Livelihoods: A Case of a Dairy Cooperative of a Mountain Village in Bhutan" (poster presentation)
Masaki, Katsu
9th International Conference on Sustainable Development (Columbia University )
開催年月日: 2021年9月
「多遍性(pluriversality)研究の背景と意義」
真崎克彦
第22回 国際開発学会 春季大会 (文教大学)
開催年月日: 2021年6月
"A critical analysis of degrowth through the lens of Gross National Happiness (GNH)" 招待あり
Masaki, Katsu
Workshop 7 on Gross National Happiness (GNH) (Royal Institute of Management (RIM))
開催年月日: 2021年4月
2014年度 国際開発学会奨励賞(「「〈対話〉論的シティズンシップ」をブータン村落で考える―民主的な〈対話〉の実現に向けて」 『国際開発研究』22(1)所収)
2015年11月 国際開発学会
真崎克彦
2022年度 オルタナティブ発展・開発論
研究費の種類: 教員研究費
2021年度 オルタナティブ発展・開発論
研究費の種類: 教員研究費
2020年度 オルタナティブ発展・開発論
研究費の種類: 教員研究費
インターンシップの企画・運営
アジアでの体験学習
地域連携を通した初年次教育
社会人向けの授業の一般開放
2020年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
公共政策の実践Ⅱ(2・3・4年次配当、2単位)、公共経営の先端Ⅲ(2・3・4年次配当、2単位)、フィールドワーク(1・2・3・4年次配当、2単位)、基礎リテラシー(1年次配当、6単位)、研究プロジェクト[前・後期1科目ずつ](2・3・4年次配当、6単位)、卒業研究プロジェクト(4年次配当、6単位)
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
マネジメント創造学部では、社会の中で「生き抜く力」や「物事をやり抜く力」(=現実問題を把握し、それらに対処する力)を育てることを目指す。そこで担当授業では、経済や経営をめぐる今日の諸課題について教える中、現行の経済や経営のあり方のどこに問題があり、それにどう向き合えば良いのかを考えてもらう機会を提供してきた。経済学や経営学で扱われる一般的・抽象的な理論・モデルを、具体的な社会的文脈に即して「駆動」する力を伸ばしてもらう一助になれればという思いで、教育に取り組んでいる。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
上記の教育目標の達成に向けては、第一に、授業では経済や経営の諸課題を、活きた事例に引きつけて教えようとしてきた。時事問題や事例に引きつけて授業内容を理解できるよう、配布資料(新聞や雑誌の記事など)と動画(映像作品やテレビ番組など)を用いている。第二に、経済や経営の諸課題が生まれるからくりを、それらの背景にある歴史や地勢などの具体的・特殊的な要因に絡めて伝えるようにしてきた。そうすることで、経済や経営に関する諸課題がどう生まれてきたのかを理解してもらうとともに、それら諸課題の生起が自明ではなく、現在の経済や経済のあり方が(自明のものではなく)別様にもなり得ると考えてもらうようにしている。第三に、少人数クラスでは、学生によるグルーワーク・報告を軸として進めることで学生主体の授業運営を行う一方、大人数の講義では、授業後にフィードバックペーパーを書かせることで学生たちの理解度や要望を把握するよう努めている。
教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
学生の理解度や意欲についての差が顕著に見られる。社会の中で「生き抜く力」や「物事をやり抜く力」といった場合、卒業や就職といった直近の問題が気になって、より広い観点より現実問題のありかを把握しようという姿勢を取れる学生は多くはないと感じる。そこで上記の通り、学生主体の授業運営や学生たちとの意思疎通に努めてきた。それでも昨今の社会情勢を反映してか、学生たちの姿勢に変動が起きつつあると実感している。
改善点・今後の目標(これからどうするか):
授業評価(自由記述)では、授業内容についていくことの難しく感じる学生たちより、「話が次々と展開されるので、ついていくのが難しい」といった感想がしばしば表明されてきた。そうした事態にできるだけならないよう、今後は各回の授業で話すポイントをまとめたスライドを見せるようにしたい。
根拠資料(資料の種類などの名称):
シラバス、講義資料、リアクションペーパー、授業改善アンケート(自由記述欄)
『ブータン マネジメント研究』誌 、編集委員会 委員、王立経営大学(ブータン)
2021年3月 - 現在
「ブータン王国シンカル村における所得向上と住民共助による生活基盤の継承・発展」 プロジェクトマネージャー、国際協力機構(JICA)
2017年4月 - 2021年2月
日本ブータン友好協会 理事
2015年2月 - 現在
ブータン「住民関与を通じた地方行政支援プロジェクト」支援委員会 委員、国際協力機構(JICA)
2014年4月 - 2021年3月
「地方ガバナンス支援プログラム」 政策アナリスト、国連開発計画(UNDP)アフガニスタン事務所
2010年12月 - 2011年12月