平井 健介 (ヒライ ケンスケ)
HIRAI Kensuke
職名 |
教授 |
学位 |
博士(経済学)(慶應義塾大学) |
専門分野 |
日本植民地、台湾、近代アジア |
外部リンク |
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平井 健介 (ヒライ ケンスケ) HIRAI Kensuke
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甲南大学 経済学部 教授
2021年4月 - 現在
甲南大学 経済学部 准教授
2014年4月 - 2021年3月
甲南大学 経済学部 経済学科 講師
2012年4月 - 2014年3月
〔非常勤〕関西大学大学院 経済学研究科
2023年10月 - 2024年3月
〔非常勤〕関西大学大学院 経済学研究科
2023年10月 - 2024年3月
〔非常勤〕京都大学 経済学部
2021年10月 - 2022年3月
立教大学経済研究所
2021年4月 - 2023年3月
名古屋大学大学院経済学研究科附属国際経済政策研究センター
2019年4月 - 2019年9月
経営史学会
2009年4月 - 現在
社会経済史学会
2005年4月 - 現在
日本植民地期台湾における肥料市場の形成と構造
科学技術振興調整費による中核的研究拠点(COE)育成
研究期間: 2009年4月 - 現在
日本植民地期台湾の対外経済関係の変容
(選択しない)
研究期間: 2003年4月 - 現在
energy use in the sugar industry in colonial Taiwan (1895-1945) 査読あり
HIRAI, Kensuke
Asian Review of World Histories 9 ( 1 ) 59 - 81 2020年12月
平井健介( 担当: 単著)
東京大学出版会 2017年9月 ( ISBN:978-4-13-046123-8 )
【内容紹介(出版社サイトより)】
製糖業を帝国全体に勃興した総合的な産業としてとらえ,肥料や加工に必要なエネルギー,包装材といった資材など複合的な視点から,躍動的なネットワークと市場構造を明らかにする.世界との関係性のなかで日本植民地をとらえるアジア近代経済史.
【内容紹介(「甲南大学図書館」教員自著紹介より)】
「台湾や韓国の経済発展は日本の植民地支配のおかげである」。この説明は、日本の植民地支配を正当化する際にしばしば持ち出されます。「支配によって発展できた」というのは絶望的ではありますが、本当にそうだったのかもしれません。どちらなのでしょう?本書は、日本植民地で最大の産業であった製糖業を事例に、日本植民地とアジア地域の相互連関の存在を証明することで、この問いに挑戦した研究書です。
【書評】
大澤篤氏『アジア研究』64(3)、2018年。
加納啓良氏『歴史と経済』61(1)、2018年。
李昌玟氏『日本植民地研究』30、2018年6月。
一ノ瀬雄一氏『中国研究月報』72(8)、2018年8月。
藤田幸敏氏『経営史学』53(3)、2018年12月。
堀和生氏『社会経済史学』84(4)、2019年2月。
堀内義隆氏『歴史学研究』981、2019年3月。
古田和子, 太田淳, 石川亮太, 小川道大, 柿崎一郎, 蓮田隆志, 平井健介, 村上衛, 脇村孝平( 担当: 分担執筆)
岩波書店 2024年1月 ( ISBN:4000616269 )
最新の知見に基づき東アジア・東南アジア・南アジア全域を俯瞰する通史。政治・社会のしくみ、環境や生活文化にも着目し、アジア域内の連関・比較の観点も重視して、人びとの営みの総体としての経済の歴史を描く。上巻は一九世紀までを扱う。(出版社ウェブサイトより)
二つの大戦と帝国主義II 20世紀前半 (岩波講座 世界歴史 21巻)
藤原, 辰史, 池田, 嘉郎, 中野, 耕太郎, 飯塚, 正人, 永原, 陽子, 吉沢, 誠一郎, 石井, 香江, 篠原, 琢, 野村, 親義, 平井, 健介, 中村, 隆之, 田中, ひかる, 高嶋, 航, 小野, 仁美, 長井, 伸仁, 三澤, 真美恵, 武内, 房司( 担当: 分担執筆 , 範囲: 「日本植民地の経済ー台湾と朝鮮ー」)
岩波書店 2023年2月 ( ISBN:400011431X )
帝国主義・植民地主義の継続と二度にわたる世界大戦は、地球上のあらゆる人々の関係や労働、生き方、国家や社会のありようを大きく左右した。第二〇巻とともに二〇世紀前半を扱う本巻では、社会・経済の変容や民族・思想・文化といった側面に光をあて、二つの大戦をはさんだ世界史の連続性と非連続性を考える。
山口, 輝臣, 福家, 崇洋( 担当: 分担執筆 , 範囲: 「コラム7 植民地政策論」)
筑摩書房 2022年8月 ( ISBN:448007502X )
明治以来の「国体」の確立と文明化推進の動きはこの時期に変容し、現存する日本を改造し解放への希望を与える思想と運動が盛んとなった。国家主導だった文明化と「国体」の設定を、民衆の側から再設定する動きが広がり、知識人や運動家がその動きを担っていく。こうした大正期の多様な思想を15のテーマと11のコラムで、最新の研究成果と学術的知見を交えつつわかりやすく解き明かす。
千住一, 老川慶喜編( 担当: 分担執筆 , 範囲: 第8章(平井健介「日本植民地期台湾における旅人宿」))
日本経済評論社 2022年2月 ( ISBN:9784818826069 )
【内容紹介(出版社サイトより)】
帝国日本の拡大はいかなる観光を生み出し、観光はいかに帝国日本を支えたのか。 内地、台湾、朝鮮、満洲、青島の観光開発、誘致事業、メディア表象に着目した10の論考を収録。観光史・鉄道史・経済史・メディア史の研究者が日本の近代と観光の関係に迫る。
(資料)日本統治期台湾の糖業技術官僚のキャリア表(Ⅰ):糖業試験場~中央研究所農業部糖業科(1907~31年)
平井健介
甲南経済学論集 64 ( 3・4 ) 79 - 99 2024年3月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)
(書評)大豆生田稔『戦前日本の小麦輸入:1920~30年代の環太平洋貿易』 招待あり
平井健介
アジア経済 65 ( 1 ) 66 - 69 2024年3月
掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等
(書評)久保亨・瀧下彩子編『戦前日本の華中・華南調査』(東洋文庫、2021年)ー日本植民地期台湾経済史の視点からー 招待あり
平井健介
近代中国研究彙報 45 165 - 171 2023年3月
掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等
(解説)日本植民地の経済ー台湾と朝鮮ー 招待あり
平井健介
永原陽子・吉澤誠一郎責任編集『二つの大戦と帝国主義Ⅱ-20世紀前半』〔岩波講座世界歴史21〕岩波書店 241 - 260 2023年2月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)
(解説)植民地政策論 招待あり
平井健介
山口輝臣・福家崇洋編『思想史講義【大正篇】』筑摩書房 175 - 178 2022年8月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)
日本人の植民地進出と阪神雑貨(コメンテーター:谷ヶ城秀吉、陳來幸)
平井健介
社会経済史学会中国四国部会2023年度大会シンポジウム (香川大学) 2023年12月 社会経済史学会中国四国部会
国名:日本国
主旨説明(近代における阪神地域の産業・貿易とアジア諸地域の社会経済的変化)
平井健介
社会経済史学会中国四国部会2023年度大会シンポジウム (香川大学) 2023年12月 社会経済史学会中国四国部会
国名:日本国
日本植民地期台湾における旅人宿(千住一・老川慶喜編著『帝国日本の観光』合評会)
平井健介
日本植民地研究会2022年度秋季研究会 (京都大学 and online) 2022年11月 日本植民地研究会
国名:日本国
学会賞 観光著作賞(学術)
2023年6月 日本観光研究学会 『帝国日本の観光ー政策・鉄道・外地』
千住一, 老川慶喜, 渡邉恵一, 李良姫, 杉山里枝, 高嶋修一, 曽山毅, 平井健介, 林采成, 高媛
日本植民地化直後の台湾における日本人雑貨商の経営に関する実証研究
2022年4月 - 2026年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
平井健介
担当区分:研究代表者
水資源からみる東アジアの都市経済史
2019年4月 - 2022年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
木越 義則, 平井 健介, 竹内 祐介
担当区分:研究分担者
近代アジアにおける「阪神雑貨」が及ぼす社会経済的変化に関する実証研究
2019年4月 - 2022年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
平井 健介, 上田 貴子, 竹内 祐介, 古田 和子, 瀬戸林 政孝, 工藤 裕子, 小林 篤史
戦前期東アジアにおける観光現象と鉄道事業の相互性に関する総合的研究
2017年4月 - 2020年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
千住 一, 渡邉 恵一, 杉山 里枝, 老川 慶喜, 高 媛, 曽山 毅, 李 良姫, 高嶋 修一, 林 采成, 平井 健介
担当区分:研究分担者
平成30年度は当初の計画どおり、「内地班」もしくは「外地班」のいずれかに所属する各研究組織による個別研究の実施を中心に据えて研究活動が進められた。両班とも、各研究組織は平成29年度に得られた知見を十分に活用しながら、各自で史料の収集や分析に従事した。
そこで獲得された成果や課題については、当初計画どおり計3回開催された会合において各研究組織間で共有することができた。その結果、各研究組織によって行われた個別研究は一定以上の成果をあげることができ、当初計画以上のペースで、研究課題のテーマとして掲げられている「戦前期東アジアにおける観光現象と鉄道事業の相互性」に言及した研究成果を、雑誌論文、学会発表、図書すべての媒体で公表することができた。
上述した研究組織間の会合については、ほぼ当初計画どおりの7月、11月、1月に東京都内で実施することができた。なかでも11月に開催された会合では、韓国の大学に所属する研究者2名を招聘してそれぞれから研究課題と深く関係する研究報告を頂戴することができた。これは次年度に計画されている国際的な学術交流の一環として位置づけることが可能であり、次年度の研究活動を効果的かつ有意義に進めていく上で大変貴重な機会となった。
その他、3月には研究代表者ならびに研究分担者3名の計4名が韓国を訪れ、韓国の大学に所属する研究者1名と研究課題に関する意見交換を行うことができた。また、研究課題と深く関係する場所を実際に訪問することで、各研究組織による個別研究をより精緻化するとともに、研究組織全体の問題意識をより明確化する機会を得ることができた。
19~20世紀アジアの「近代的雑貨」貿易と模造品市場に関する実証研究
2014年4月 - 2017年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
古田 和子, 谷本 雅之, 瀬戸林 政孝, 平井 健介, 伊藤 亜聖
担当区分:研究分担者
輸入雑貨とそのコピー品の氾濫は、様々な地域の経済発展の過程で問題となってきた現象である。本研究では19~20世紀のアジアにおける近代雑貨に焦点を当てて、輸入に伴って生じる現地でのコピー品製造、模造品・イミテーション品市場の簇生、輸入代替・輸出志向型工業化と労働集約的小規模生産の展開、受け手社会での「新商品」の誕生とその普及・販売など、経済史にとって重要だが従来充分に議論されてこなかった問題について実証分析を行った。
戦間期における日本の対東アジア政策:政治外交史・経済史による複眼的考察
2015年8月 - 2016年7月
その他財団等 サントリー文化財団研究助成(人文科学,社会科学に関する学際的グループ研究助成)
経済史・政治外交史から見る戦間期における日本の東アジア政策
2015年7月 - 2016年7月
その他財団等 公益財団法人KIER経済研究財団「研究会及び講演会・シンポジウム助成」
新たな歴史認識の構築:日本の台湾・朝鮮統治をめぐる政治経済的検証
2014年8月 - 2015年7月
その他財団等 サントリー文化財団研究助成(人文科学,社会科学に関する学際的グループ研究助成)
2024年度 日本植民地の社会経済に関する研究と教育・社会への還元
研究費の種類: 教員研究費
2023年度 日本植民地の社会経済に関する研究と教育・社会への還元
研究費の種類: 教員研究費
2022年度 学術研究成果の成果の社会への発信
研究費の種類: 教員研究費
2021年度 学術研究成果の成果の社会への発信
研究費の種類: 教員研究費
2020年度 日本植民地経済史 近代アジア経済史 近代日本経済史
研究費の種類: 教員研究費
2019年7月 - 現在 日本植民地研究会 事務局員
役割:講師
慶應義塾大学東アジア研究所 慶應義塾大学東アジア研究所講座「都市から学ぶアジア経済-歴史から現代へ-」 2016年7月
全12回のうち,第10回「「帝国」日本の形成と台南」を講演した。
慶應義塾大学東アジア研究所講座「都市から見たアジア経済-歴史から現代へ-」
2016年7月
全12回のうち,第10回「「帝国」日本の形成と台南」を講演した。
(コメント)シンポジウム「アジアの中の神戸と華僑華人―マッチ産業と商人ネットワークの多様性―」
日本華僑華人学会 ( 中華会館(神戸) ) 2023年10月
種別:大会・シンポジウム等
(コメント)中嶋航一「日本統治期台湾の「糖米相克」仮説の検証」
第18回日本台湾学会関西部会研究大会 ( キャンパスプラザ京都 and online ) 2020年12月
種別:学会・研究会等
(コメント)2020年日本農業史学会シンポジウム「太平洋世界における近代糖業と帝国:移植(Transplantation)」
日本農業史学会 ( 京都大学 and online ) 2020年7月
種別:学会・研究会等
(コメント)曾齡儀「臺日間的茶交流:以「三好德三郎」為中心」 国際学術貢献
臺北醫科大學通識教育中心近代臺灣與日本的飲食交流國際研討會 ( 臺北醫科大學 ) 2019年3月
種別:大会・シンポジウム等