論文 - 佐藤 泰弘
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二つの荘園整理令
佐藤泰弘
甲南大学紀要 文学編 ( 175 ) 27 - 37 2025年3月
担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者
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且二十五戸 ―天慶の乱の報賽をめぐって― 招待あり
佐藤泰弘
『本郷真紹先生退職記念論集 日本古代の国家・ 王権と宗教』 357 - 375 2024年4月
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古代荘園から中世荘園へ
吉川真司他編『古代史をひらくⅡ古代荘園』 89 - 146 2024年3月
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徴税圧力と社会変動
社会経済史学 89 ( 3 ) 2023年11月
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受領
岩城卓二他編『論点・日本史学』ミネルヴァ書房 2022年8月
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国府の変容―文献史学から―
大橋泰夫・江口桂編『古代国府の実像を探る 季刊考古学・別冊37』 33 - 38 2022年6月
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現代に残る荘園
佐藤泰弘
大学的神戸ガイド 2021年3月
単著
出版者・発行元:昭和堂出版
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「内裏、そして京都御所」の教材化に向けて
『文化の継承と日本語教育』甲南大学総合研究所叢書 143 2021年3月
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東大寺の封物収納における返抄と下文 招待あり
佐藤泰弘
『東大寺の新研究2 歴史のなかの東大寺』 2017年3月
単著
担当区分:筆頭著者
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受領の支配と地方の都市 招待あり 査読あり
佐藤泰弘
条里制・古代都市研究 ( 32 ) 39 - 52 2017年3月
単著
担当区分:筆頭著者
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出挙から農料へ―摂関期の在地を考えるために― 招待あり 査読あり
佐藤泰弘
日本史研究 ( 641 ) 3 - 19 2016年1月
単著
担当区分:筆頭著者
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日本中世の手形―新見荘の割符について― 査読あり
佐藤泰弘
史林 96 ( 5 ) 1 - 35 2013年9月
単著
担当区分:筆頭著者
一五世紀の日本では割符と呼ばれる手形が用いられていた。本稿は、備中国新見荘から京都の東寺に送られた割符を詳細に検討し、割符に関する理解を更新した。まず割符の様式について。割符は小さい紙に書かれ、金額や日付の部分に印もしくは判がある。これと同様の印・判は返抄と呼ばれる一一世紀の受領証にも見える。これらの印・判は文書の真正さを示すものであり、割符の印・判を割印・符丁であると解釈する通説は成り立たない。つぎに割符の機能について。割符は銭を元の所持者から第三者に移転するために用いられた。割符は畿内の問屋もしくは商人によって発行され、商人が地方で商品を買い付ける資金を入手するために用いられた。商人は割符と引き替えに、荘園から京都に送られる年貢銭を入手した。一方、商人から割符を入手した荘園の管理者は、割符を京都の領主に送り、領主は指定された問屋で割符を換金した。銭の所有者を位置付けることにより、割符の取引に関与した人々の立場と役割を従来よりも簡明に説明した。つぎに割符と商品輸送の関係について。従来の研究によると、ある割符の換金に充当される資金は、商人がその割符と引き替えに得た銭で購入して京都に運送した商品の売却代金である。しかし、それとは別に、商品の輸送と売却に関係なく、問屋が管理する商人の資産が割符の換金に充当されることがあり、これが問屋との取引が安定した規模の大きい商人が採用した割符の運用方法であった。
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九世紀の輸送体系 招待あり
佐藤泰弘
古代学協会編『仁明朝史の研究』思文閣出版 2011年
単著
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青苗簿についての基礎的考察 招待あり
佐藤泰弘
栄原永遠男他編『律令国家史論集』塙書房 2010年
単著
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領家職についての基本的考察 査読あり
佐藤泰弘
日本史研究 561 1 - 30 2009年
単著
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伊勢神郡と祭主の裁許
佐藤泰弘
大山喬平編『中世裁許状の研究』塙書房 2008年
単著
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「荘園制の二冊をめぐって―日本中世荘園史研究の一側面―」
佐藤泰弘
『史林』90-3 2007年11月
単著
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「東大寺華厳会免田と香菜免田」
佐藤泰弘
『シリーズ歩く大和Ⅰ 古代中世史の探究』法蔵館 2007年11月
単著