森永 真綱 (モリナガ マサツナ)
MORINAGA Masatsuna
職名 |
准教授 |
専門分野 |
刑法 |
外部リンク |
|
森永 真綱 (モリナガ マサツナ) MORINAGA Masatsuna
|
鹿児島大学大学院 司法政策研究科
2007年10月 - 2009年9月
国名:日本国
姫路獨協大学 法学部
2004年4月 - 2007年9月
国名:日本国
バーゼル大学 法学部
2002年10月 - 2003年5月
国名:スイス連邦
違法性の本質と犯罪体系に関する序論的考察
ノモス ( 54 ) 159 - 171 2024年6月
拾得事例と詐欺罪
甲南法学 64 ( 3=4 ) 271 - 293 2024年3月
特殊詐欺における受け子の故意について
実務と理論の架橋 277 - 292 2023年2月
占有の弛緩と窃盗罪の実行の着手? 最高裁令和4 年2 月14日第三小法廷決定刑集76巻2 号101頁
甲南法学 64 ( 1=2 ) 73 - 88 2023年11月
2019年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
刑法総論Ⅰ(1年次配当、2単位)(2クラスリピート)、刑法総論Ⅱ(2年次配当、2単位)、刑法各論Ⅰ(2年次配当、2単位)、刑法各論Ⅱ(3次配当、2単位)、基礎演習(1年次配当、2単位)、専門演習(3年次配当、4単位)、外国書講読(3年次配当、2単位)
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
刑法は、法律学の基本科目の一つであり、法律学を学ぶ者が早い段階で取り組むべき科目に位置づけられる。その理由は、単なる犯罪と刑罰の学びにとどまらず、あらゆる法律科目に通ずる法的思考力を涵養し、リーガルマインドを醸成する内容を有しているからである。こうした刑法の位置づけを踏まえ、法的思考力やリーガルマインドを鍛えることができる授業展開を教育目標としている。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
講義は、事前に配布したレジュメ、指定した判例教材を用いて刑法の重要テーマについて解説するというスタイルを取っている。ただ、こうした従来的なスタイルを貫くだけでは、インプット中心となり、アウトプットはどうしても学生任せとなってしまう。そこで、近年は、事例問題演習を内容とするレポートを2回課し(刑法総論ⅠⅡ、刑法各論Ⅰは単位認定要件)、解説や一部レポートの添削などによるフィードバックを行っている。また、とりわけ基本科目という性質上、より強く出席を促すことが望ましいことから、端末を用いて出席を取り、成績評価に反映させている。
教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
出席をとるようにした結果、講義の出席率が大幅アップした。また、レポートを課したことにより、期末試験の論述問題の解答のレベルアップが見られた。なお、このように単位認定を厳格化したにもかかわらず、刑法の講義の受講生は増加傾向にあり、刑法総論Ⅰは1年次生の9割、刑法総論Ⅱ、刑法各論Ⅰは2年次生の7~8割が受講するようになった。
改善点・今後の目標(これからどうするか):
基本科目であるにもかかわらず、なおも刑法総論を受講しない1年次生、2年次生が一定数いるため、全員が受講するような仕組みを考案したい。また、以前と比べるとレベルアップが見られるとはいえ、期末試験の結果は、まだまだ良好なものとはいえず、目指すべき水準には達していないため、さらなる改善に努めたい。
根拠資料(資料の種類などの名称):
シラバス、講義資料、期末試験答案