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林 慶一 (ハヤシ ケイイチ)

HAYASHI Keiichi

職名

教授

学位

博士(理学)(九州大学), 理学修士(東京大学), 理学士(静岡大学)

専門分野

地質学 中生代非海成層, 科学教育 地学教育, 層位・古生物学 介形虫生層序

出身大学 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1979年03月

    静岡大学   理学部   地球科学科   卒業

出身大学院 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1982年03月

    東京大学  理学系研究科  地質学  修士課程  修了

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 2015年04月
    -
    2019年03月

    甲南大学   教職教育センター   参与  

  • 2013年04月
    -
    2015年03月

    甲南大学   理工学部   理工学部   部長  

  • 2010年04月
    -
    2013年03月

    甲南大学   教職教育センター   教職教育センター   参与  

  • 2006年04月
    -
    継続中

    甲南大学   理工学部   教授  

  • 2001年04月
    -
    2006年03月

    甲南大学   理工学部   准教授  

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 2005年04月
    -
    継続中
     

    日本地球惑星連合

  • 2004年10月
    -
    継続中
     

    日本生物教育学会

  • 2001年04月
    -
    継続中
     

    日本堆積学会

  • 1991年01月
    -
    継続中
     

    日本科学教育学会

  • 1990年10月
    -
    継続中
     

    日本理科教育学会

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論文 【 表示 / 非表示

  • 天体の位置観測をする高校生や大学生のための易しい大気差表の提案

    林 慶一

    甲南大学紀要(理工学編) ( 甲南大学 )  66 ( 1 ) 11 - 18   2019年09月  [査読有り]

    単著

    天体の位置を観測する際には,天体からの光が地球大気によって屈折するため,観測された高度は真 高度よりも大きくなる.天文学の中で位置天文学が重視されていた時代や航海術で天文航法が中心となってい た時代には,観測高度を真高度に改正する方法は天文学や航海術の専門分野ではきちんと扱われてきた.しか し,天文学の中心が天体物理学となり航法が GPS などの測位衛星システムを利用する時代になった現在,専 門分野ではこの改正法が必要とされることはほとんどなくなり,専門書でも扱っているものは見当たらなくな ってしまった.一方,高校生や大学生が天体の位置を観測する機会は,理科教育における主体的な探究活動が 重視される中で以前よりも増えてきている.しかし,それらの研究発表では行った天体観測の精度に照らし合 わせると大気差を考慮する必要がある場合でも,それがなされているものはほとんど見当たらない.この原因 は,大気差を考慮しなければならないと認識しているにもかかわらず.その方法が日本語の文献や web 上で は存在しないために,補正の方法がわからないという状況に置かれているからである.本論では,意欲的な探 究を行う若い人達やその指導者のために,この困難を解消することを目的として,観測高度から真高度を求め るための易しく使いやすい大気差表を作成して提供した.

  • 兵庫県東部に分布する篠山層群の年代議論の整理

    林 慶一

    甲南大学紀要(理工学編) ( 甲南大学 )  66 ( 1 ) 1 - 9   2019年09月  [査読有り]

    単著

    篠山層群は非海成層であるため,海生動物化石の変遷に基づいて行われる本来の年代決定は難しい.このため非 海生化石による生層序確立の試みやさまざまな方法による放射年代の測定が行われてきた.その結果,白亜紀の Albian から Cenomanian にかけての山間盆地の河川成堆積物であることが明らかになっている.しかし,年代決定の方法が多様 であることやその難しさのために,現時点でも年代に関して議論が分かれていると考えられることもある.そこで,本論 文ではこれまでの研究で提示されたさまざまな年代論を,層序に関する最新の研究に基づいて,年代決定の試料の採集地 点と層準を明確にすることによって整理した.その結果,議論の混乱の原因には,年代データを提示した論文のいくつか で,他の年代データとの層準の比較ができるような精度での層準のデータまたは地理的位置の情報が不足していることに あることがわかった.また,地質学的な成果として,篠山層群上部の沢田層の下部と上部の付近に Albian/Cenomanian つまり前期白亜紀/後期白亜紀の境界があることなどが明確になった.

  • 新CSに導入された「土石流」と「斜面崩壊」の取り扱い方と課題

    林 慶一

    平成30年度日本理科教育学会近畿支部大会発表論文集     34 - 34   2018年12月

    単著

  • 兵庫県篠山地域に分布する白亜系篠山層群の層序と古環境

    林 慶一, 藤田早紀, 小荒井千人, 松川正樹

    地質学雑誌   123 ( 9 ) 747 - 764   2017年09月  [査読有り]

    共著

     兵庫県に分布する篠山層群について,国際層序基準にしたがって下部を大山下層,上部を沢田層として定義した.篠山盆地に分布する篠山層群の地層は,7つの岩相に基づいて4つの岩相群にまとめられ,砂礫堆堆積物/放棄河道堆積物,流路州堆積物,氾濫原泥質堆積物,堤防決壊堆積物/自然堤防堆積物と解釈される.これらの岩相群の分布から,篠山層群の堆積環境は山間盆地で,周辺部から中央部にかけて河川流路から氾濫原へと移り変わる環境であったこと,堆積の初期には礫質河川の流路が卓越する環境で,その後氾濫原や自然堤防と堤防決壊堆積物の卓越する蛇行河川の環境へと変化したと解釈される.篠山層群を特徴づける赤色岩の粘土鉱物分析の結果,大山下層上部の氾濫原堆積物からカオリン鉱物が検出され,湿潤環境下での土壌化と解釈される.同じ堆積物中には乾燥気候の存在を示すカリーチも挟まれていることから,半湿潤〜半乾燥の環境が示される.

    DOI

  • 紀伊半島の牟婁層群地帯で発生した国内最大規模の土石流と斜面崩壊の記載と発生過程の復元

    林 慶一

    甲南大学紀要(理工学部編) ( 甲南大学 )  63 ( 1 ) 1 - 24   2017年02月  [査読有り]

    単著

    平成23年(2011年)の台風12号は,紀伊半島で多数の大規模な土砂災害を誘発した.中でも四万十帯の牟婁相群の分布地帯では,紀伊半島の他のどの地質帯よりも破壊的で大規模な土石流が発生した.その特徴は,大規模な斜面崩壊により長径数mの礫岩・砂岩の巨礫を含む土砂が渓床に大量に滑落し,その一部が土石流となって長距離にわたって流下して,大きな被害をもたらしたことである.このような斜面崩壊とそれに続く破壊的土石流の発生後間もない状態は,その後の復旧作業によって多くが失われており,初期状態を記載して残すことは将来の研究だけなく,防災上も大きな意義がある.本稿では,この地域で最大級の土石流が発生した日置川水系の熊野(ゆや)川の源流部の熊野地区における崩壊斜面と土石流堆積物を調査して,それらの初期状態を記載した.また,この記載に基づいて土石流発生のメカニズムを考察して,大規模な土石流が発生した原因を明らかにし,斜面崩壊の発生から土石流の堆積までの過程を推定した.その結果,牟婁層群地帯では,礫岩・砂岩・泥岩が未固結の状態で付加作用を受けて激しく褶曲した際に,砂層・礫層は層内での側方流動により本来の層厚よりもはるかに厚い部分が生じ,それらが強固に固結したのち,斜面での深層風化により長径数m〜10数mの巨礫となっていたこと,そしてこれらが山腹の高い位置から滑落し,大きな位置エネルギーを大きな運動エネルギーに変え,また風化で生じた細粒物質が潤滑剤の役割を果たしたこともあって,高速で流下して遠方にまで達したことが明らかとなった.

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 理科編理数編

    文部科学省 (担当: その他 )

    実教出版  2019年03月 ISBN: 978-4-407-34873-6

    文部科学省の学習指導要領等の改善にかかる検討に必要な専門的作業等協力者として,主に「科学と人間生活」の項目を担当。

  • 「改訂 地学基礎」指導書

    共著者:木村龍治・吉岡一男・縣 秀彦・井出 哲・大路樹生・大山智輝・加藤昌典・田近英一・田中義洋・坪田幸政・饒村 曜・林 慶一・半田 孝・半田利弘・前川寛和・宮嶋 敏・吉川 真・米澤正弘 (担当: 共著 , 担当範囲: 50-57頁 )

    東京書籍  2017年02月

  • 高等学校用文部省検定済み教科書「改訂 地学基礎」

    共著者:木村龍治・吉岡一男・縣 秀彦・井出 哲・大路樹生・大山智輝・加藤昌典・田近英一・田中義洋・坪田幸政・饒村 曜・林 慶一・半田 孝・半田利弘・前川寛和・宮嶋 敏・吉川 真・米澤正弘 (担当: 共著 , 担当範囲: 全体の構成,および第2編1章の40頁を共同執筆 )

    東京書籍  2017年02月 ISBN: 978-4-487-16551-3

  • 高等学校用文部省検定済み教科書「地学基礎」

    共著者:木村龍治・島崎邦彦・吉岡一男・縣 秀彦・大路樹生・加藤昌典・田中義洋・坪田幸政・饒村 曜・林 慶一・半田 孝・半田利弘・前川寛和・宮嶋 敏・吉川 真・米澤正弘 (担当: 共著 , 担当範囲: 全体の構成,および第2編5章の32頁を共同執筆 )

    東京書籍  2011年04月 ISBN: 978-4-487-18745-4

  • 理科教材・教具を利用するための視点-地学 CD-ROM版中学校理科教育実践講座 理論編3 

    編集代表:木谷要治ほか3名,共著者:中山 迅ほか47名 (担当: 単著 , 担当範囲: p. 242-248 )

    ニチブン  2003年09月

    ニチブン, 290 p. (単行本、 2003 )

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総説・解説記事(Misc) 【 表示 / 非表示

  • 戦後の日本の地学教育の流れ

    林 慶一

    第四紀研究 ( 日本第四紀学会 )    2011年04月

    総説・解説(国際会議プロシーディングズ)   単著

  • 21世紀の地学教育を展望する-小学校学習指導要領の地学領域の「安定期(昭和46年から現在)」の内容の変遷を振り返って-

    林 慶一

    地学教育 ( 日本地学教育学会 )    2007年05月

    総説・解説(国際会議プロシーディングズ)   単著

その他研究活動・業績等 【 表示 / 非表示

  • 海岸段丘の新しい成因論の探究活動への導入

    1999年11月  -  1999年11月

    書評

    文部省奨励研究(B)(課題番号10916011)報告書(1999)

  • 「総合的な学習の時間」で教科の学習成果を活性化 「総合的な学習の時間」の単元カリキュラムの開発と理論モデルの構築に関する研究,文部省基盤研究B

    1998年04月  -  2000年03月

    書評

    (1)(研究課題番号10400017)報告書, p. 221-228(2000)

学術関係受賞 【 表示 / 非表示

  • 日本地学教育学会 優秀論文賞 

    2001年08月   日本地学教育学会   

    受賞者:  林慶一

  • 日本地学教育学会 学術奨励賞

    1994年08月   日本地学教育学会  

    受賞者:  林慶一

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 山地崩壊と土石流の作用を導入した地形学習の転換

    基盤研究(C)

    研究期間:  2016年04月  -  2020年03月 

    山地の地形は,科学界でも近年まで侵食輪廻説に基づいて,隆起した大地を河川の流水が徐々に侵食して形成されると考えられてきたため,教育界でもこの考え方に基づく内容が定着している。しかし,近年の大規模な山地崩壊の研究から,山地では流水の作用は限定的で,数百年に一度の大規模な山腹崩壊が地形を一気に変更するとともに,谷底に崩落した土砂を流水とはメカニズムの異なる土石流が排出する実態が明らかになりつつある。本研究では,このような新しい劇的な地表変化の見方を教育に導入することを目的として,まず,国内の地質・気候等の異なる主要な地域ごとに野外調査を行って変化の実態を検証する。そして,これに基づいて地表の変化に関する学習内容を新しい地形形成観へ転換を図るため,観察・実験教材を開発する。

  • 河川の流速の測定と土石流概念の導入による河川学習の転換

    基盤研究(C)

    研究期間:  2011年04月  -  2016年03月 

     河川とそれが作る平野については,世界と同様に日本でも小・中学校を中心に,河川の流水による侵食・運搬・堆積で説明されており,ほとんどの国民の理解もこれに基づいている。しかし,河床勾配の急な日本の河川では,流水による作用は下流部では支配的であるが,中・上流部においてはむしろ土石流による作用が主となる.本研究では,河川の上・中・下流において流水を定量的に測定してその作用の限界を評価するとともに,中・上流部において土石流の果たす役割の大きさを評価にする.これに基づき,現在は流水のみで強引に説明されている河川と平野の形成についての学習内容を,土石流概念を導入した新しい河川観に基づく学習へと転換する。

  • 化石化作用の実験教材の開発

    基盤研究(C)

    研究期間:  2006年04月  -  2007年03月 

    化石の本質的な理解に関わる「化石化作用」という概念を,実験を通して理解するため教材を開発した。素材としては,現生及び化石の淡水介形虫を用いた。介形虫は,地球上の水の存在するところならば北極海の深海から季節的にできる水たまり,さらには湿った葉の上や土壌中にすら生息し,あまり知られていないが身近に多数生息する生物である。一方,介形虫は古生代の始まりのカンブリア紀に早くも出現し、数え切れないほどの種を生み出しながら進化して現在まで生き延びてきた。体長は1mm前後と小さいが甲殻類で,エビやカニと基本的な体制は同じで大変複雑である。特に背甲は正中線で折れ曲がって二枚貝の殻のように軟体部を保護している。しかしこの殻は貝殻ような単なる入れ物ではなく,様々な感覚毛が通る何種類かの微小な孔を初めとする内部の生体を反映した非常に複雑な構造をしているので,殻からはその生物についての様々なことがわかる。現生種を数ヶ月も飼育すれば,軟体部の腐敗から堆積物中で化石になっていく過程をたどることができ、殻にはどのような情報が残されているのかを知ることができる。化石として世界中のあらゆる時代の地層から産するので,年代や環境を知るのに重要な化石でもある。

  • 海岸段丘の新しい成因論の探究活動への導入

    奨励研究(B)

    研究期間:  1998年04月  -  1999年03月 

    理科教育においては,海岸段丘の成因は大地の沈降に帰せられてきたが,実際には後氷期の海面上昇によって水没したという新しい成因論を,高等学校での探究活動に導入した。

科研費以外の競争的資金獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 発生生物学のパラダイムに基づくメダカの発生の授業

    提供機関:  日産科学振興財団  理科/環境教育助成

    研究期間: 2006年11月  -  2007年10月 

    義務教育における動物の発生の学習の唯一の単元である小5「メダカの発生」について,新しい発生生物学のパラダイムに基づいて,初期発生の段階を組み込んだ授業を開発する。

  • 白亜紀の非海生貝形虫化石Cypridoidea上科における耐性卵と単為生殖の可能性の検討

    提供機関:  昭和報公会  昭和報公会奨学寄付金

    研究期間: 2006年04月  -  2007年03月 

    白亜紀の非海生貝形虫として最も繁栄したグループであるCypridoidea上科が,生殖的・生態的にどのような特徴を持っていたかについて,耐性卵を作る能力と単為生殖の能力とい2つの観点から検討する。


共同・受託研究活動実績(公開) 【 表示 / 非表示

  • 多摩川中流域河床の「地層の野外観察」用の観察路と支援システムの構築

    提供機関:   国内共同研究

    研究期間: 2002年04月  -  2003年03月 

    多摩川中流域河床の「地層の野外観察」用の観察路と支援システムの構築(共同研究者) 2002-2003

  • 地質野外実習地としての多摩川中流域および狭山丘陵に分布する上総層の露頭の現状とそれに基づく教材開発

    提供機関: 富士フイルム・グリーンファンド  その他

    研究期間: 2000年04月  -  2002年03月 

    地質野外実習地としての多摩川中流域および狭山丘陵に分布する上総層の露頭の現状とそれに基づく教材開発(共同研究者) 2000-2002

  • 科学的な問いの体系を基盤にした科学教育課程編成とカリキュラム・評価方法の開発研究

    提供機関:   その他

    研究期間: 1999年04月  -  2002年03月 

    科学的な問いの体系を基盤にした科学教育課程編成とカリキュラム・評価方法の開発研究(研究協力者) 1999-2001

  • 「恐竜の道」のフィールドステーション作りの基礎的研究−学校教育と生涯学習のために

    提供機関:   国内共同研究

    研究期間: 1999年04月  -  2002年03月 

    「恐竜の道」のフィールドステーション作りの基礎的研究−学校教育と生涯学習のために(研究分担者) 1999-2001

共同研究希望テーマ 【 表示 / 非表示

  • 土石流および斜面崩壊の概念を導入した地学・理科・防災教育

  • 白亜紀の陸上古環境の研究、非海生介形虫化石研究

 

その他教育活動及び特記事項 【 表示 / 非表示

  • 2009年04月
    -
    継続中

    理科教育法における観察・実験の能力の向上の方法

  • 2008年03月
    -
    継続中

    教員免許更新講習

ティーチングポートフォリオ 【 表示 / 非表示

  • 2019年度

    教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):

    地学通論(A)(1,2年次配当,4単位),地学通論(B)(1,2年次配当,4単位),地学実験(2,3年次配当,3単位),地学実験(2,3年次配当,2単位),大気と海洋(1,2年次配当,2単位),理科教育法Ⅰ(3年次配当,2単位),理科教育法Ⅱ(3年次配当,2単位),理科教育法Ⅲ(3年次配当,2単位),理科教育法Ⅳ(3年次配当,2単位),教育実習Ⅰ(4年次配当,5単位),教育実習Ⅱ(4年次配当,3単位),教職実践演習(4年次配当,2単位),測量(3,4年次配当,2単位)。

    教育の理念(なぜやっているか:教育目標):

     自然科学の中で自然界の歴史を解明する地学分野の探究方法と成果は他分野では学ぶことが難しいものが多く,理工学部のどの学科の学生にとってもそれらを学ぶことは有益であることから,前者を地学実験で後者を地学通論で習得させている。また,気象や海洋などの身近な自然現象について科学的に理解することは,文系・理系にかかわらず豊かな自然観を育成することに繋がるので,全学共通の科目を通してそれらを提供している。さらに,理工学部の3学科の教職課程では,国が強く求めている観察・実験の能力に秀でた理科教員の養成をめざして,理科教育法Ⅰ〜Ⅳで物理・化学・生物・地学の実験を含めた模擬授業を繰り返している。また,教育実習ではそれらをより実践的なものにするための事前・訪問・事後の各指導を行い,教職実践演習では近隣中学校での授業観察を通して実習での課題などの改善を図っている。

    教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):

     講義では,できるだけ実際の事物や現象を確認しながら理科を深めさせるため,画像や映像さらに実際の岩石や鉱物の標本を手に取らせての授業を行っている。地学実験では,地質,天文,気象,地球物理,岩石,化石など地学の全分野を網羅した実験を行い,それらのレポートの添削・修正を繰りして,広範な実験技能と知識の確実な習得を目指している。理科教育では,物理・化学・生物・地学の科学の特性や専門性を担保するため,それぞれの分野のエキスパートの非常勤講師とペアで指導すると共に,中学・高校の理科の主な実験ができる環境を整備している。また教育実習では,より実践的な指導を行うため神戸市教育委員会の理科の専門家をゲストスピーカーとして事前の授業を行い,さらに教職実践演習では,近隣中学校での理科の授業観察を行い,その事例に基づく授業改善の方法などを学生と共に協議している。

    教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):

     実際の事物や現象に対峙し,それを探究する活動を大きく取り入れているため,高校時代の知識のみの浅い理解から,探究の方法やそれに基づく深い理解へと大きく変化しており,それらの活動を通して,理科の面白さや奥深さと共に未だ解明されていない自然のふしぎに取り組む意欲が高まっている。

    改善点・今後の目標(これからどうするか):

     理科の全分野の指導力が求められるのが理科教員であるが,高校の免許のみを取得する学生には他分野の基礎実験科目が必修とはなっていないことから履修しない学生がおり,これらの学生の実験・観察の技能のどのように高めるかが課題であり,履修指導や補完的な実験講習(2〜3月に実施予定)に取り組みはじめている。

    根拠資料(資料の種類などの名称):

     シラバス,実験説明書,講義資料,実験レポート(コメント等を記入して学生とやりとりしたもののうち,有用なものをコピーして保管している。),模擬授業の指導案(同前),教育実習日誌(同前),授業改善アンケート(自由記述欄とそれへのMykonan上の回答)

 

所属学協会等の委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2010年07月
    -
    2014年06月

    日本科学教育学会   編集委員会委員

  • 2004年07月
    -
    2010年06月

    日本科学教育学会   評議員

  • 2004年05月
    -
    継続中

    日本地球惑星連合   教育問題検討委員会

  • 2000年04月
    -
    2005年11月

    日本地学教育学会   編集委員会委員長

  • 1998年04月
    -
    継続中

    日本地学教育学会   評議員

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社会貢献活動 【 表示 / 非表示

  • 大学都市KOBE!発信プロジェクト展示

    2019年06月
    -
    2019年07月

  • 甲南大学ナレッジキャピタル展示

    2017年01月
    -
    2017年02月

  • 兵庫県シンクタンク等協議会

    2013年02月
     
     

    平成24年度の第4回研究サロンにおいて,兵庫県内のシンクタンク等の研究員等に対して「自然災害と防災〜紀伊半島の土砂災害から我々は何を学び備えるか?〜」というタイトルで研究内容・成果を紹介し,続いて討論した。

  • 西宮市生涯学習大学 宮水学園

    2012年10月
    -
    2013年02月

    マスター講座の一つである「地球史とともに考える現代科学技術」の第5回「地球史の視点からの自然界の理解 〜歴史の積み重ねの上に作られた現在の自然〜」,第6回「地域の自然史から見た自然の恩恵と災害 〜付加体の恵みと地震・地質災害〜」,第7回「地表で進化してきたわれわれは何者か ~遺伝子的変化から文化的変化へ~」を担当した。

  • ひょうご震災記念21世紀研究機構主催「ひょうご講座2012」

    2012年09月
    -
    2012年11月

    「自然および人工災害に接して:自然・科学・技術を考える」(10回)のうちの第7回「今回の超巨大地震はなぜ予想できなかったのか?」と第8回「全地球誌が教えてくれる自然と災害」を担当し、さらに第9回・第10回の総合討論にも出席した。

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提供可能な資源 【 表示 / 非表示

  • 河川,土石流,斜面崩壊,山体崩壊の教材化

    高等学校理科の「科学と人間生活」などで扱われる「自然景観の成り立ち」に関して,河川作用を実際の流速測定に基づいて理解したり,上流部における斜面崩壊と土石流の作用の役割の大きさを認識したり,さらに火山や山地における大規模な山体崩壊が地形を一変させることなどについて,モデル実験装置を含む多様な教材を提供しています。

  • 白亜紀の非海生介形虫化石に関する総合的な情報

    白亜紀の非海生介形虫化石に関する総合的な情報

取得資格 【 表示 / 非表示

  • 高等学校教諭専修免許

教員組織審査実績 【 表示 / 非表示

  • 2005年12月   甲南大学   教授

  • 2000年12月   甲南大学   准教授

学内活動 【 表示 / 非表示

  • 2019年07月
    -
    継続中

      理工学部教員養成課程委員会   (部局内委員会)

  • 2016年10月
    -
    継続中

      サイコモンズ企画運営委員会   (部局内委員会)

  • 2016年05月
    -
    継続中

      博物館養成課程運営委員会   (全学委員会)

  • 2016年05月
    -
    継続中

      理工学部カリキュラム委員会   (部局内委員会)

  • 2016年04月
    -
    継続中

      地域連携センター運営委員会   (全学委員会)

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