総説・解説記事(Misc) - 灘本 明代
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末吉 将也, 灘本 明代
甲南大学紀要.知能情報学編 17 ( 1 ) 21 - 34 2024年7月
出版者・発行元:甲南大学知能情報学部
インターネット上には様々なニュースがあるが,そのニュースの中にはフェイクニュースが多数存在する.このようなフェイクニュースにより,ユーザはそのニュースを信じてしまい,意図せずともフェイクニュースを拡散してしまう問題がある.フェイクニュースには,一見してフェイクとわかるものとわからないものがある.また,フェイクニュースの一部分を訂正することにより,そのフェイクニュースが正しくなる場合がある.本研究では,このように部分的に誤っているフェイクニュースの誤り箇所を抽出し訂正する手法の提案を行う.具体的には,フェイクニュースの主人公に着目し,その主人公に対する「いつ」,「どこで」,「何をしたか」の構造に着目したフェイクニュースの誤り箇所を抽出し,その訂正を行う.
DOI: 10.14990/0002000467
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生存情報学—──人類と社会がより良く生き延びるために進化する情報学
橋本 隆子, 灘本 明代
学術の動向 27 ( 5 ) 5_77 - 5_82 2022年5月
出版者・発行元:公益財団法人 日本学術協力財団
インターネットが発達し、人工知能が社会システムに浸透してきた現在、サイバー・フィジカル空間の融合が進み、人の分身となって人間の様々な能力を拡張するロボットやアバター(Cybernetic Avatar、以下CA)も普及し始めている。これまで社会に参画することが困難だった人々もCAを用いて遠隔で仕事をすることが可能となるなど、ダイバーシティ&インクルージョンも進んでいる。一方、このCAの使い過ぎにより大量のエネルギーが消費され、地球環境に悪影響を及ぼすことや、社会に格差が生まれ精神的なストレスを生み出すことが明らかになっている。そこで日本学術会議情報学委員会環境知能分科会では、情報学はこれまでの枠組みを超え、心理学、哲学、医学、経済学など、さまざまな学術領域と融合しなければこれら問題を解決することができないと考え、「人類と社会が生き延びるための情報学」として、「生存情報学」という新しい領域を提案する。本稿ではこの「生存情報学」の解説を行う。尚、本内容は日本学術会議に見解として提出している。
DOI: 10.5363/tits.27.5_77
その他リンク: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K11443/
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生存情報学 : 人類と社会がより良く生き延びるために進化する情報学—特集 未来社会を生き延びるための生存情報学
橋本 隆子, 灘本 明代
学術の動向 = Trends in the sciences / 『学術の動向』編集委員会 編 27 ( 5 ) 77 - 82 2022年5月
出版者・発行元:東京 : 日本学術協力財団
その他リンク: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I032204116
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音素類似関係を用いた単語変形によるおかしみのある文の生成
高山 宜之, 北村 達也, 灘本 明代
音声コミュニケーション研究会資料 1 ( 1 ) n/a 2021年9月
出版者・発行元:音声コミュニケーション研究委員会
現在我々は漫才台本の自動生成システム,および,ロボットに演じさせる漫才ロボットの研究開発に取り組んでいる.これまで,漫才台本生成システムでは単語中のある1 文字を別の文字に変更する「言い間違えボケ」を提案してきた.言い間違える単語は様々な単語で言い間違える事ができるが,漫才では笑いを誘発する言い間違えの単語を選択する必要がある.そこで本論文では音素類似度を算出することができる音素類似関係に基づく単語変形手法を用いて,笑いを誘発する言い間違え単語の生成手法の提案を行う.さらに笑いを誘発する単語を含む文と音素類似の関係を評価する実験手法を提案する.
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吉川, 正俊, 灘本, 明代, 難波, 英嗣
情報処理学会論文誌データベース(TOD) 14 ( 2 ) i - ii 2021年4月
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情報発信元地域と行動促進対象者に着目した災害時地域特有行動促進情報の分類
山本楓登, 鈴木優, 灘本明代
電子情報通信学会技術研究報告(Web) 121 ( 125(DE2021 1-11) ) 2021年
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吉川 正俊, 灘本 明代, 藤井 敦
情報処理学会論文誌データベース(TOD) 13 ( 1 ) i - iii 2020年1月