伊庭 緑 (イバ ミドリ)
IBA Midori
職名 |
教授 |
学位 |
学術博士(神戸大学), 教育学修士(神戸大学) |
専門分野 |
言語学・音声学(英語), 英語・英米文学 英語教育, ヨーロッパ文学 |
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伊庭 緑 (イバ ミドリ) IBA Midori
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甲南大学 全学共通教育センター 全学共通教育センター 教授
2022年4月 - 現在
甲南大学 学長室 学長補佐
2014年4月 - 2022年3月
Office of Planning Project Advisor
2010年4月 - 2014年3月
University College London
2002年4月 - 現在
国名:グレートブリテン・北アイルランド連合王国(英国)
上智大学外国語学部
1986年4月 - 1992年3月
国名:日本国
LET(外国語教育メディア学会)
2000年4月 - 現在
神戸英語教育学会
1986年4月 - 現在
PC-ICSLP(Permanent Council for the Organization of International Conferences on Spoken Language Processing)
2002年4月 - 現在
Application of Verbo-Tonal Method to Online English Pronunciation Teaching: Focusing on Using Nursery Rhymes
Midori Iba
言語と文化 ( 25 ) 47 - 62 2021年3月
単著
出版者・発行元:甲南大学国際言語文化センター
ヴェルボトナル法(Verbo-Tonal Method: VT法)は言語の聞き取りや再生に重要な働きを果たすリズム・イントネーションなどプロソディーを重視した言語理論およびその指導法を指す。聴覚障害者の発音指導や外国語教育の分野で広く応用されているが、その具体的な指導法の一つに各言語特有のプロソディーを象徴するわらべ歌(nursery rhymes)の導入がある。本稿では、まずVT法の概要を述べ、次に2020年前期、コロナ禍でオンライン授業に切り替わった英語発音のウェブ授業2クラスにおいて、VT法に基づく英語のnursery rhymesをなぜ、どのように導入したか、またその結果はどうであったかを、受講生の反応が反映される大学の行った授業評価アンケートを基に記述し、オンライン授業の効用、限界点も交えて考察する。研究室で行う実験と違い、実際の授業への導入においての考察なので、はっきりと結論づけることはできないがVT法に基づくnursery rhymesの授業への導入は想定外の高い評価を得たので、受講生には良い効果があったのではと考えられる。今後、学生の声がどのように変化したか音声分析によって効果測定を行う予定である。
The Effect of Incentives on Promoting Student Autonomy: A case study of web-baed language learning
Midori Iba
言語と文化 ( 18 ) 47 - 60 2014年3月
単著
The apparent Priority of Prosodic features over Individual Sounds in Second Language Speech Learning
Midori Iba
「言語と文化」 ( 15 ) 1 - 22 2011年3月
単著
Experimental Studies on Prosodic Features in Second Language Acquisition
Midori Iba
2010年3月
単著
This book consists in the main of a doctoral dissertation, completed in March 2010. Prosody, the rhythmic and intonational aspects of language, is sometimes deemed unteachable. In order to challenge this belief, I have performed three experiments concerning the teaching of prosodic features of English to Japanese learners. My findings indicate the importance of the sequence of training; namely, the efficacy of teaching prosodic features over individual sounds. I also suggest the possibility of applying low-pass filters to pronunciation training.2010年3月に完成した博士論文を編集し、出版したもの。プロソディは教えられないという論があるが、プロソディに関する3つの学習実験の結果、特に訓練でプロソディを先行させると効果があることが判明した。その他の実験で得られた知見を英語教育に応用する方法を述べた。
The Effectiveness of Low-Pass Filters in English Pronunciation Training 査読あり
Midori Iba
Language Education and Technology ( 46 ) 21 - 40 2009年6月
単著
Experimental Studies on Prosodic Features in Second Language Acquisition
Midori Iba( 担当: 単著)
春風社 2010年8月 ( ISBN:9784861102356C3082 )
Experimental Studies on Prosodic Features in Second Language Acquisition -Training Japanese learners to produce natural English
Midori Iba( 担当: 単著)
春風社 2010年9月
Voice Oral Communication II(共著)
伊庭緑( 担当: 共著)
第一学習社 2003年11月
Voice Oral Communication I(共著)
伊庭緑( 担当: 共著)
第一学習社 2002年11月
英語教育改革実践レポート
伊庭 緑
VIEW21臨時増刊号2017 ( 臨時増刊 ) 14 - 15 2017年10月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア) 出版者・発行元:ベネッセコーポレーション
グローバル人材の育て方 招待あり
伊庭 緑
Between 274 ( 7-8月 ) 32 - 33 2017年7月
掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他) 出版者・発行元:ベネッセコーポレーション
特定学部にとどまらない甲南大学のグローバル教育について解説したもの。
The apparent priority of prosodic features over individual sounds in second language speech learning
伊庭 緑
言語と文化 ( 15 ) 1 - 22 2011年
The Apparent Priority of Prosodic Features over Individual Sounds in Second Language Speech Learning
Iba Midori
Language and culture : the journal of the Institute for Language and Culture 15 1 - 22 2011年
Creation of the Global Module Based on the Common European Framewaork of Referece
Midori Iba
FLEAT VI (Harvard University) joint Foreign Language Education and Technology Conference
開催年月日: 2015年8月
コンピュータを利用した英語発音練習におけるローパス・フィルターの効果
伊庭 緑
外国語教育メディア学会第51回全国研究大会 (名古屋) 外国語教育メディア学会
開催年月日: 2011年8月
Computer-assisted prosody training - Software creation and initial findings
Midori Iba
World CALL 2008 (Fukuoka, Japan) World CALL
開催年月日: 2008年8月
Use of Visual Cues in the Perception of a Labial/labiodental Contrast by Spanish-L1 and Japanese-L2 Learners of English
Anke Sennema (2), Valerie Hazan (2), Andrew Faulkner (2)
INTERSPEECH2004 (Jeju, Korea) ICSLP
開催年月日: 2004年10月
This study investigates the extent to which L2 learners with different L1 backgrounds are sensitive to phonetic information contained in the visual cues to a novel phonetic contrast (labial/labiodental contrast), and the degree to which this sensitivity can be increased via intensive training.
Update on a Pronunciation Practice Website
2005年10月
JALT2005, 静岡2005年10月(学会発表)
The Phonology of English as an International Language
2005年4月
神戸英語教育学会第8回大会, 2005年4月(学会発表)
Creating a Website for English Pronunciation Practice
2004年11月
JALT2004, 奈良2004年11月(学会発表)
Use of Visual Cues in the Perception of a Labial
2004年10月
labiodental Contrast by Spanish-L1 and Japanese-L1 Learners of English/ INTERSPEECH2004, Jeju Korea2004年10月 (学会発表)
The Features of Liquids of the Japanese Language
2003年11月
The R-atics, Brussels, Belgium 2003年(学会発表)
多様な第二言語学習過程を最適化する学習モデルと支援システムの研究
2011年4月 - 2016年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
音韻、語彙、構文といった様々な要素に分けて外国語の学習実験を行う環境を構築し、要素間の相互関係、特に学習の順序効果を調査した。その結果、同一処理レベル内では順序効果はなかったが、処理レベルが異なる音韻学習と語彙学習の間で有意な順序効果があり、学習初期段階に低次処理を習得することの重要性が示された。この結果に基づき、低次から高次へと習得していく「ボトムアップメソッド」を学習モデルとして提案する。また、その学習モデルの効果を最適化するためのカリキュラムモデルとして「反転学習の概念モデル」を作成し、効果があることを確認した。さらに、学習解析の手法で個別に最適化する方略について整理、考察を行った。
インターフェースの観点からの英語音調の研究
2008年4月 - 2010年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
今年度は、本研究的初年度であり、L2語者により英語イントネーションの学習可能性を探るため、学習ソフト制作にむけそのデザインをするという計画を立てた。成果としては、学習ソフトの開発が順調に進み、予定より早く実際の製作にまでこぎつけた。このソフトは英語母語話題のモデル音声とそのF0曲線が表示され、学習者はモデル音声を聞いて自分の音声を産出、録音し、自分の音声のF0曲線を目で確認して、モデル音声との違いを耳だけではなく目でも確認できるというものである。作成のデザイン、理論的背景、意義については、日本英語学会第26回大会シンポジウムで、共同研究者3名が発表する機会を得、成果を世に問うことができた。予定より早く学習ソフトが作成できたので、学習実験も計画を繰り上げ、10月から1月にかけ4ヶ月間にわたり実施することができた。英語学習者15名の規模で学習実験を行い、現在その結果を解析中であるが、日本語を母語とする英語学習者は、1)音声の持続時間が母語話者の半分から3分の2程度くらいしかなく、2)ピッチの幅も概して狭いか、広すぎるかのどちらかで、母語話者のような「適切」なピッチを作ることができないことが分かってきた。また3)文法上の知識があってもそれを音声に反映することが苦手である、という暫定的な分析結果を得ている。
Use of visual cues in the perception of a lavial
1111年11月
labiodental contrast by Spanish-L1 and Japanese-L1 learners of English
2024年度 異文化理解・国際理解教育(Education for Cross-Cultural Understanding)Applied Linguistics(応用言語学)English Phonetics/Phonology(英語音声学・音韻論)Teaching English as a foreign language (外国語としての英語教育)
研究費の種類: 教員研究費
2023年度 異文化理解・国際理解教育(Education for Cross-Cultural Understanding)Applied Linguistics(応用言語学)English Phonetics/Phonology(英語音声学・音韻論)Teaching English as a foreign language (外国語としての英語教育)
研究費の種類: 教員研究費
2021年度 Applied Linguistics(応用言語学)English Phonetics/Phonology(英語音声学・音韻論)Teaching English as a foreign language(外国語としての英語教育)
研究費の種類: 教員研究費
2020年度 Applied Linguistics(応用言語学)English Phonetics/Phonology(英語音声学・音韻論)Teaching English as a foreign language(外国語としての英語教育)
研究費の種類: 教員研究費
iPadを利用した英語リスニング授業
Raising Students’Self-Expression in the Classroom
平成19年度英語教員集中研修
英語発音入門
Voice Oral Communication II
2019年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
中級英語Pronunciation(2年次配当、前期、2単位、2クラス)、 中級英語Writing(特別留学コース1年次配当、後期、4単位)、 ビジネス英語I(経営学部科目2年次配当、前期、2単位)、 ビジネス英語II(経営学部科目2年次配当、後期、2単位)GBビジネス英語I(経営学部科目2年次配当、前期、2単位)、GBビジネス英語II(経営学部科目2年次配当、後期、2単位), College English Listening(1年次配当、前期、2単位), College English Listening(1年次配当、後期、2単位)
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
国際言語文化センターの外国語科目は学生が各言語の4技能「読む・書く・聞く・話す」の運用能力を伸ばすだけでなく、国際理解・異文化理解を深め、世界の人々と共存できる資質を身につけることを目指している。私の担当しているCollege English Listeningでは海外での実際の英語のコミュニケーションの聞き取りと運用に力を入れ、Pronunciationでは日本語と英語の音声面の違いを明らかにして子音や母音など単音だけでなくリズム・イントネーションの習得に力を入れている。Writingは英語のパラグラフを書くロジックから習得させる。ビジネス英語では、国際ビジネスの現場で英語でミュニケーションが円滑にできることを目指す。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
どの授業にも共通しているのは、教材としてオーセンティックで国際理解・異文化理解につながるものを取り入れることと、授業外に学生が課題をせざるを得ない仕組みを作っていることである。例としてListeningではアメリカの大学の教職員・学生にインタヴューしたもののディクテーションを毎週の課題として授業ではその説明と応用のタスクを行い、Writingは毎週課題の英文レポートを提出し、フィードバックを行う。Pronunciationは授業で学習した事項を翌週テストし、フィードバックを行う。ビジネス英語では各自作成したニュースのレポートをグローバルゾーンの留学生チューターに見せてフィードバックを得てから提出するなど。
教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
Listeningではネイティブスピーカーが普通に話しているものが最初はほとんど聞き取れなくても、毎日かなりの量の音を聞き、自分がどういう音のつながりがわからなかったか認識することで半期の学習でかなりの学生がListening能力を上げていることが月1度のテストの成績の伸びによってわかる。Writingでは学期の後半にCriterionというTOEFL対策用の英文添削ソフトを取り入れているが、かなりの学生に成績の伸びが見られる。Pronunciationは毎週のテストと後期テストを行っているが、真面目に取り組んだ学生の伸びは著しい。
改善点・今後の目標(これからどうするか):
学生一人一人に対するアドヴァイスなどは、質問してきた学生には対処しているが、実際には十分とはいえない。特につまずきを感じている学生に対してもっと時間を取る必要があると考えている。またビジネス英語は実際に学生がどのくらいビジネス英語のスキルを、授業を受ける前と後で伸ばしたかは計測できていない点を改善すべきである。
根拠資料(資料の種類などの名称):
シラバス、教材、小テスト・学期末試験の結果、授業評価アンケート
2015年4月 - 2020年4月 LET(外国語教育メディア学会) 関西支部副支部長
1986年4月 - 現在 神戸英語教育学会 会長
財団法人兵庫県高等学校教育振興会
役割:助言・指導
2012年10月 - 現在
対象: 行政機関
兵庫県内の高等学校生徒への留学に関わる奨学金の貸与の選定の会の評議員。兵庫県教育委員会より依頼されたもの。評議員として意見を述べる。
外国語教育メディア学会機関誌 “Language Education and Technology” 編集委員長
2010年4月 - 現在
外国語教育メディア学会理事
2010年4月 - 現在
華道真生流 師範
2005年4月 - 現在
神戸英語教育学会機関誌 “KELT” 編集委員長
1111年11月 - 現在