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中辻 享 (ナカツジ ススム)

NAKATSUJI Susumu

職名

教授

学位

博士(文学)(京都大学), 文学修士(京都大学)

専門分野

人文地理学、地域研究, 文化人類学、民俗学

外部リンク

出身学校 【 表示 / 非表示

  • 京都大学   文学部   行動文化学専攻地理学専修   卒業

    1996年4月 - 2000年3月

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 京都大学   文学研究科   行動文化学専攻地理学専修   修士課程   修了

    - 2003年3月

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 甲南大学   文学部   歴史文化学科   教授

    2018年4月 - 現在

  • 甲南大学   文学部   歴史文化学科   准教授

    2008年10月 - 2018年3月

学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 福島大学人間発達文化学類

    2006年4月 - 2008年9月

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    国名:日本国

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 東北地理学会

    1111年11月 - 現在

  • 東北地理学会

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  • 日本地理学会

    1111年11月 - 現在

  • 日本地理学会

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  • 地理科学学会

    1111年11月 - 現在

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研究経歴 【 表示 / 非表示

  • ラオスにおける焼畑村落の変動

    科学研究費補助金  

    研究期間: 2000年4月  -  現在

論文 【 表示 / 非表示

  • 放牧と焼畑ーラオス山村でのウシ・スイギュウ飼養をめぐる土地利用ー

    中辻享

    甲南大學紀要.文学編   ( 173 )   171 - 188   2023年3月

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    担当区分:筆頭著者  

  • ラオス農村におけるブタの生産・流通・消費の変化

    中辻享

    甲南大学総合研究所叢書   141   17 - 30   2021年3月

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  • Land use and land cover changes during the Second Indochina War and their long-term impact on a hilly area in Laos 査読あり

    Nakatsuji Susumu

    Southeast Asian Studies   8 ( 2 )   203 - 231   2019年8月

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  • ラオス焼畑山村における家畜飼養拠点としての出作り集落の形成−ルアンパバーン県ウィエンカム郡サムトン村を事例として

    中辻享 ラムプーン・サイウォンサー 竹田晋也

    甲南大學紀要文学編   ( 165 )   2015年3月

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    共著

    担当区分:筆頭著者  

  • ラオス山地部における焼畑実施の村落差とその要因―ルアンパバーン県シェンヌン郡の14村の比較から 査読あり

    中辻享

    人文地理   65 ( 4 )   339 - 356   2013年8月

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    単著

    担当区分:筆頭著者  

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 横山智編『資源と生業の地理学』

    中辻 享( 範囲: ラオス山村における出作り集落と家畜飼養)

    海青社  2013年 

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  • 竹田晋也編『非木材林産物生産による熱帯林の持続的利用と多様性保全』

    中辻 享( 範囲: ラオス焼畑農村における土地利用について―特にカジノキ栽培に注目して―)

    京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科  2003年 

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  • 石原潤・傅綬寧・秋山元秀編『内陸工業都市綿陽市と周辺農村の変容』

    中辻 享( 範囲: 綿陽市三台県蘆渓鎮の土地利用政策について)

    京都大学大学院文学研究科地理学教室  2001年 

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総説・解説記事(Misc) 【 表示 / 非表示

  • SfM/MVSによる航空写真の広域オルソモザイク画像の作成手順 招待あり

    中辻享・渡辺一生

    国土地理協会学術研究助成報告書   1 - 37   2023年11月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者  

  • 地誌・地域研究(学界展望2017年1月〜12月)

    中辻 享

    人文地理   70 ( 3 )   356 - 359   2018年

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  • コメント(山岳地域における資源利用と観光化−ヒマラヤ・ヨーロッパ・日本)

    中辻 享

    E-journal GEO   11 ( 1 )   346 - 347   2016年

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  • コメント(空中写真からみたアジア・アフリカ農村の変動)

    中辻 享

    人文地理   67 ( 5 )   438 - 438   2015年

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  • 焼畑とネズミ

    中辻 享

    月刊みんぱく 2008年1月号   2008年1月

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • ラオスにおける焼畑の現代的意義

    中辻享

    第34回日本熱帯生態学会年次大会 福井大会  (福井)  2024年6月  日本熱帯生態学会

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    開催年月日: 2024年6月

  • Correlation between shifting cultivation and forest cover over 70 years in a hilly area in Laos

    Susumu Nakatsuji

    Southeast Asian Geographical Association 2023 Conference  (Bangkok)  2023年6月  Southeast Asian Geography Association

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    開催年月日: 2023年6月

  • ラオス山地部における70年間の土地利用・土地被覆の変化

    中辻享

    日本地理学会2021年度 春季学術大会  2021年3月 

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    開催年月日: 2021年3月

    researchmap

  • Resettlement programs and highlanders’ reactions in Laos

    Susumu Nakatsuji

    農村集落再編に関する国際会議 

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    開催年月日: 2019年1月

  • Resettlement Programs and Highlanders’ Reactions in Laos

    中辻 享

    International Workshop for the Reorganization of Rural Settlement System 

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    開催年月日: 2019年1月

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その他研究活動・業績等 【 表示 / 非表示

  • 科研費若手(B)「ラオス焼畑山村における畜産業の地理学的研究」にともなう現地調査

    2010年2月 - 2010年3月

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    フィールドワーク

  • 科研費基盤(A)「東南アジア大陸山地林の撹乱動態と山地民の生活環境保全」にともなう現地調査

    2009年11月

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    フィールドワーク

  • 科研費若手(B)「ラオス焼畑山村における畜産業の地理学的研究」にともなう現地調査

    2009年8月 - 2009年9月

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    フィールドワーク

学術関係受賞 【 表示 / 非表示

  • 2006年度日本地理学会賞(奨励賞)

    2007年3月   日本地理学会  

    中辻享

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • アジアにおける公正で持続可能なフードシステム構築のための農と食の総合的研究

    2021年4月 - 2026年3月

    学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    小坂 康之, 樋口 浩和, 生方 史数, 中辻 享, 澤田 綾子, 大澤 由実

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  • 多時点の空中写真を活用したラオス山村での70年間の土地利用・土地被覆変化の解明

    2021年4月 - 2025年3月

    学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    中辻 享, 鈴木 玲治, 小坂 康之, 竹田 晋也

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  • 脱農業化と森林転換がはじまった東南アジア大陸山地での生態資源保全シナリオの構築

    2020年4月 - 2024年3月

    学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)

    竹田 晋也, 鈴木 玲治, 山口 哲由, 小坂 康之, 中辻 享, 田中 貴

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    脱農業化と森林転換の進展の実態をとらえ、さらに生態資源保全のシナリオを考える本調査計画を2020年4月から開始したが、コロナ感染症の拡大に直面し、研究代表者と分担者は主にzoomを利用して研究打ち合わせを進め、これまでに蓄積したデータの分析と論文執筆準備をすすめてきた。現地調査の目途が立たない中で、研究費繰越申請を行い渡航の機会を待っていたところ、2021年2月にミャンマーにおいて国軍が企図したクーデターが発生し、治安が悪化したため同国への渡航はさらに困難になり現在に至っている。
    私たちの研究グループでは2001年からミャンマー・バゴー山地のS村で焼畑調査を継続してきた。英領期にカレン領域に指定されたS村では、カレンの人々が焼畑を営み、自給自足に近い生活を送ってきた。2011年にテインセイン政権が発足して以降、ミャンマーでは民主化と経済自由化の進展が期待されてきた。S村では依然として焼畑陸稲栽培が日々の生活を支える一方で、道路がよくなり、海外出稼ぎも始まった。ミャンマー周縁の森は、細い糸でしかし直接にグローバルネットワークにつながりだした。
    これまで「焼畑」は、粗放な土地利用として改善・開発・転換の対象とされてきた。しかし新型コロナウイルス感染症を経験した世界で、森林と生物多様性の保全があらためて重要な課題として浮き上がってくると、焼畑システムと焼畑民の生活のありようは、「新生活様式」あるべきひとつの方向を示してくれると思う。ヒト・モノ・カネが行きかう濁流から抜け出すことのできないような相互依存に陥るのではなく、焼畑に軸足を置いて自給力を維持しつつ、グローバル/トランスナショナルな関係を主体的に結んでいける可能性があるのではないかと思い始めるようになった。その検討を現在すすめている。

    researchmap

  • アフリカの熱帯高山における氷河消滅が自然・生態系や地域社会に及ぼす影響の解明

    2019年4月 - 2023年3月

    学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(A)

    水野 一晴, 森島 済, 手代木 功基, 孫 暁剛, 奈良間 千之, 荒木 美奈子, 中辻 享, 山縣 耕太郎, 大谷 侑也

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    キリマンジャロにおいて、2019 年 8 月 30 日にArusha Airport よりセスナ機(CESSNA T206H)で1 秒間隔で氷河の上空で周辺の地形も含めた写真の撮影をおこなった。セスナ機からの空撮画像とSfMソフトのPix4D Promapperを用いて、氷河の地形表層モデル(DSM)を作成した。DSMおよびオルソ補正画像の作成には、2015 年 1 月 17 日に取得されたPleiades 衛星のオルソ画像と DSM から取得した地上基準点(GCP)を用いた。
    衛星画像解析の結果から、 キリマンジャロの氷河は1912年-2019年の間、 早いスピード(0.11km2/年)で減少していることがわかった。また、 2010年-2019年の年間減少量は従来のスピードよりも早く(0.15km2/年)、そのペースが続けば2024年-2026年頃にはキリマンジャロから氷河は姿を消すことが予想される。一方で、 河川水と氷河融解水の酸素・水素同位体比を分析した結果、 乾季における山体部の河川水(3,939m-4,579m)には、 氷河融解水が寄与していることがわかった。氷河が将来的に消滅し、 キャンプ等の運営に必要不可欠な乾季の山体の河川水が枯渇すれば、 地域の観光産業に少なからず影響が及ぶことが考えられる。
    タンザニアのモシにあるMwenge Catholic 大学を訪問し、Lihepanyama講師とキリマンジャロに関する共同研究を行うための打ち合わせをした。キリマンジャロの国立公園内で調査するための調査許可を取得するための準備を行った。また、ナイロビ大学のMwaura講師とも打ち合わせを行い、今後のケニア山とキリマンジャロにおける調査の計画を話し合った。

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  • 集落再編の国際比較と生活空間論による再考

    2016年4月 - 2021年3月

    学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(A)

    小島 泰雄, 金 どぅ哲, 佐藤 廉也, 今里 悟之, 作野 広和, 中川 秀一, 筒井 一伸, 磯田 弦, 中條 曉仁, 中辻 享, 吉田 国光, 小方 登, 山村 亜希

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    本研究課題の最終年度を翌年に控え、本年度末に東京の駒澤大学で開催されることになっていた日本地理学会2020年春季学術大会において、シンポジウム「農村変化と地理学―地域運営組織をめぐって」を企画した。本シンポジウムでは研究代表者と研究分担者7名の報告とコメント・総合討論を実施し、集落再編をめぐる農村変化の現状認識に関わる学術的な研究成果をひろく地理学界に公開する予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、学術大会が発表予稿に基づく書面開催となり、実質的な議論は持ち越しとなった。コロナ禍は本科研メンバーのフィールド調査のいくつかについて実施を困難としたが、感染拡大までに臨地研究集会を実施できたことにより、上記のシンポジウムにつながる討論は順調に展開された。
    まず7月下旬には鳥取大学コミュニティ・デザイン・ラボにおいて「地域運営組織の地理学的考察」をテーマとして本科研メンバーよるワークショップを実施した。また9月17日から19日まで韓国全羅北道の鎮安で、巡検を中心とした臨地研究集会を実施し、韓国農村で地域振興に取り組んでいる方々との対話を通して、日本と韓国の農村開発の類似と相違に関する認識を深めた。さらに12月には伊豆半島南部の農村開発の実践にかかわる臨地研究集会を実施し、周辺農村が向き合う困難な状況に向きあう現地の方々との交流に立脚した研究討論を行った。
    このほか科研メンバーはそれぞれのフィールド経験を活かした調査研究を着実に進めており、例年のように多数の論著を公開している。

    researchmap

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研究シーズへのリンク 【 表示 / 非表示

共同研究希望テーマ 【 表示 / 非表示

  • 東南アジアにおける家畜飼養に関する研究

  • 東南アジア大陸山地部におけるカルスト地形での土地利用に関する研究

  • 日本の農山村の活性化策を探る研究ー兵庫県内の農村を事例として

  • 東南アジアの土地利用・土地被覆の長期的な変化に関する研究

在外研究等報告書 【 表示 / 非表示

  • 多時点の空中写真を活用した東南アジアにおける土地利用・土地被覆の長期的変化の解明

    2023年3月
    -
    2024年3月

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    5.研究(調査)の目的及び意義: 本研究は全世界で20世紀初頭から繰り返し撮影されてきた航空写真の活用可能性を探ること、特に、東南アジアのラオスの山地を対象に、1940年代以降の土地利用・土地被覆を解明するためにそれを活かすことを目的としている。航空写真は1940年代撮影のものでも解像度は数メートルと高く、鮮明な画像である。20世紀後半の東南アジアの土地利用・土地被覆の変化に関してはほとんどわかっていない。航空写真はそのための超一級の資料であるにもかかわらず、ほとんど使われていない。 東南アジアの航空写真の活用をはかるにあたって障害になってきたのは、①航空写真の入手が困難なこと、②航空写真の歪みやズレを取り除き、座標系に位置付けるオルソ幾何補正の作業が難しく、時間がかかること、③航空写真から各土地利用・土地被覆を目視判読し、その境界を分ける作業が面倒で時間がかかることである。こうした点を克服し、東南アジアの土地利用史をこれまでよりもはるかに長いスパンで解明し、長期的な観点から今後の土地利用を考える礎にすることが目的である。 7.研究(調査)活動による成果(今後における教育・研究活動に見込まれる効果等):  5で説明した東南アジアの航空写真の活用を阻む3つの障害のうち、①と②に関して、特に大きな成果を得た。1に関しては、ラオス国立地図局で放置された状態になっていた1982年と1998年の航空写真のフィルムをスキャンすることに関して、同局から許可を得ることができた。問題はラオスまで持ち運ぶことができるような航空写真用のスキャナーを入手することであったが、この点に関しても市販のスキャナーを航空写真用に改造することで、クリアすることができた。 2に関しては、SfM/MVS(Structure from Motion/Multi-View Stereo)技術を用いて、写真測量をすることにより、多数の航空写真から比較的短時間で広域のオルソモザイク画像を作成できることがわかった。中辻と渡辺が中心となり、写真測量ソフトであるMetashapeを用いて、1945年(88枚)、1959年(93枚)、1982年(19枚)の航空写真から実際にオルソモザイク画像を作成した。その結果、1945年のような古い航空写真からも水平方向のRMS誤差の平均が10-20m程度のオルソモザイクが作成できること、その際、山道や水田の畦畔、川中の岩などが精度の高いコントロールポイントとなることが判明した。また、古い航空写真には斜め撮影のものも多いが、そうした写真からもオルソモザイク画像が作成できることも判明した。 SfM/MVS技術を用いて、航空写真から広域オルソモザイク画像を作成する試みは決して先例がないわけではない。しかし、そうした研究の多くは日本を含めた先進国を事例としたものが多かった。本研究は東南アジアを対象としている点に大きな意義がある。例えば、ラオスの1945年当時の土地利用・土地被覆を明確に示す地理資料は航空写真以外にない。こうした研究を現地の人とともに進めていくことが東南アジアに対する日本の一つの貢献になると考える。

研究費にかかる研究(調査)活動報告書 【 表示 / 非表示

  • 2024年度  多時点の航空写真を用いた土地利用・土地被覆の長期的変化の研究

    研究費の種類: 教員研究費

  • 2023年度  東南アジアの都市・農村に関する人文地理学的研究

    研究費の種類: 教員研究費

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    1. 東南アジアで1940年代以降に撮影された航空写真を用いて、都市および農村の土地利用・土地被覆の変化を明らかにするとともに、現地調査により、その詳細や原因・結果を明らかにする。今年度は主にラオス北部のルアンパバーン県シェンヌン郡を事例に調査を行う予定である。 2. 東南アジアの都市および農村における人々の現在の生計・生活の実態を人文地理学の視覚から明らかにする。今年度は特に、現地調査からその実態を把握することに努める。

  • 2022年度  東南アジアにおける家畜の生産・流通・消費の変化に関する人文地理学的研究

    研究費の種類: 教員研究費

  • 2021年度  東南アジアにおける生計と土地利用の変化に関する研究

    研究費の種類: 教員研究費

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    2020年度に引き続き、長期的な土地利用・土地被覆の変化と家畜の生産・流通・消費の変化に関して研究を進めていく。

  • 2020年度  東南アジアにおける生計と土地利用の変化に関する研究

    研究費の種類: 教員研究費

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    特にラオス北部を研究対象地域に設定し、研究課題に関し、(1)古い航空写真を活用して、長期的な土地利用・土地被覆を明らかにする研究に取り組み、日本地理学会でその内容を発表した。また、(2)近年の家畜飼養の生産・流通・消費に関する大きな変化に関して予備的なフィールド調査を実施した結果を論文にまとめた。

 

その他教育活動及び特記事項 【 表示 / 非表示

  • 2012年10月
    -
    現在

    森林ボランティア活動への参加

  • 2011年9月
    -
    現在

    授業方法

  • 2010年12月
     
     

    FD委員会主催ワークショップ「新任教員と中堅・ベテラン教員のFDワークショップ」への参加。

  • 2010年7月
     
     

    FD講演会「就業力育成に向けた教育のあり方について考える」

 

所属学協会等の委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2018年11月 - 現在   人文地理学会  編集委員

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  • 2015年12月 - 2016年8月   人文地理学会  選挙管理委員

  • 2008年11月 - 2010年9月   人文地理学会  編集委員