論文 - 曽我部 晋哉
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Influence of Lower Extremity Alignment on Human Gait Based on Wireless Sensors. 査読あり
Norihiko Saga, Saeko Irie, Hiroki Dobashi, Kiyoshi Maehara, Akitoshi Sogabe
Proceeding of Mechatronics and Machine Vision in Practice (M2VIP) 270 - 274 2012年12月
共著
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マレーシアから学ぶ持続可能な社会に向けた問題点ーJakun族の生活習慣の視察から- 招待あり
曽我部晋哉
甲南大学総合研究所叢書 113 143 - 160 2012年3月
単著
担当区分:筆頭著者
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肩柔軟性といわゆる「肩こり」の関連性について 査読あり
曽我部晋哉
甲南大学スポーツ・健康科学教育研究センター論集 18 49 - 52 2011年3月
単著
担当区分:筆頭著者
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甲南大学生の生活習慣・スポーツ活動に関するアンケート調査について-その2- 査読あり
桂豊、北岡守、山崎俊輔、鵤木千加子、水澤克子、伊東浩司、曽我部晋哉
甲南大学スポーツ・健康科学教育研究センター論集 ( 18 ) 29 - 47 2011年3月
共著
生活環境の急激な変化による健康面での悪影響を危惧し、大学生の生活習慣を把握するための調査を行った。
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ギニア、カメルーン柔道人グループの「柔道観」について-各国柔道人との比較から- 査読あり
山崎俊輔、永木耕介、曽我部晋哉、岡田修一、藪根敏和、徳田眞三
甲南大学スポーツ・健康科学教育研究センター論集 ( 18 ) 63 - 73 2011年3月
共著
ギニア、カメルーンの柔道家達の柔道観についてアンケート調査から考察した。
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高齢者の認知機能に及ぼす歩行運動効果の電気生理学的研究及びバイオメカニクス的研究~歩行時の加速度に着目して~
曽我部晋哉、前田多章
総合研究所叢書 ( 108 ) 1 - 14 2011年3月
共著
担当区分:筆頭著者
健常成人、健常高齢者、アルツハイマー型認知症患者を対象に歩行時に視覚指示を与えた時の、加速度の特徴を比較、分析した。
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試合時間から分析した柔道の競技特性 招待あり
曽我部晋哉、前原淳、山崎俊輔
講道館柔道科学研究会紀要 12 107 - 115 2011年3月
共著
担当区分:筆頭著者
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Influence of Difference in Knee Alignment on the Profile of Mood States Scores after walking 招待あり 査読あり
Akitoshi Sogabe
Proceeding of 6th International Conference of Health Behavioral Science 123 - 127 2011年
単著
担当区分:筆頭著者
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全日本女子強化選手の体力タイプ別分類によるトレーニング目標の作成 査読あり
曽我部晋哉、園田隆二、田辺勝、徳野和彦、吉村和郎、日蔭暢年、斉藤仁、木村昌彦、白瀬英春、出口達也、南條充寿、貝山仁美、薪谷翠、野瀬清喜、三戸範之、松雪博、渡辺涼子、園田教子、射手矢岬、小山勝弘
柔道科学研究 15 19 - 22 2010年3月
共著
担当区分:筆頭著者
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Correlation between Heart Rate on Morning Rising Condition of Judo Players during Training Camp. 査読あり
Akitoshi Sogabe, Taketo Sasaki, Mitsuharu Kaya, kosuke Nagaki, Shunsuke Yamasaki
Archives of Budo ( 5 ) 41 - 45 2009年6月
共著
担当区分:筆頭著者
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Influence of Knee Alignment on Quadriceps Cross-sectional Area. 査読あり
Akitoshi Sogabe, Naoki Mukai, Shunpei Miyakawa, Noboru Mesaki, Kazuaki Maeda, Tadashi Yamamoto, Philip M. Gallager, Matt Schrager, Andrew Fry
Journal of Biomechanics 42 2313 - 2317 2009年6月
共著
担当区分:筆頭著者
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ゴールデンスコアで戦える体へ-2008北京オリンピックに向けた女子柔道のトレーニングの取り組み- 査読あり
曽我部晋哉、有賀誠司、日蔭暢年、松岡義之、出口達也、酒井英幸、岡泉茂、田辺勝、園田隆二、長井淳子、徳野和彦、阿武教子、林弘典
柔道科学研究 14 1 - 6 2009年3月
共著
担当区分:筆頭著者
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簡易評価による大学生の膝アライメントの分類 査読あり
曽我部晋哉、北岡守、山崎俊輔、桂豊、鵤木千加子、水澤克子、伊東浩司
甲南大学スポーツ・健康科学教育研究センター論集 17 21 - 25 2009年3月
共著
担当区分:筆頭著者
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Analysis of patterns of response to kuzushi in eight directions based on plantar pressure and reaction movement. 査読あり
Akitoshi Sogabe, Taketo Sasaki, Michito Sakamoto, Yoshihisa Ishikawa, Mitsushi Hirokawa, Hiroshi Kubota, Shunsuke Yamasaki
Archives of Budo 4 70 - 77 2008年10月
共著
担当区分:筆頭著者
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全日本女子強化選手の体力測定結果の検討 査読あり
小山勝弘、有賀誠司、射手矢岬、曽我部晋哉、春日井淳夫、林弘典、長井淳子、出口達也、日蔭暢年
柔道科学研究 ( 12 ) 1 - 6 2007年3月
共著
北京オリンピックに向けて効果的なトレーニングを行うための体力指標の作成を検討した。
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異なる自重負荷運動における下肢筋活動量の検討 査読あり
曽我部晋哉
甲南大学スポーツ・健康科学教育研究センター論集 ( 16 ) 45 - 61 2007年3月
単著
担当区分:筆頭著者
これまで自重負荷運動の強度は明らかにされておらず、トレーニングプログラム作成に際しても経験によるところが多いため、本研究では下肢運動に特化してEMGから強度を比較検討した。
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ザンビア柔道人の「柔道観」についてーオリンピック・ソリダリティコース柔道指導講習会を通じて- 査読あり
山崎俊輔、永木耕介、曽我部晋哉、岡田修一、薮根敏和、徳田眞三
甲南大学スポーツ・健康科学教育研究センター論集 ( 16 ) 1 - 14 2007年3月
共著
これまで、多くの外国柔道家における柔道観の調査を実践してきた。本研究では、ザンビアにおける柔道観との比較検討を行った。
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大学体育における共通科目「スポーツ実習」JUDO授業の検討 招待あり
矢野勝、池田拓人、高橋進、永木耕介、薮根敏和、岡田修一、山崎俊輔、曽我部晋哉、徳田眞三
講道館柔道科学研究会紀要 ( 11 ) 157 - 171 2007年3月
共著
大学体育JUDO授業において、初心者柔道指導プログラムでの効果を社会的スキル尺度、攻撃性尺度から分析検討した。
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荷重負荷に対する下肢骨格モデルの作成
曽我部晋哉、伊東浩司
甲南大学平生太郎基金科学研究報告書 ( 6 ) 719 - 740 2006年3月
共著
担当区分:筆頭著者
膝関節のアライメントの違いにより、荷重時に足底圧にどのような変化が見られるのか、そしてそのことが運動連鎖にどのような影響がみられるのかを運動学的に検討した。
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膝関節内反の有無と荷重負荷に対する下肢骨格・筋に関する研究
曽我部晋哉
2005年3月
単著
【目的】
膝関節内反は、過去の研究から様々な傷害との関係が報告されている。しかしながら、下肢筋強化のトレーニングは、個人のアライメントを考慮して実施されていない。そのため、同様のトレーニングを行ってもアライメントの差異により、下肢の骨格、筋に及ぼす影響は異なる可能性がある。そこで本研究では、CKCトレーニング時の膝関節内反の有無による下肢への影響を筋硬度、筋電図、MRI、X線を用いて検討し、膝関節内反の有無による下肢のメカニズムを明らかにすることを目的とした。
【方法・結果】
研究課題1-1:膝関節内反の有無がレッグプレス後の下肢筋硬度変化に及ぼす影響
研究課題1-1では、正常膝群4名8脚、内反膝群6名12脚を対象として、ナロウ、ミディアム、ワイド(両足関節外果間距離それぞれ30cm、60cm、90cm、下肢内外旋0°、15°、30°)の3種のスタンスを用いてレッグプレスを行わせ、各スタンスでオールアウトきたした直後と試技前の筋硬度を比較した。内反膝群のナロウスタンスにおいて、VL(外側広筋)とTA(前脛骨筋)が正常膝群よりも有意に高値を示した。しかし、スタンスが広がるに従い低値を示した。
研究課題1-2:膝関節内反の有無がレッグプレス中の下肢筋活動量に及ぼす影響
研究課題1-2では、研究課題1-1の内反膝群の被験者1名を除く同様の被験者を対象とした。各被験者には、75%/1RMで課題1-1同様の3種類のスタンスでレッグプレスを行わせ、その時の%iEMGを比較した。また、大腿四頭筋の伸展時におけるVM(内側広筋)とVLの活動を比較するために、VMのiEMGをVLのiEMGで除したVM/VL比を算出した。内反膝群におけるSOL(ヒラメ筋)の%iEMGは、大腿筋群と同レベルまで活動し、ナロウ、ミディアムスタンスにおいては正常膝群よりも有意に高値を示した。しかし、ワイドスタンスを用いることで有意に低い値を示した。VM/VL比は、ナロウ、ミディアム、ワイドスタンスそれぞれ、正常膝群0.98、0.98、1.02、内反膝群2.19、1.78、1.79であった。内反膝群のVMは、VLよりも活動していることが分かった。
研究課題2-1:膝関節内反の有無と下肢筋横断面積の関連性
被験者は、12名の健常男性(正常膝群6名、内反膝群6名)を対象とした。MRIは、日立メディコ社製AIRISmate0.2Tを用い、T1強調像を得た。測定は、各被験者の左脚とし、仰臥位にて大腿骨および脛骨全体をスキャンした。得られた画像から、下肢各筋の横断面積を分析画像全体の筋横断面積で除し、横断面積に対する各筋の構成比を検討した。VMの割合は、正常膝群で25.1%、内反膝群で30.7%であり、有意な差がみられた。その他の筋には、有意差はみられなかった。大腿部において内反膝群は、正常膝群よりもVMの占める割合が大きいことが分かった。
研究課題2-2:膝関節の内反の有無と荷重負荷がスタンスの変化に伴うFTAに与える影響
被験者は、12名の健常男性(正常膝群6名、内反膝群6名)を対象とした。各被験者の左脚の膝蓋骨がX線フレームの中央、管球面から100cmとなるように立たせた。そして、4種類のスタンス(50%/肩幅、100%/肩幅、150%/肩幅、200%/肩幅)を使用し立位を保持させ、荷重時は体重と同じ重量のバーベルを担がせた。50%/肩幅、50%/肩幅荷重、100%/肩幅、100%/肩幅荷重、150%/肩幅、150%/肩幅荷重、200%/肩幅、200%/肩幅荷重時の左膝関節前後像を撮影し、その時のFTAを比較した。膝関節内反の有無に関わらず、200%/肩幅時に、自重時から荷重時にFTAが増加し有意差がみられた。つまり、膝関節の内反の有無に関わらず、200
%/肩幅での荷重では内反傾向がみられ、内反膝群ではより内反を助長することになる。
【考察】
下肢へのCKCトレーニングを行う際、膝関節の内反の有無により明らかに筋・骨格へ及ぼす影響は異なることが、以上の研究より明らかになった。膝関節内反を呈するにも関わらず、正常膝群と同様の下肢トレーニングを実施することで、目的とする効果が得られないばかりか、筋への局所負荷や内反を助長する可能性も示唆された。150%/肩幅のスタンスは、下腿への負荷も軽減し、膝関節内反を助長する傾向もみられないため、推奨される方法ではないかと考えられる。