ティーチングポートフォリオ - 青木 珠緒
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2023年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
光物性物理学(3,4年次配当、2単位)、原子物理学(2年次配当、2単位)、ワークショップIIA(2年次配当、1単位)、リサーチ(3年次配当、4単位)、固体物理学(大学院M1配当、2単位)、ラボラトリーフィジックスII(2年次配当、2単位)、基礎物理学実験(1年次配当、1単位)、物理学実験I(2年次配当、2単位)、物理学実験II(3年次配当、2単位)、卒業研究(4年次配当、8単位)
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
物理学はいろいろな概念を理解し、それを論理的に応用する、という学問である。応用のためには概念の深い理解や、数学の力が必要であり、難易度は高い。これらを工夫を凝らした講義や実験を通じて学生に習得させ、論理的思考力を養うことを目標に教育を行っている。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
光物性物理学の講義は、主にスライドを用い、追加説明に黒板を併用した。スライドはプリント配布するのに加えてPDFファイルを公開した。説明の途中で振り返りの時間や演習の時間を設け、この時間は、近くの学生同士で教えあうことも推奨している。また、過去の動画もMyKonanのクラスプロファイルで公開し、こちらでの受講も可とし、復習に役立ててもらった。ワークショップの演習授業では、2年次に必要な最低限の数学や物理のまとめのプリント各1枚を配布し、演習で用いた大切な式などをそこに書き込ませ、このプリントを小テストの際に見てもよい、として最低レベルの理解を保つ工夫をした。
教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
光物性物理学で講義の動画で復習できるのはよかった、という声がよく聞かれた。ワークショップについては、最低限のプリントで内容を把握できた学生がいた反面、今後の学修に課題が残る生徒もいた。
改善点・今後の目標(これからどうするか):
ワークショップについて、学力に不安のある学生への対応は年々難しくなっている。その場で理解しても、翌週には忘れている学生も多く、定着させるための演習にとりくむモチベーションを高める工夫が必要であると考えられる。
根拠資料(資料の種類などの名称):
シラバス、講義資料、動画、リフレクションペーパー
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2022年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
原子物理学(2年次配当、2単位)、ワークショップIIA(2年次配当、1単位)、リサーチ(3年次配当、4単位)、固体物理学(大学院M1配当、2単位)、ラボラトリーフィジックスII(2年次配当、2単位)、基礎物理学実験(1年次配当、1単位)、物理学実験I(2年次配当、2単位)、物理学実験II(3年次配当、2単位)、卒業研究(4年次配当、8単位)
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
物理学はいろいろな概念を理解し、それを論理的に応用する、という学問である。応用のためには概念の深い理解や、数学の力が必要であり、難易度は高い。これらを工夫を凝らした講義や実験を通じて学生に習得させ、論理的思考力を養うことを目標に教育を行っている。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
講義では、理解すべき概念やその導出や応用などについてプロジェクターと黒板を併用して説明している。スライドはプリント配布するのに加えてPDFファイルを公開した。説明の途中で振り返りの時間を設けたり、学生が苦手とする数学(式変形)や間違えやすいポイントなどを学生が手を動かして確認するプリントに取り組む時間をとった。その際には、教室を巡回して質問をしやすい雰囲気になるように心がけている。この時間は、近くの学生同士で教えあうことも推奨している。また、講義の最後に、その授業の内容に関する簡単な小テストを行い、その小テストに向けて、学生が緊張感をもって講義を受講するようにしている。原子物理学では講義の動画撮影も行い公開した。
物理学実験では、理解してから実験を始められるように、実験開始の前に、実験内容に関する簡単な問いに各グループで答えさせることを試みた。教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
講義資料のPDFのファイルをiPadで開き、直接書き込む形で受講する学生が増え、PDFでの資料配布は有効だった。ただし、プリントに書き込む学生の割合の方が多かった。講義の最後の小テストについては、周りの学生も真剣に講義を聞くので、振り返りの時間に有効に教えあいができる、という評価だった。講義の動画は時間が視聴数があまり多くなかった。
実験の前に内容を理解させる試みでは、学生の理解の程度がわかり、また、ヒントを与えて考えさせることにより、理解が深まったと思われた。改善点・今後の目標(これからどうするか):
講義中に動画撮影して公開することを試みてみたが、スライドと板書を併用するときの録画の切り替えなどが煩雑であり、動画を撮影することが対面の講義の質の低下につながる面もあると思われた。方法の改善が必要である。
根拠資料(資料の種類などの名称):
シラバス、講義資料、動画、リフレクションペーパー
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2021年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
原子物理学(2年次配当、2単位)、光物性物理学(3,4年次配当、2単位)ワークショップIVA(4年次配当、1単位)、リサーチ(3年次配当、4単位)、固体物理学(大学院M1配当、2単位)、ラボラトリーフィジックスII(2年次配当、2単位)、基礎物理学実験(1年次配当、1単位)、物理学実験I(2年次配当、2単位)、卒業研究(4年次配当、8単位)
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
物理学はいろいろな概念を理解し、それを論理的に応用する、という学問である。応用のためには概念の深い理解や、数学の力が必要であり、難易度は高い。これらを工夫を凝らした講義を通じて学生に習得させ、論理的思考力を養うことを目標に教育を行っている。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
対面講義では、理解すべき概念やその導出や応用などについてプロジェクターと黒板を併用して説明している。プロジェクターでうつした内容については、講義資料として配布した。説明の途中で振り返りの時間を設け、内容を配布したプリントやノートで振り返って頭の整理をしてもらっている。また、説明後には、学生が苦手とする数学(式変形)や間違えやすいポイントなどを学生が手を動かして確認できるようなプリントを作成し、時間をとって取り組んでもらう。その際には、教室を巡回して質問をしやすい雰囲気になるように心がけている。この時間は、近くの学生同士で教えあうことも推奨している。また、講義の最後に、その授業の内容に関する簡単な小テストを行い、その小テストに向けて、学生が緊張感をもって講義を受講するようにしている。
オンラインの場合は動画および授業資料で実施した。課題を課し、それらにフィードバックもした。
これらに加えて、光物性物理学では、身近な現象との関連を意識させ、興味を持ってもらう工夫をした。教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
講義の途中に振り返りの時間をとる、講義中の確認プリントの実施、については、途中でわからなくなってついていけなくなる、ということをある程度防ぐ効果があるようだ。講義の最後の小テストについては、周りの学生も真剣に講義を聞くので、振り返りの時間に有効に教えあいができる、という評価だった。
改善点・今後の目標(これからどうするか):
小テストに関して、学生の負担になりすぎない難易度の問題にしているが、それが標準レベルの問題だと思われて、理解が浅いままになってしまうという問題がある。この点について、実際はここまでわかってほしいという点をはっきり示していきたい。
根拠資料(資料の種類などの名称):
シラバス、講義資料、動画、リアクションペーパー、授業改善アンケート(自由記述欄)
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2019年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
原子物理学(2年次配当、2単位)、光物性物理学(3、4年次配当、2単位)、ワークショップIVC(4年次配当、1単位)、リサーチ(3年次配当、4単位)、ワークショップIIC(2年次配当、1単位)、固体物理学(大学院M1配当、2単位)、ラボラトリーフィジックスII(2年次配当、2単位)、基礎物理学実験(1年次配当、1単位)、物理学実験I(2年次配当、2単位)、卒業研究(4年次配当、8単位)
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
物理学はいろいろな概念を理解し、それを論理的に応用する、という学問である。応用のためには概念の深い理解や、数学の力が必要であり、難易度は高い。これらを工夫を凝らした講義を通じて学生に習得させ、論理的思考力を養うことを目標に教育を行っている。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
講義では、理解すべき概念やその導出や応用などについてプロジェクターと黒板を併用して説明している。プロジェクターでうつした内容については、講義資料として配布した。説明の途中で振り返りの時間を設け、内容を配布したプリントやノートで振り返って頭の整理をしてもらっている。また、説明後には、学生が苦手とする数学(式変形)や間違えやすいポイントなどを学生が手を動かして確認できるようなプリントを作成し、時間をとって取り組んでもらう。その際には、教室を巡回して質問をしやすい雰囲気になるように心がけている。この時間は、近くの学生同士で教えあうことも推奨している。また、講義の最後に、その授業の内容に関する簡単な小テストを行い、その小テストに向けて、学生が緊張感をもって講義を受講するようにしている。また、中間テストや期末テストの前には、小テストの出来が良くなかった項目の説明の動画を配信し、理解不足を補うようにした。
教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
講義の途中に振り返りの時間をとる、という点については、授業の理解に有効であるという評価をもらっている。講義の途中でわからなくなってついていけなくなる、ということをある程度防ぐ効果があるようだ。講義中のプリントについては、何がポイントなのかを理解するのに有効で、続けてほしいという意見があった。講義の最後の小テストについては、おおむね良いという意見で、小テストがあるために周りの学生も真剣に講義を聞くので、振り返りの時間に有効に教えあいができる、という評価があった反面、短い時間で頭の整理をしたり記憶するのが難しいので、翌週に回してほしいという意見も少数あった。
改善点・今後の目標(これからどうするか):
小テストに関しては、学生の意欲を高めるために、講義の最後に実施しようと思うが、負担になりすぎない難易度の問題にする予定である。
根拠資料(資料の種類などの名称):
シラバス、講義資料、YouTube動画、リアクションペーパー、授業改善アンケート(自由記述欄)