科研費(文科省・学振)獲得実績 - 山﨑 篤志
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5d電子系物質の相関誘起量子相転移とバルク・表面・エッジ電子構造の分光学的研究
2019年4月 - 2022年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
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波数分解光電子分光による真のバルク強スピン軌道結合電子構造と異常物性の相関解明
2015年4月 - 2018年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
軟X線放射光励起光電子分光装置を駆使して,擬2 次元から3 次元の結晶構造を有するペロブスカイト型イリジウム系強相関(または中相関)酸化物群に対して,バルク3 次元分散構造と結合エネルギーの関係を直接観測し,未だ十分に理解されていない,次元性の変化に伴って発現する種々の異常物性と強スピン軌道結合電子構造との相関を明らかにすることである.
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高分解能バルク敏感光電子分光によるd電子系化合物の電子相関と準粒子状態の研究
2011年4月 - 2014年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 若手研究(B)
深い光電子検出深さを活かした光電子分光法により,主量子数の別なく広くd電子系化合物のバルク電子構造を調べた.5d電子系化合物における強いスピン軌道相互作用が実際に系の物性に重要な寄与をしている一方で,広くモット絶縁体だと言われている3d・5d電子系化合物においても,反強磁性相互作用が系の絶縁化に重要な役割を果たしていることが明らかになった.一方,FeSeのように金属化すると,フェルミ液体として電子構造が記述可能であることがわかる.
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極低エネルギー光電子分光による多数f電子系重い準粒子状態の直接観測と形成起源解明
2009年4月 - 2011年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 若手研究(B)
極低エネルギー光電子分光による多数f電子系重い準粒子状態の直接観測と形成起源解明をめざす.
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新規に合成されたPrおよびSm化合物の軟X線分光による電子状態の解明
2006年4月 - 2008年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 若手研究(B)
新規に合成に成功したPrとSmを含む強相関物質について,バルクに敏感な実験手法である軟X線励起光電子分光によりバルク電子状態を明らかにする.
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遷移金属化合物のバルク電子状態と磁性に関する高エネルギー分光
2002年4月 - 2004年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 特別研究員推奨費
従来用いられていなかった数100eVの軟X線励起光により,遷移金属・希土類化合物のバルク電子状態を高エネルギー分解能で観測する.