井上 定子 (イノウエ サダコ)
INOUE Sadako
職名 |
教授 |
学位 |
博士(経営学)(神戸商科大学) |
専門分野 |
会計学 |
外部リンク |
IFRSとローカルGAAPの共生に関する社会学的考察 ー多文化共生概念に着目して— 招待あり
井上定子
国際会計研究学会年報 2022年度 ( 2 ) 13 - 30 2023年7月
担当区分:筆頭著者 出版者・発行元:春日井 : 国際会計研究学会
その他リンク: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I033068795
決算書分析の方法と論理【第5版】 : 安心・安全な人生設計のための「会社決算書アナリスト試験」公式テキスト
資格教育推進機構, 新田, 忠誓, 井上, 定子( 担当: 分担執筆 , 範囲: 第5章 安全性の分析)
ネットスクール株式会社出版本部 2023年6月 ( ISBN:9784781003481 )
決算書分析の方法と論理【第4版】 : 会社決算書アナリスト試験公式テキスト
新田, 忠誓, 資格教育推進機構( 担当: 分担執筆)
ネットスクール株式会社出版本部 2022年4月 ( ISBN:9784781003184 )
会社決算書アナリスト試験公式テキスト【第3版】
新田, 忠誓, 資格教育推進機構, 松下, 真也, 齊野, 純子, 神納, 樹史, 西舘, 司, 井上, 定子, 佐久間, 義浩, 塚原, 慎, 金子, 善行, 金子, 友裕, 吉田, 智也( 担当: 分担執筆)
ネットスクール出版本部 2020年3月 ( ISBN:9784781002804 )
IFRS15 と IASB 概念フレームワーク
井上定子
会計理論学会 スタディグループ「収益認識についての総合的研究 -最終報告書-」(代表:岩崎勇) 111 - 132 2023年9月
担当区分:筆頭著者 掲載種別:研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
学会ルポ 国際会計研究学会第37回研究大会「IFRSが日本の会計制度および企業行動に及ぼす影響」
井上定子
企業会計 72 ( 12 ) 133 - 133 2020年12月
掲載種別:会議報告等
会計基準のグローバリゼーションの現状と展開に関する解釈社会学による分析
2020年4月 - 2024年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
井上 定子
担当区分:研究代表者
現在、IFRSの導入に伴い生じる会計基準のグローバリゼーションにおいて、IFRSへの統一化(グローバル)に向けた動向だけでなく、IFRSからの乖離(ローカル)に向けた動向が観察される。つまり、グローバルとローカルとが混合してグローバリゼーションが進展している。このような複雑化する会計基準のグローバリゼーションの現状と今後の動向を国際社会学の知見を用いた学際的アプローチにより、包括的に解釈することが本研究の目的である。
本研究では、国際社会学におけるグローバリゼーションの概念整理を行い、分析モデルの構築と精緻化を行うことを第一段階とし、IFRS導入をめぐり相反する現象が確認されるEUや米国の取り組みを事例として取りあげ、分析モデルを踏まえて彼らの取り組みについて検討することを第二段階として位置づけている。
本年度は、第二段階として、昨年度の研究成果として示した会計基準のグローバリゼーション分析モデルに基づいて、米国における会計基準のグローバリゼーションの様相を事例として取りあげ検討した。具体的には、2000年から2010年前半にかけて米国FASBが行ってきた会計基準の国際的諸活動に焦点を当て、内容分析を試みた。かかる分析を通じて、当時のFASBの取り組みの背後に想定されている会計基準のグローバリゼーションの指向性、そしてそのグローバル化を推し進めた原動力について検討した。
その結果、当時のFASBの取り組みの背後には、均質化・同質化に向けた会計基準のグローバリゼーションが想定されており、その主な原動力は、システムの合理化であったことを確認した。また、2010年SEC声明を境に、政治的側面の原動力があまり機能していないとともに、総体的に均質化・同質化のグローバル化を進める原動力の低下がみられた。
以上の検討結果は、本年度の研究成果として論文に取り纏め公表した。