科研費(文科省・学振)獲得実績 - 関 めぐみ
-
「体育嫌い」の沈黙する声に注目した体育カリキュラムの探究
2022年4月 - 2025年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
井谷 惠子, 井谷聡子, 三上純
担当区分:研究分担者
-
包摂的な体育カリキュラムの構築に向けて:クイア・ペダゴジー及びリテラシーを中心に
2019年4月 - 2022年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
井谷 惠子, 井谷 聡子, 関 めぐみ
本研究では,日本の体育カリキュラムの「公的な知」を問い,カリキュラム変革への示唆を得るために次の2項目について研究を進めている. (1) 北米で進展している「身体・健康リテラシー」「クイア・ペダゴジー」を検討し,日本への適用の可能性を探る. (2) 体育において周縁化される学習者に注目し、体育嫌い,及び性的マイリティの2つのフォーカスグループを対象に分析を行い,能動的に主体を変革するカリキュラムの方向性を探る.当初の計画では,本年度は研究を総括する年次であり,研究成果をまとめ,研究発表,論文投稿,一般市民への研究成果還元の活動を中心に実施した.
(1) については,身体リテラシーに関する論文1本が研究誌に掲載されたほか,体育における性別二元制に関する発表を行った.
(2) については,「体育嫌い」に関する研究論文2本が研究誌に掲載決定されたほか,関係する学会での一般発表やワークショップを行った.また,スポーツ ・身体の政治性や「体育嫌い」の研究に対する注目が高まり,商業誌や関係する学会誌に論文・記事が掲載される機会を得た.
研究成果の一般市民への還元については,配布用のリーフレット作成を進めていたが,わかりやすくインパクトのあるものに仕上げるために時間がかかり,次年度への持ち越しとなった.また,研究成果をコンパクトにまとめた報告書の作成も進めてきたが,引き続き次年度に構成や内容について検討を進め完成させることとした. -
運動部における「女子マネージャー」の抑圧経験に関する社会学的研究
2019年4月 - 2022年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 若手研究
関 めぐみ
本研究の目的は、女子マネージャーの活動内容(仕事)と意識についての「語り」をもとに、社会学研究の新しい方法論であるInstitutional Ethnography(IE)を用いて、女子マネージャー制度における制度的な性差別の存在と女子マネージャーがセクシュアル・ハラスメントを甘受しやすい要因について明らかにすることにある。
2021年度は、倫理審査を経て、5大学アメリカンフットボール部の学生スタッフ67名に協力していただき、16回のフォーカス・グループ・インタビュー(FGI)を実施した。学生スタッフとは、マネージャー、トレーナー、アナライジングスタッフ、チアリーダーなどを含めた総称である。zoomによるオンラインインタビューを基本とし、約1時間半ずつ実施した。 -
「女子マネ」のエスノグラフィー
2017年4月 - 2018年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 研究成果公開促進費(学術図書)
関めぐみ