谷口 るり子 (タニグチ ルリコ)
TANIGUCHI Ruriko
職名 |
教授 |
学位 |
博士(人間科学)(大阪大学), 修士(認知科学)(中京大学) |
専門分野 |
教育工学、情報教育 |
外部リンク |
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谷口 るり子 (タニグチ ルリコ) TANIGUCHI Ruriko
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大阪大学 人間科学研究科 博士課程 修了
2006年4月 - 2010年3月
中京大学 情報科学研究科 認知科学専攻 修士課程 修了
2003年4月 - 2005年3月
甲南大学 マネジメント創造学部 学部長
2019年4月 - 2021年3月
甲南大学 マネジメント創造学部 マネジメント創造学科 教授
2017年4月 - 現在
私立大学社会科学系学部におけるオンライン授業の授業改善アンケートを用いた評価 査読あり
谷口るり子
教育システム情報学会誌 40 ( 4 ) 301 - 306 2023年10月
大規模な都市公園の商業化問題について―大阪城公園を例に―
谷口るり子
Hirao School of Management Review 9 53 - 68 2019年3月
単著
大阪市における総合区・特別区(新たな大都市制度)に関する意見募集・説明会の内容のテキスト分析 査読あり
谷口るり子
実践政策学 4 ( 1 ) 29 - 36 2018年6月
単著
コンピューターと情報システム
福田真規夫監修( 担当: 共編者(共編著者) , 範囲: 第1章2節,第3章担当)
日本理工出版会 2017年4月 ( ISBN:9784890195282 )
Visual Basic入門―はじめてのプログラミング―
谷口るり子,小田野郁子( 担当: 共著 , 範囲: 第1-20章(pp.1-131)担当)
開成出版 2004年4月 ( ISBN:4876033234 )
データベース入門―Microsoft Accessを使って―
小田野郁子,谷口るり子( 担当: 共著 , 範囲: 第11・12章(pp.93-118)と第14.1-14.4節(pp.131-142)担当)
開成出版 2004年4月 ( ISBN:4876033161 )
高等教育とIT
山地弘起,佐賀啓男( 担当: 共編者(共編著者) , 範囲: 第一部第1章(pp.34-43)担当)
玉川大学出版部 2003年10月 ( ISBN:447240298X )
データベースを作ろう―Microsoft Accessを使って―
小田野郁子,谷口るり子,伊藤俊秀,青山千彰( 担当: 共著 , 範囲: 第14章(pp.137-147)担当)
関西大学出版部 1999年3月 ( ISBN:4873542847 )
特別区設置協定書に関する住民説明会で市長は何を説明したのか
谷口るり子
統計関連学会連合大会
開催年月日: 2015年9月
基礎学力が情報リテラシー科目の理解度に与える影響
谷口るり子
教育システム情報学会第40回全国大会
開催年月日: 2015年9月
情報リテラシー科目におけるクイズ形式問題の出し方と学生の取り組み結果との関係
谷口るり子
教育システム情報学会第39回全国大会
開催年月日: 2014年9月
スマートデバイス時代の情報リテラシー授業‐PCおよび複数デバイスの連携‐
矢島彰,田窪美葉,石川高行,谷口るり子,安高真一郎,安達康生
2014PCカンファレンス
開催年月日: 2014年8月
語源の英語の学習を通したコンピュータ基本用語学習用e-ラーニング教材の開発
谷口るり子
教育システム情報学会第38回全国大会
開催年月日: 2013年9月
2024年度 大阪市の公園樹・街路樹管理について
研究費の種類: 教員研究費
2023年度 新入生の情報に関する理解度調査、オンライン授業の特徴分析
研究費の種類: 教員研究費
2022年度 オンライン授業の特徴分析、大阪市廃止住民投票の妥当性の検証
研究費の種類: 教員研究費
2021年度 授業改善アンケート結果の分析(各種特徴分析)、大阪城公園の現状(収支面)
研究費の種類: 教員研究費
2020年度 授業改善アンケートの結果の活用、大規模都市公園の商業化問題
研究費の種類: 教員研究費
「ITベーシック」、「ビジネス研究プロジェクト」、「卒業研究プロジェクト」における教育の方法・工夫
コンピューターと情報システム
2022年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
ITリテラシー(1年次前期配当、2単位、2クラス)、情報の科学(1年次後期配当、2単位)、ロジカル・シンキング(1年次前期配当、2単位)、リサーチ・イントロダクション(1年次後期配当、2単位)、ビジネス研究プロジェクト(2~4年次前期配当、6単位)、ビジネス研究プロジェクト(2~4年次後期配当、6単位)、卒業研究プロジェクト(4年次配当、8単位)
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
ICT(Information & Communication Technology)に関する知識と技術は、大学4年間の学びを支えると共に卒業してから社会で生きていく上で必須である。ITリテラシーはこの基本となるICTに関する知識と技術を1年次の前期の段階で、情報の科学はコンピュータやネットワークのしくみを1年次の後期の段階で学生が身に付けることを目標としている。ロジカル・シンキングとリサーチ・イントロダクションは必修の初年次教育科目で、本学部で学ぶ上で必要な力を皆と協力し合いながら身に付けることを目標としている。ビジネス研究プロジェクトでは、コンピュータシミュレーション・コンピュータを用いた処理の自動化(プログラミング)とテキスト分析を行っている。後者は、グループ単位で実データに対して自分たちが設定した仮説をテキスト分析の手法を用いて検証するもので、卒業研究プロジェクトに繋げる意味を持つ。卒業研究プロジェクトでは、4年間の学びの集大成として、一人ひとりが設定したテーマに関する研究を行い、根拠に基づいて論理的な考察を行い文章化することができるようになることを目標としている。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
ITリテラシーでは、市販のテキストの他に授業内容を解説したパワーポイントファイルを用意し、一人でも学べる形にした。学生からの質問に対しては、教員とTAが手分けして対応した。ロジカル・シンキングでは、現代社会における問題をテーマにディベート大会を実施し、リサーチ・イントロダクションは、本学部が所在する西宮市や近隣の大規模商業施設における課題解決策を提案するプレゼン大会に向けたグループワークを行った。研究プロジェクトは、適宜プリントやpdf等のファイルを配布し、基礎的な知識や技術の習得は個人学習で、その応用はグループ学習にした。前期のグループ学習では、実際に使えるプログラムの作成を行い、後期のグループ学習では、学生は自分たちが設定した仮説の検証を行い、レポートにまとめて発表を行った。データの前処理方法、分析方法、結果の解釈方法等でつまずいている場合や誤りがある場合は適宜アドバイスを行った。また、提出されたレポートにコメントを細かく記入して返却し、学生には必要ならレポートの修正を行うよう指示した。レポートを出して終わりではなく、少しでも質の高いレポートになるよう修正させた。卒業研究プロジェクトは、テーマが学生によって異なるため個別に対応し、最終的には卒業研究発表会で研究内容をしっかり説明できるように、また10000字程度の論理的な卒業論文を仕上げることができるように指導した。
教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
ITリテラシーはようやく対面授業が可能となり、そのためかExcelの小テストの平均点はオンライン授業だった前年度より高くなり、理解度が上がったという結果になった。ロジカル・シンキングのディベートは、全体的によく準備をしており、中にはしっかりとした根拠に基づいた主張をして非常にハイレベルな勝負になった対戦もあった。前期の研究プロジェクトは各グループなかなか面白いプログラムを作成し、後期の研究プロジェクトもデータを複数の視点から分析できているグループが多かった。卒業研究プロジェクトは、例年よりはレベルのバラツキが小さかった。
改善点・今後の目標(これからどうするか):
ITリテラシーは、対面授業に戻ったため時間配分に少し偏りがある回の修正が必要と感じた。ロジカル・シンキングのクリティカル・シンキングとロジカルライティングの部分は、時間の関係で次年度は圧縮して1回にまとめる必要がある。情報の科学はあまりグループワークに適した科目ではないが、ディスカッションの要素をもう少し入れたい。前期の研究プロジェクトのグループワークでは、各メンバーがすべきことを分担して作業を行うのだが、自分が担当する部分しか理解できていないという状況が起こりやすい。できる限り各メンバーが全体を理解できるように持って行きたい。後期の研究プロジェクトでは、演説内容の分析時に分析結果を確認するような教材の内容にした方がいいと感じた。プリントの内容を微修正したい。卒業研究プロジェクトは、夏休みに手を抜く学生が出ないようにする必要がある。
根拠資料(資料の種類などの名称):
シラバス、講義資料、試験結果
パークマネージメント事業のリスクはだれが負う?―大阪城公園事業収支からみえるPMO の舞台裏―
役割:講師
大阪の未来をつくる市民ネットワーク 2024年4月
公園はだれのもの?大阪城公園「商業化」のリアル
役割:講師
大阪の未来をつくる市民ネットワーク 2023年11月
民間資金活用による「テーマパーク」化が成功例とされる大阪の状況 「稼ぐ公園」は誰のためのもの? 新聞・雑誌
週刊金曜日 2024年4月
執筆者:本人以外
大阪市で進む「樹木1万9000本」大量伐採計画 市は「安全のため」というけれど…真の狙いは? 新聞・雑誌
東京新聞 2024年3月
執筆者:本人以外
公園「再開発」の裏で進む伐採計画 貴重な木々より”稼ぐ市民”のため 新聞・雑誌
AERA 2023年6月
執筆者:本人以外
「身を切る」より「木を切る」? 大阪市の「1万本伐採」が物議 新聞・雑誌
サンデー毎日 2023年3月
執筆者:本人以外
「過剰開発」は「官から民へ」が招いた? 「稼ぐ公園」にひそむ問題 神宮外苑再開発も規制緩和で実現した 新聞・雑誌
東京新聞 2023年2月
執筆者:本人以外