論文 - 野村 幸宏
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「新学習指導要領」に見る外国語学習の意義と目的 ー第二外国語を中心に-
甲南大学全学共通教育センター紀要 ( 3 ) 57 - 67 2025年3月
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日本におけるドイツ語学習・授業アプローチに関する考察
野村幸宏
言語と文化 ( 25 ) 147 - 160 2021年3月
単著
出版者・発行元:甲南大学国際言語文化センター
日本における外国語の授業において、長年コミュニカティブなアプローチの重要性が指摘されているが、そもそも授業現場において、コミュニカティブな授業・学習アプローチが正確に理解されていない可能性がある。本論ではそうした「誤解」にも言及しながら、今一度コミュニカティブな外国語授業について重要な論点を整理することで、大学におけるドイツ語教育の現状について理解を深める。
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コミュニカティブなドイツ語授業と新しい学習メディア
野村幸宏
言語と文化 ( 24 ) 73 - 87 2020年3月
単著
出版者・発行元:甲南大学国際言語文化センター
現代のドイツ語学習総合教材には、副教材、補助教材として様々な学習メディアが付属している他、教科書とは独立した副教材や学習プラットフォームなど、学習メディアはデジタルメディアを中心に近年一気に多様化した。学習メディアの発展は、それらのメディアに精通することはもとより、学習目標に即したメディアを選択し、効率的に学習に組み込むことがより重要になったことを意味する。新しいメディアを授業に取り入れることがよい授業に直結するわけではなく、それらがどのような特徴を持ち、刻々と変化する学習者の学習状況を見極めることがまず重要である。そして、授業時間が限られている中で、すべてのメディアを使用することも困難であることから、最終的な学習目標に到達するためには何が必要なのか、という視点で授業を構築し、そのために適切な学習メディアを選択するという教員の能力がより一層問われるのである。
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授業における教員のコミュニケーションとドイツ語授業
野村幸宏
言語と文化 ( 23 ) 57 - 70 2019年3月
単著
日本における外国語教育においても、学習言語による総合的なコミュニケーション能力の獲得が学習の目標として重視される流れの中、授業の内容、組み立てのみならず、教員自身に求められるスキルや授業における役割も変化してきている。しかし、このような変化の中でも、教員の授業能力が学習者の学習動機や成果に大いに影響すること自体は変わっていない。本稿では、こうした背景から、コミュニケーション中心のドイツ語授業において教員に期待される「教授力」とは何かという点を整理し、授業における一コミュニケーション主体としての教員の役割について考察する。
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授業改善ツールとしての授業見学 ー知識とスキルの重要性ー
野村幸宏
言語と文化 ( 22 ) 125 - 139 2018年3月
単著
担当区分:筆頭著者
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アクティブな学習のための教材活用
野村幸宏
日本独文学会ドイツ語教育部会 ドイツ語教育 ( 21 ) 30 - 36 2017年3月
単著
「学習者の能動的な授業への参加」は、学習者の理解と言語運用能力を伸ばす有力な手法として、コミュニケーションを中心とした外国語授業の原則の一つとして数えられる。いかによくできた教材を使用し、それを忠実に授業で実行しても、必ずしも学習者が外国語の運用能力を伸ばすことができるとは限らない。そのためには、学習者がアクティブに学習するような授業を組み立てる必要がある。本稿では近年の代表的なドイツ語総合教材Menschen A1.1を例に、日本語を母語とする学習者にあった授業の構成と補助教材の作成例を紹介し、パートナー練習などを連続的かつ発展的に組み合わせる授業モデルについて考察している
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バックワード・デザインによる授業プランと行動中心のコミュニケーション授業
野村幸宏
甲南大学 国際言語文化センター 言語と文化 ( 21 ) 59 - 73 2017年3月
単著
学習者の運用能力を伸ばすための学国語授業は、それを目的とした教材を使用していれば達成できるというものではない。教員はその教材をベースに、学習者にあった内容、練習方法、練習形態などを学習単元ごとに精査し、その都度授業プランを自ら作成する必要がある。詳細な授業プランを作成する際に、有用であるのが「バックワード・デザイン」という手法である。これは授業の「段階モデル」をもとに、授業単元の最終目標から逆算して各授業段階を論理的にプランするものである。本論では、欧州共通言語参照枠に記載されている、授業原則を考慮に入れながら、バックワード・デザインの具体例とその有用性について論じている。
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「経済ドイツ語」と外国語教育 -異文化間能力の育成-
野村幸宏
大阪外国語大学ドイツ語研究室編 『Sprache und Kultur』 39 23 - 41 2006年2月
単著
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大学のドイツ語授業における専門性と実用性の統合の試み ―Kiel大学のドイツ語コースの事例を参考にして―
野村幸宏
大阪外国語大学ドイツ語研究室編 『Sprache und Kultur』 36 37 - 62 2003年11月
単著
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国際通貨マルクとブンデスバンク 査読あり
野村幸宏
大阪市立大学経営学会『経営研究』 53 ( 1 ) 77 - 97 2002年5月
単著
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ユーロ・マルク市場の構造変化と欧州の国際通貨マルク 査読あり
野村幸宏
大阪市立大学経営学会『経営研究』 50 ( 3 ) 103 - 119 1999年11月
単著