論文 - 平井 一樹
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「台湾の外国人介護労働者と言語および生活の支援」
平井一樹
甲南大学 教育学習支援センター紀要 ( 6 ) 1 - 19 2021年3月
単著
出版者・発行元:甲南大学 教育学習支援センター
本研究では、台湾が約30年前から外国人労働者の受け入れを開始し、言語や文化・生活面での支援を行政や地域社会が積極的に行っている状況を詳説した。また、外国人労働者に関する社会問題を、特に高齢者介護の労働者に焦点を当てて論考した。外国人に台湾国語(中国語)や台湾閩南語を強く求めるのではなく、受け入れ側の社会が相手の言語を学習したり、NGOがシェルターを設けて緊急の支援を行うなど、30年間の経験の蓄積が台湾社会で活かされ、制度面のみならず一般市民が外国人労働者を尊重するという意識の高さの側面も含めた形で諸問題を考察し、論述を試みた。
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「立命館大学SKP修了生の留学生活および日本語学習の振り返りと修了後の状況 : 追跡調査の記述分析より」 査読あり
平井一樹,今田恵美,上田俊介
立命館大学 教育開発推進機構 紀要「立命館高等教育研究」 ( 16 ) 83 - 100 2016年3月
共著
立命館大学のStudy in Kyoto Program(SKP)は、開始から20年以上が経過し、短期交換留学生のみならず、私費留学生、国際関係学部や政策科学部の英語専攻の留学生の受け入れなど、その規模と内容は大きく変化している。留学生自身の専門や興味・関心も広がり、難読や学習障害、健康や経済問題など学習上の配慮の必要性も増している。また、来日前の背景から、来日後の勉学、生活、交友、学外活動、アルバイト、そして帰国後の生活や勉学、再来日した学生の仕事上の悩みなども多様化している。そこで、これらの実態を体系的に把握するため、SKP修了生を対象に3名の日本語教員がSNSでの繋がりを利用し、
「修了または帰国後、あるいは再来日した今だからこそ言えること」という本音を探るアンケートを実施した。それらの分析結果はSKP自体の改善のみならず、後輩である今後の留学生へのアドバイスなどに有効に活用できると思われる。 -
日本語初級の「文法項目の組み合わせ」 に関しての試案―「もらってあげてくれない?」多様な表現と応用―
平井一樹
甲南大学 全学共通教育センター紀要 ( 第2 ) 139 - 148 2024年3月
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ことわざ、故事成語、慣用句・表現、 四字・三字熟語について、均衡コーパスと日経テレコン を使用した分析、および 理解表現として日本語学習で扱うための提案
平井一樹
甲南大学総合研究所叢書 145 47 - 78 2022年3月
単著
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「日本語教育における諺や慣用句・慣用表現 ― 複数の書き言葉コーパスにおける韓国語・中国語母語話者の使用実態から 」
平井 一樹
韓国文化研究 別冊 ( 第3 ) 41 - 61 2020年10月
単著
出版者・発行元:韓国文化学会
6つの書き言葉コーパス(内5つは日本語学習者の作文コーパス)を横断的に使用し、諺・故事成語・慣用句・慣用表現の使用実態について、韓国語母語と中国語母語の日本語学習者の書き言葉において調査・分析した。
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「上級クラスにおける語彙・表現の習得拡充に関する一考察 : 慣用表現から難読漢字までを俯瞰・整理する」
平井一樹
大阪大学日本語日本文化教育センター「授業研究」 ( 14 ) 77 - 88 2016年3月
単著
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「ビジネス日本語の課題と新たな領域」
平井 一樹
愛知産業大学日本語教育研究所 紀要 ( 2 ) 49 - 56 2005年3月
単著
出版者・発行元:愛知産業大学日本語教育研究所
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「日本語短期留学プログラムの実際と課題 ― 短期大学での短期留学生受け入れを通して」
平井 一樹
大阪外国語大学 日本語講座年報 2003-2004 71 - 76 2004年8月
単著
出版者・発行元:大阪外国語大学日本語講座
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「発問・沈黙・発話促進のストラテジー」
平井 一樹
STUDIUM 大阪外国語大学大学院院生協議会論叢 ( 31 ) 118 - 127 2004年4月
単著
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「地域日本語ボランティアが直面する諸問題とその対応方法 ― 枚方日本語ボランティア研修講座での講演より」
平井 一樹
大阪外国語大学 日本語講座年報 2002-2003 ( 1 ) 77 - 84 2003年7月
単著
出版者・発行元:大阪外国語大学 日本語講座
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「台湾における民間日本語学校『日語補習班』の現状と課題」
平井 一樹
STUDIUM 大阪外国語大学大学院院生協議会論叢 ( 30 ) 58 - 67 2003年4月
単著
出版者・発行元:大阪外国語大学大学院院生協議会