谷守 正寛 (タニモリ マサヒロ)
TANIMORI Masahiro
職名 |
教授 |
専門分野 |
日本語学,日本語教育学,教材開発 |
外部リンク |
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谷守 正寛 (タニモリ マサヒロ) TANIMORI Masahiro
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甲南大学 ■廃止組織■ 国際言語文化センター 教授
2021年4月 - 現在
甲南大学 国際言語文化センター 准教授
2013年4月 - 2021年3月
日本語の「は」と「が」の統語論的位置の違いについて
谷守正寛
言語と文化 ( 28 ) 23 - 54 2024年3月
担当区分:筆頭著者
主題文のさまざまなタイプに共通する「は」の本質の考察
谷守正寛
言語と文化 ( 26 ) 99 - 137 2022年3月
担当区分:筆頭著者
動的事態を表す名詞で締める名詞文とその主題-「駅は次の角を左折だ」等を中心に-
谷守正寛
言語と文化 ( 22 ) 41 - 63 2018年3月
単著
担当区分:筆頭著者
本稿は従前より高い関心が寄せられてこなかった名詞文の研究である。名詞文の中でも,従来の研究では最も基本的であるとされる措定文(指定文は措定文に緩やかに含める)とは異なるタイプの名詞文として,「動的名詞文」と稿者が呼ぶ名詞文を打ち立てた上で,それが他の一般の名詞文や基本的なウナギ文とどう違うのかについて検討した。また,ここまで,様々なタイプの動的名詞に分けて,ガ格やヲ格等の格成分を含むものから通常の名詞文の文末名詞に前接・修飾しがたい連用的成分を,動的名詞が受け得るかどうかを見ることによって様々な動的名詞文を観察する。
動的名詞文は,主題(主語)の内在的な固定化された属性を表すのではなく,動的・流動的事態を生々しく,しかし,動詞ではなく動的名詞によって,さらに,ガ格・ヲ格・デ格成分等と,通常の名詞文では文末名詞とは共起しない連用的成分を伴って形成されることを見る。そして,措定文等との違いを検討し,特別なニュアンスがあることを分析する。
主題と文末名詞との関係については,主題とリンクされる様々な要素情報の中に,主題の内在的属性としてではなく,本稿で分析したような情況に応じた主題に関わる様々なニュアンスを持つ動的事態を指す情報が生じ,それがその発話時にもっとも話者の述べたいものとして取り出され,論理的格関係に囚われずに,例えば林(2013)の言う「関係などややこしく考えないで,簡単に結びつけるのがふつうである」といったあり方で,例えば,「駅は次の角を左折だ」においてであれば,「駅」に対しては「次の角を左折」といった連用的成分を伴いうる動的事態が整合的な論理的格関係を持ち合わせずとも結びつけられ,文末名詞で締めることを考察する。
コソによる係り結び文におけるコソと日本語の主題の関係について
谷守正寛
言語と文化 ( 27 ) 43 - 77 2023年3月
担当区分:筆頭著者
ESSENTIAL JAPANESE GRAMMAR
TANIMORI Masahiro,Sato Eriko( 担当: 共著)
Charles E.Tuttle Publishing Co.,Inc. 2012年 ( ISBN:9784805311172 )
日本語の教育から研究へ
関正昭他( 担当: 共著)
くろしお出版 2006年 ( ISBN:4874243673 )
「XハYガZ」文の雑例小考(pp.187-196の部分)
新日本語教科書(あたらしいにほんご)
谷守正寛,張金艶( 担当: 共著)
内蒙古教育出版社(中国) 2008年 ( ISBN:9787531173519 )
ウイグルモンゴル文字表記
新視野日本語精通
( 担当: 共編者(共編著者) , 範囲: 日本語本文執筆、語彙表のアクセント等)
華東理工大学出版社(上海) 2021年8月
中国における日本語教育教材の文法記述の変遷について
谷守 正寛
東北アジアにおける多文化の実態研究―中国、韓国、蒙古国、ロシア文化と日本文化の比較研究
開催年月日: 2011年8月
中国における日本語教育教材の文法記述の変遷について
谷守正寛
国際シンポジウム「東北アジアにおける多文化の実態研究シンポジウム―中国, 韓国, 蒙古国,ロシア文化と日本文化の比較研究」 (中国内蒙古自治区錫林浩特市) 内蒙古大学日本学センター・中国日本哲学会・北京日本学研究センター・内蒙古国際文化交流センター
開催年月日: 2011年7月 - 2011年8月
なぜ海外への留学生数が減ったのか Why don't you go abroad to study?
2011年10月 - 2012年3月
鳥取大学における国際交流の実態調査アンケート報告書
2011年4月 - 2012年3月
「地域の言葉-鳥取東部-」会話集」基礎資料(1)
2008年11月
フィールドワーク
平成19年度鳥取大学地域貢献支援事業報告書。CD付
モンゴル文字と日本語の入力環境構築とそれによるモンゴル族向け日本語教材開発研究
2006年4月 - 2008年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 萌芽研究
日本語ワードプロセッサー(当時のソフトウェア「一太郎」)上での縦モンゴル文字(ウイグルモンゴル文字)表記による打ち込みを達成し,それによる日本語教材開発を行う。
予算による教材作成の後,中国国内では,国際交流基金教材開発助成金を受け,中国内蒙古教育出版社より発行した。
外国人留学生と地域住民参加型の双方向・生活密着型情報ウェブサイト構築と運用
2009年4月 - 2013年3月
その他財団等 中島記念国際交流財団留学生地域交流事業
2022年度 日本語の基幹構文(「は」・係り結び),日本語教育法
研究費の種類: 教員研究費
2021年度 日本語の主題,教授法,教材開発
研究費の種類: 教員研究費
2020年度 日本語の主題
研究費の種類: 教員研究費
2021年度
教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):
大学日本語入門Ⅰ・Ⅱ,大学日本語中級Ⅰ・Ⅱ,大学日本語上級Ⅰ・Ⅱ,
日本理解Ⅰ・Ⅱ,日本の文化事情Ⅰ・Ⅱ,外国語総論(日本語),
YiJ日本語
教育の理念(なぜやっているか:教育目標):
あらゆる知識や情報等の伝達媒介としての言語である日本語自体を精密に知ることによって,より深く読み取り書き,聴き話すという言語活動を豊かにすることを目指し,外国人にとっては日本語学習においては関連して学ぶことになる日本文化・事情の理解も促し,日本の理解者を育成すること。
教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):
母語話者であっても気づきにくい母語(日本語)の特性を理解するためのメタ言語能力育成に有効な言語学の知見を活用し,学生に分かるような説明方法と材料を創意工夫しながら,出来上がった教授材料は常に改良することに心掛けている。例えば特に,従属句の構造を中心に,日本語構文の特性を理解させることによって,様々な助辞・副詞等の構文上の位置づけを教育する。その上で,外国人に対しては複雑な説明が正確に理解できるよう媒介語の活用,練習問題の創意工夫を通して,また同時に,やはり常に情報を刷新しながら日本文化が言語学習に有効に働くよう材料として加え,しかしアウトプットを重視した言語学習を促している。
教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):
上述した日本語の従属句の構造を中心とした構文の指導によって,日本語の中で習得が困難な「は」や「が」等といった難解な助詞,モーダルな機能を持つ副詞・助動詞等に対する理解を深めることができ上級学習者(外国人)であっても母語話者であっても,より高度な日本語の理解ができ,興味深い反応を示す学生が存在したことで,従前の日本語教育に一歩前進した境地を得たと言える。また自身の教育・研究にも生かせている。
改善点・今後の目標(これからどうするか):
上記の成果は,最近になって考察してきた日本語教育の知見であり,教材化・教材開発がなお未整理であり,今後の課題であるが,あるいは言語教育に関する研究論文によるいっそうの知見の発信が目標として掲げられ,現在進行で取り組んでいる。
根拠資料(資料の種類などの名称):
シラバス,講義資料,研究論文など
2014年4月 - 現在 日韓次世代学術フォーラム 諮問教授(若手研究者育成論文雑誌査読委員)
2011年10月 日本語教育学会 2011年度日本語教育学会秋季大会実行委員長
平成24年度鳥取大学地域貢献支援事業
2013年4月 - 2014年3月
日南町の方言調査を含む文化・観光資源の掘起し及びその情報発信
(鳥取県日南町教育委員会と鳥取大学との連携事業)
日本学生支援機構(JASSO)「平成24年度大学教育・学生支援推進事業評価委員会による実地視察
2012年9月
杉野服飾大学短期大学部(東京)を実施見学し,評価書作成を行った。
韓国南ソウル大学「世界の環境を考える研修」
2012年7月
日本学生支援機構(JASSO)「平成24年度大学教育・学生支援推進事業評価委員会評価員
2012年4月 - 2013年3月
JASSOによる大学就職支援GPの評価を行う委員として,打合せ,協議等を経て,評価を行った。
海洋環境問題を考える日韓学生実践プログラム・企画実施等
2012年3月
韓国南ソウル大学との共済事業
於:韓国天安市・江陵市・ソウル市他
高等学校教諭2級普通免許状(外国語(英語))
中学校教諭1級普通免許状(外国語(英語))
高等学校教諭2級普通免許状(社会)
中学校教諭1級普通免許状(社会)
普通自動車免許(一種)
JASSO外国人留学生のための進学説明会
外国人留学生のための進学説明会
留学生実務担当教職員養成プログラム(JASSO)
留学生実務担当教職員養成プログラム(JASSO)
大学進学ガイダンス
伊藤忠兵衛基金出版助成委員会 (全学委員会)
大学会議 (全学委員会)
学生部委員会 (全学委員会)
言文センター検討委員会委員 (部局内委員会)
総合研究所委員 (全学委員会)