Books and Other Publications - OSAWA Kaori
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認知行動療法事典
日本認知・行動療法学会( Role: Joint editor , 第2章基礎研究「心的外傷後ストレス障害の認知行動療法の基盤となる研究」(pp.96-97),第9章福祉分野の認知行動療法「虐待」(pp.488-489))
丸善出版(株) 2019.9 ( ISBN:978-4-621-30382-5 )
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健康心理学事典
日本健康心理学会( Role: Joint editor , 第11章健康心理学的支援法・災害「急性ストレス障害・PTSD」「トラウマに対する心理的支援」)
丸善出版(株) 2019.9 ( ISBN:9784621303764 )
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臨床児童心理学―実証に基づく子ども支援のあり方―
石川信一,佐藤正二(編著)( Role: Joint author , 第2章第1節 実証に基づくアセスメント)
ミネルヴァ書房 2015.10 ( ISBN:978-4-623-07246-0 )
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セラピストのための行動活性化ガイドブック うつ病を治療する10の中核原則
クリストファー・R・マーテル,ソナ・ディミジアン,ルース・ハーマン-ダン(Christopher R. Martell, Sona Dimidjian, & Ruth Herman-Dunn)(著) 坂井 誠・大野 裕(監訳)( Role: Joint translator , 第6章 問題解決と回避への対応)
創元社 2013.9 ( ISBN:978-4-422-11568-9 )
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『臨床心理士報』第24巻
大澤 香織( Role: Sole author , 外傷体験想起時の認知・行動と外傷性ストレス反応の関連モデル(PCBM)に基づく心理学的介入の効果に関する研究)
公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会 2013.7
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自伝的記憶と心理療法
森 茂起(編)( Role: Joint editor , トラウマの記憶想起に焦点をあてた心理教育プログラム―「思い出すこと」がもたらす弊害を乗り越えるために)
平凡社 2013.3 ( ISBN:978-4-582-73109-5 )
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外傷体験想起時の認知・行動と外傷性ストレス反応
大澤 香織( Role: Sole author)
風間書房 2012.12 ( ISBN:978-4-7599-1957-8 )
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60のケースから学ぶ認知行動療法
坂野 雄二(監修)( Role: Supervisor (editorial) , 第5章 医療領域・精神疾患 14. 不安障害・PTSD)
北大路書房 2012.12 ( ISBN:978-4-7628-2789-1 )
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心理学実験を学ぼう!
小河妙子, 斉藤由里, 大澤香織( Role: Edit , 編者として,本書の企画から出版に至るまでの業務に携わった。また,「第13章 SD法」(151~158頁),「付録4 因子分析」(183~197頁)の執筆にあたった。)
金剛出版 2010.9 ( ISBN:978-4-7724-1160-8 )
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交通事故被害者を対象とした精神疾患の発症予防プログラムの効果の検討
大澤 香織( Role: Sole author)
公益財団法人 三井住友海上福祉財団 2010.7
研究1では,交通事故後のストレスや精神的健康への影響,被害者が抱くストレスへの対処可能感について調査し,再び事故に遭うかもしれない不安が維持されていることが示唆された。研究2では,事故後の精神疾患の発症予防を目指した介入プログラムの効果を検討し,当プログラムによって不安・抑うつなどの精神的健康の問題,および交感神経系の活動亢進といった身体的健康の問題が改善される可能性が示された。
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研究結果報告書集―交通安全等・高齢者福祉― 第14巻 2008年度研究助成 「交通事故被害者を対象とした精神疾患の発症予防プログラムの効果の検討」
大澤香織
公益財団法人 三井住友海上福祉財団 2010
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認知行動療法の技法と臨床
内山喜久雄,坂野雄二(編) ( Role: Sole author , 第2部第5章「問題解決療法」(52~56頁)の執筆を担当した。)
日本評論社 2008.10 ( ISBN:978-4-535-98278-9 )
問題解決療法は,ストレスを感じる状況における適切な対処スキルを身につけ,個人の問題解決能力を高めることを目指した治療法である。本書では,問題解決療法の概要と効果研究,具体的な手続き,効用と限界(実施上の留意点)について詳細に紹介した。また,問題解決療法は個人療法としても集団療法としても用いることができ,単一の治療法としてのみならず,他の治療法と組み合わせることも可能であること,問題解決療法の適用範囲が広いことも示した。しかし,問題解決療法には患者個人の問題に直面する手続きが含まれるため,事前のアセスメントと心理教育が重要であることを指摘した。
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DV被害を受けた母子へのフォローアップ研究-1年後の精神的健康・行動・生活と母子相互作用の変化に関する検討-
金吉晴・加茂登志子・大澤香織・中山未知・加藤寿子・丹 愛・氏家由里・中島愛子・正木智子・小菅二三恵・大村美菜子( Role: Joint author , データの解析,報告書の執筆に当たって中心的な役割を果たした。)
厚生労働科学研究費補助金子ども家庭総合研究事業 2008.4
本研究ではDV被害母子(24組)を対象に,母子双方の精神状態および問題行動が時間経過に伴ってどのように変化するか.そして母子間でどのように影響し合うかを1年間の追跡調査を通じて検討した。その結果,調査開始1年を経過してもDVが及ぼした悪影響は改善されにくいこと,女児の方が男児よりも精神的健康の状態は悪く.問題行動も維持されること,子どもの問題行動や精神状態は,母親の精神状態のみならず,母親の養育態度に対する子どもの認知に左右されやすいこと,そして母親は子どもの内面よりも外向的な問題の方に注意が向きやすく,かつ深刻に捉えていることが明らかにされた。
分担研究者:金吉晴・加茂登志子 -
母親とともに家庭内暴力被害を受けた子どもに被害をおよぼす中中期的影響の調査および支援プログラムの研究
大澤 香織( Role: Sole author)
平成19年度厚生労働科学研究子ども家庭総合研究推進事業研究実績報告書 2008.4
ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害に遭った母子を対象に,母子双方の精神状態および問題行動の変化と相互作用について検討した。その結果,母親が受けた身体的暴行と性的強要の頻度が多いほど母子ともに行動面・精神面の問題が悪化すること,母親のPTSD症状は中等症レベルで維持されること,子どもの問題は母親の養育態度に対する自身の評価からも影響を受けるが,母親は子どもの内面よりも外向的な問題の方を注目しやすいことが示された。
受入研究者:金 吉晴 -
DV被害を受けた母子への治療プログラム研究-集団療法の適用可能性の検討
正木智子・加藤寿子・大澤香織・小菅二三恵・中山未知( Role: Joint author , 共同研究のため,分担部分抽出不可能。)
厚生労働科学研究費補助金子ども家庭総合研究事業 2007.4
ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害を受けた母子の調査では,実際に暴力被害を受けた母親と同様に,子どもの精神的健康も重篤に阻害された状態にあることが示されている。母子を1つのユニットとして捉え,両者の治療効果を同時に見込める介入方法として,DV被害が子どもに及ぼす悪影響を危惧する女性を対象とした集団療法を実施した。集団療法は4名までを1グループとし,1セッション90分間,全3セッションを1クールとして行われた。参加者10名の状態不安,および特性不安はセッション終了後に有意に低減した。それだけでなく,集団療法が心理教育的役割を果たし,能動的な問題解決への動機づけの促進や孤立化の軽減につながった可能性も示された。
分担研究者:加茂登志子・金 吉晴 -
DV被害を受けた母子へのフォローアップ研究(1)-3ヵ月後の精神的健康・行動・生活と母子相互作用の変化に関する検討-
大澤香織・正木智子・加藤寿子・中山未知・小菅二三恵( Role: Joint author , データの収集解析,報告書の執筆にあたって中心的な役割を果たした。)
厚生労働科学研究費補助金子ども家庭総合研究事業 2007.4
ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害に遭った母子を対象に,母子双方の精神状態および問題行動の変化と相互作用について検討した。その結果,母子共に時間経過と落ち着きを取り戻しつつも症状は維持されること,特に子どもは多動・衝動性といった問題行動を呈し,時間経過にかかわらず深刻な状態で維持されること,そして母親の精神状態の悪化や生活に対する不安と子どもの問題行動の悪化が相互に関連することが示された。
主任研究者:金 吉晴
分担研究者:加茂登志子 -
DV被害を受けた母子へのフォローアップ研究(2)-DV被害が母親の状態把握に及ぼす影響に関する検討-
大澤香織・加藤寿子・小平かやの・正木智子・中山未知・小菅二三恵( Role: Joint author , データの収集解析,報告書の執筆にあたって中心的な役割を果たした。)
厚生労働科学研究費補助金子ども家庭総合研究事業 2007.4
ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害を主訴としない小児精神外来の通院患者(親子)を「対照群」とし,母親による子どもの状態把握についてDV被害を主訴とする母子との比較を行った。その結果,DV被害を受けた子どもは小児精神外来に通院する子どもと同等に行動面・精神面の問題を抱えているが,DV被害を受けた母親は子どもの状態を幅広く把握することが困難であることが示唆された。しかし,子どもの状態を正確に捉えている可能性は高いと考えられた。
分担研究者:加茂登志子・金 吉晴 -
重度ストレス障害の精神的影響並びに急性期の治療介入に関する研究
大澤 香織( Role: Sole author , データの収集解析,報告書の執筆にあたって中心的な役割を果たした。)
平成18年度厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究推進事業研究報告集 2007.3
ドメスティック・バイオレンス(DV)の被害に遭った母子を対象に,母子双方の精神状態および問題行動の変化と相互作用について検討した。その結果,母子共に時間経過と落ち着きを取り戻しつつも症状は維持されること,特に子どもは多動・衝動性といった問題行動を呈し,時間経過にかかわらず深刻な状態で維持されること,そして母親の精神状態の悪化や生活に対する不安と子どもの問題行動の悪化が相互に関連することが示された。
主任研究者:金 吉晴 -
he Writing Cure: How Expressive Writing Promotes Health and Emotional Well-Being
大澤香織(訳) 余語真夫・佐藤健二・河野和明・大平英樹・湯川進太郎(監訳)(6. Expressive Writing and Health: Self-Regulation of Emotion-Related Experience, Physiology, and Behavior)
北大路書房 2004
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認知行動療法の臨床ワークショップ2
大澤香織・金井嘉宏・坂野雄二(著) 丹野義彦・坂野雄二・長谷川寿一・熊野宏昭・久保木富房(編)(2章 「ネズ夫妻はどのような臨床研究をしているか」)
金子書房 2004