論文 - 吉川 歩
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吉川 歩
日本ファジィ学会誌 4 ( 1 ) 150 - 159 1992年2月
単著
出版者・発行元:日本知能情報ファジィ学会
工学分野などで言葉を使って対象を表現するためには, 言葉に存在する意味の境界の不明瞭さと言葉の離散性を扱うことができなければならない.前者はファジィ集合を使って表現することができるが, 後者については有効な手法を模索している段階である.本論文は言葉の離散性を扱う上で重要な意味をもつ二つのファジィ集合の"間"を表す集合の定義を与えることを目的とする.まず"間"の集合を求める元となるファジィ集合や全体集合の満たすべき条件を明かにした後, "間"を表現する集合(Between 集合と呼ぶ)を二つのファジィ集合の所属度の差の絶対値を1から減じたものとして定義する.そしてこの Between 集合が凸性や要素に関する高い表現力などの応用上も優れた性質をもつことを示す.さらにシミュレーションにより他の演算から得られる"間"の集合との比較を行い, 本提案の Between 集合の特長を示す.
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吉川 歩, 西村 武
テレビジョン学会誌 44 ( 6 ) 795 - 797 1990年6月
共著
出版者・発行元:一般社団法人映像情報メディア学会
水平方向に運動する視標の周波数および波形を変化させて, その視標を眼球で追跡したときの主観的な視標追従性の周波数特性と波形による影響を, 評定尺度法から求めた追従性の主観評価値(RSP)を用いて検討した.
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VDT陽画表示画面の好ましい白背景色
西村武,森本一成,新居雅行,岸本泰蔵,吉川歩
テレビジョン学会誌 42 ( 12 ) 1351 - 1357 1988年