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前田 多章 (マエダ カズアキ)

MAEDA Kazuaki

職名

准教授

学位

博士(医学)(慶應義塾大学)

専門分野

神経・筋肉生理学 感覚生理学,認知神経科学, 神経科学一般, 生理学, 栄養学、健康科学, 実験心理学, 医療薬学, スポーツ科学

外部リンク

出身学校 【 表示 / 非表示

  • 慶應義塾大学   医学研究科   生理系生理学   卒業

    - 1999年

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出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 慶應義塾大学   医学研究科   生理系生理学   博士課程   修了

    - 1999年3月

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 甲南大学   知能情報学部   知能情報学科   知能情報学部知能情報学科   准教授

    2008年4月 - 現在

  • 甲南大学   自然科学研究科   知能情報学(情報システム工学)専攻   自然科学研究科情報システム工学専攻   准教授

    2007年4月 - 現在

  • 甲南大学   理工学部   情報システム工学科   理工学部情報システム工学科    准教授

    2007年4月 - 2008年3月

  • 甲南大学   自然科学研究科   情報システム工学専攻   大学院自然科学研究科情報システム工学専攻   講師

    2005年4月 - 2007年3月

  • 甲南大学   理工学部   情報システム工学科   理工学部情報システム工学科    講師

    2001年4月 - 2007年3月

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学外略歴 【 表示 / 非表示

  • - Assitanto, Faculty of Science and Engineering, Department of Information Science and Systems Engineering, Konan university.

    2007年

  • - 甲南大学理工学部情報システム工学科 准教授

    2007年

  • - 甲南大学大学院自然科学研究科情報システム科学専攻 准教授

    2007年

  • - Lecturer, Graduate School of Natural Science, Konau university.

    2007年

  • 岡崎国立共同研究機構生理学研究所   統合生理研究施設 

    2003年4月 - 2004年3月

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    国名:日本国

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所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 日本臨床神経生理学会(国内)

    1997年4月 - 現在

  • 日本臨床神経生理学会

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  • 日本神経科学学会(国内)

    1999年5月 - 2021年12月

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  • 日本神経科学学会

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  • 日本睡眠学会

    2013年5月 - 現在

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論文 【 表示 / 非表示

  • EMDRにおいて否定的記憶を想起しながら行う眼球運動に関する考察 査読あり

    南川華奈,柿木慎吾,市井雅哉,前田多章

    EMDR研究   16 ( 1 )   73 - 85   2024年5月

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    担当区分:最終著者  

  • 記憶の神経基盤と, そこから見えてくるトラウマ治療の神経モデル 招待あり

    前田多章

    EMDR研究   16 ( 1 )   6 - 12   2024年5月

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    担当区分:筆頭著者  

  • EMDRにおける眼球運動に関する考察  −スピードに着目して− 査読あり

    EMDR研究   14 ( 1 )   35 - 45   2022年5月

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    担当区分:最終著者  

    researchmap

  • 両側性タッピングの速度が自律神経系に与える影響 査読あり

    EMDR研究   14 ( 1 )   47 - 55   2022年5月

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  • 朝食時のトリプトファン摂取量が認知活動に及ぼす影響

    仲本晶絵, 前田多章,白尾満里奈

    甲南大学紀要 知能情報学編   10 ( 1 )   69 - 74   2017年7月

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    共著

    担当区分:責任著者  

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 快眠研究と製品開発、社会実装

    前田 多章( 範囲: 第Ⅰ編 睡眠研究,第2章 睡眠と脳科学,第6節 睡眠の記憶固定効果)

    (株)エヌ・ティー・エス  2022年6月 

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  • 眼科専門医のための『今日の治療指針』第2版

    田野保雄,樋田哲夫 総編集( 担当: 共著)

    医学書院  2007年10月 

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    22.検査総論
     〔6〕網膜機能・電気生理学的検査
       網膜機能・電気生理学的検査・多チャンネル脳波計,脳磁計
    を執筆。

  • 情報科学 ヒューマン編, 第2章 自然情報への回帰(共著)

    中易秀敏, 坪野博宣, 前田多章, 前川善一郎( 担当: 共著)

    共立出版株式会社  2002年11月 

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    慶應医学(学術雑誌、 1999 ) 76(1): ppT31-T41

総説・解説記事(Misc) 【 表示 / 非表示

  • 睡眠と脳の関係とは? 日中の作業効率がUPする睡眠のコツは?

    Good Sleep Factory   2018年12月

  • 「記憶の神経基盤」に関する研究の歩み

    前田多章

    甲南大学紀要知能情報学編   11 ( 2 )   243 - 248   2018年2月

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    担当区分:筆頭著者   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)   出版者・発行元:甲南大学  

    1949年にマックギル大学のD. O. Hebbによって,記憶が「細胞Aの軸索が,細胞Bを活性化し,繰り返し,または持続的に発火を引き起こすと,ある種の発達の過程または代謝が変化が,一方または両方の細胞に起こり,Bを活動させる細胞としてのAの能力が増強される。」という神経機序によって作り上げられているという概念が提唱された。D. O. Hebbは同時に,Assembly codeという概念も提唱している。そして,21世紀にはいってからの神経科学の研究,特に10年前から急速に用いられ始めた光遺伝学の手法により,これらの記憶のモデルが正しいこと,そして,記憶の最終段階では遺伝子発現重要な基盤となっていることが明らかにされた。

  • 歳をとっても快眠よく眠れる食事

    ロハス・メディカル   2016年4月

  • Family Academy「睡眠を制するものは記憶を制す! 生活リズムを整えて良質の睡眠を手に入れよう」

    2016 親と子の大学受験情報紙『栄冠めざしてFamily』   2016年4月

  • ストレスをやわらげる快眠力

    家族の未来を開く子育て・教育応援誌『灯台』   2014年9月

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 両側性タッピングの速度が自律神経系に与える影響

    日本EMDR学会第16回学術大会  2021年9月 

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  • EMDRにおける眼球運動の意義 -追跡眼球運動成分と急速眼球運動成分に着目して-

    2020年度 EMDRと記憶の神経機序に関する研究発表会  2021年3月 

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  • 眼球運動による脱感作と再処理法(EMDR)の作用機序 -神経科学的背景からの考察-

    2020年度 EMDRと記憶の神経機序に関する研究発表会  2021年3月 

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  • ヒト第2次体性感覚野における体部位局在的再現

    第22回日本神経科学大会  1999年12月 

  • ヒトの第二次体性感覚野における対部位局在的再現

    第2回 生理学研究所脳磁図研究会  1998年12月 

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産業財産権 【 表示 / 非表示

  • 頭部冷却装置

    前田多章,杉森俊昭,坂本進,齋藤悠太

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    出願番号:2019-158726

    出願国:国内  

  • 照明システム、照明装置 及び照明方法

    前田多章,奥村明彦,香川修志

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    出願番号:2014-267019

    出願国:国内  

  • 文書作成支援方法及びそのシステム

    小澤邦昭,絹川博之,前田多章

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    出願番号:05200893

    公開番号:05200893

    特許番号/登録番号:05200893

    出願国:国内  

    researchmap

  • 文末形態判別機能付き日本語ワードプロセッシング方式

    前田多章

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    出願番号:71758

    公開番号:第71758号

    特許番号/登録番号:第250681号

    出願国:国内  

    researchmap

  • 日本語処理方式

    前田多章

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    出願番号:S62-087506

    公開番号:S63-253465

    出願国:国内  

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その他研究活動・業績等 【 表示 / 非表示

  • Proceedings of the 10th International Conference on Human-Computer Interaction Symposium on Human Interface, 22-27 June 2003, Crete, Greece, pp.904-908.

    2004年12月

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    KIT International Symposium on Brain and Language 2004, Kanazawa, Japan, 8-9 December 2004, p.68.

  • :Estimation of Useful Field of View on the Situation of Driving Work:

    2003年6月

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    Proceedings of the 10th International Conference on Human-Computer Interaction Symposium on Human Interface, 22-27 June 2003, Crete, Greece, pp.904-908.

  • PC-BASED MEASUREMENT SYSTEM OF USEFUL VISUAL FIELD AT DRIVING SITUATION PLAYBACKED BY 3D MOVIE:

    2002年11月

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    “Submitted paper to the FIRST INTERNATIONAL CONFERENCE ON INFORMATION TECHNOLOGY & APPLICATIONS (ICITA 2002), BATHURST (& Sydney), AUSTRALIA, 24-28 November 2002”.

  • Experimental study on visual information transmission at driving automobile for reliability-based design

    2002年9月

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    Proceedings of Workshop on Reliability-Based Design and Optimization, Warsaw, Poland, 23-25 September 2002, pp.353-366.

  • Evaluation of human response by physiological signal for perceptive information:

    2001年11月

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    “Proceedings of 29th International Conference on Computers and Industrial Engineering, November 1-3, 2001”, (Eds. Olivier C & Gharbi A), ETS, Montreal, Canada.

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科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 作業記憶と文処理アーキテクチャの実証的研究:構造的複雑性と構造的頻度の観点から

    2009年4月 - 2011年3月

    学術振興機構 科学研究費助成事業 学術変革領域研究(B)

  • 情報刺激の認知機構と感性応答の工学的応用プロジェクト

    1999年4月 - 2000年3月

    学術振興機構 科学研究費助成事業 高度化推進特別経費

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    工学的設計の新たな方法論を確立すべく,従来より用いられてきた物理量と心理量の他に第3の次元として生理量を加えて総合評価する方法を検討するものである.具体的には視覚を中心とした知覚を情報刺激とする認知実験を行い,脳波を中心とした生理計測量と感性設計での心理計測量を統合したヒューマンモデル解析法を検討する.

科研費以外の競争的資金獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 睡眠—覚醒リズム,昼間活動量と学習成績の相関調査

    2013年4月 - 2015年3月

  • 「認知機能」に及ぼすaroma効果の心理物理的研究および電気生理学的研究

    2007年11月 - 2008年10月

  • 痛みの情報処理過程における鍼鎮痛の作用機序 −多チャンネル脳波計による責任部位の同定−

    2007年4月 - 2009年3月

  • 運転作業中の有効視野の変動と応答機能の解明

    2002年4月 - 2004年3月

  • 認知過程における注意効果の生理的特性 –脳波計および重心動揺計を用いた研究–

    2000年4月 - 2002年3月

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共同・受託研究活動実績(公開) 【 表示 / 非表示

  • 睡眠活動計による行動・睡眠分析および学習課題による睡眠ソリューションの研究開発

    提供機関:三井化学(株)  国内共同研究

    2021年4月 - 2023年3月

  • 高温環境下で睡眠効率を向上させるための頭部冷却機器の開発

    提供機関:アイリスオーヤマ(株)  国内共同研究

    2019年9月 - 2020年3月

  • 環境光の色や明暗のサイクルをあるリズムで繰り返すことで、その環境下に滞在する人のリラックスを促す照明機器の開発

    提供機関:アイリスオーヤマ(株)  国内共同研究

    2018年6月 - 2019年5月

  • 適正なサーカディアンリズムを形成することを目的とした自動調色・調光機能付LED照明機器の開発

    提供機関:アイリスオーヤマ(株)  国内共同研究

    2014年12月 - 2016年11月

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    太陽光の色温度の日内変動をトレースするLEDシーリングを開発した。当該LEDシーリングは,自動で,昼間では高照度・高色温度,夕刻以降で徐々に低照度・低色温度に変化するものであり,当該LEDシーリング下で生活することによりセロトニンおよびメラトニンの合成および分泌が適切に誘導され,受動的に睡眠改善が実現される。

  • LEDシーリングライトの光特性の変化による快眠誘導の為の光制御プログラム

    提供機関:アイリスオーヤマ(株)  国内共同研究

    2014年12月 - 2016年11月

研究費にかかる研究(調査)活動報告書 【 表示 / 非表示

  • 2022年度  学習効率を高める室内光環境を実現する睡眠ソリューションの開発 –睡眠活動計による行動・睡眠分析および学習課題による評価–

    研究費の種類: 産学連携共同研究

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    睡眠の質を向上させ記憶・学習の効率を高める照明環境を実現する睡眠ソリューションを試作し,これを用いて,メラトニン生合成が開始される時間,すなわち習慣的就床時刻の任意の時間前から就床時までの時間帯にipRGCを興奮させないように網膜入射光を制御することによる睡眠改善を誘導し,これによって学習効率が改善することを行動実験で確認した。

  • 2021年度  記憶・注意、睡眠科学 認知神経心理学、脳科学

    研究費の種類: その他

  • 2020年度  記憶・注意、睡眠科学 認知神経心理学、脳科学

    研究費の種類: その他

 

その他教育活動及び特記事項 【 表示 / 非表示

  • 2012年11月
     
     

    (有)幼児未来教育「サン・キッズ」における講演 タイトル: 「子どもの脳の発達  — 神経系の健常な発達に欠かせないこと —」

  • 2012年6月
    -
    2012年7月

    2012年度・春期 甲南大学公開講座(全5回・3回担当) 講師 タイトル: 「ライフデザインシリーズ 子どもの才能を伸ばす環境づくり    -脳と身体と心の観点から-」

  • 2010年10月
     
     

    甲南大学ホームページおよび携帯サイトにより,中学・高校生を対象とした学習環境(睡眠方法)に関する公開講座(e-Learning)。 タイトル: 「知っていますか?「勉強に効果てきめんな睡眠」の手に入れ方」」

  • 2007年4月
    -
    現在

    インタラクティブ教育の重点化

  • 2002年4月
    -
    現在

    生理学関連の講義において,臨床生理学や運動生理学などの知見の紹介を随所で行う。

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ティーチングポートフォリオ 【 表示 / 非表示

  • 2019年度

    教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):

     知能情報学概論及び基礎演習(1年次配当,2単位),知能情報学実験及び演習(3年次配当,2単位),知能情報学セミナー(3年次配当,2単位),卒業研究及び演習(4年次配当,8単位),プログラミング演習Ⅰ(1年次配当,2単位),プロジェクト演習(2年次配当,2単位),ブレインサイエンス(2年次配当,2単位),認知科学(2年次配当,2単位),感覚生理学(3年次配当,2単位),神経・生理心理学(文学部人間科学科2年次配当,2単位)

    教育の理念(なぜやっているか:教育目標):

     科目「ブレインサイエンス,認知科学,感覚生理学,神経・生理心理学」により,ヒトの記憶,注意,情動などの特性を講義し,それに続く科目「プロジェクト演習,知能情報学セミナー,卒業研究及び演習」により,社会における様々な問題を脳科学に立脚し分析し,解決方法を見出していく演習を実践している。また,文学部の科目「神経・生理心理学」では「文理融合型の脳科学教育」により,心理学を学ぶ学生が「心を脳機能として理解」できる教育を行っている。これらにより,学生達がヒトの心の「しくみ・発育発達・健康」を理解するとともに,卒業後に,企業等においてメディアデザインや室内環境などの設計・開発に脳科学の知識を役立てることを目指している。さらには,企業,学校,医療・福祉施設,家庭において,労務計画や教育計画を立てたり,あるいは,子育てや家族の健康を担う際に,「心や行動」に関する脳科学の知識を役立てることが可能となることを目指している。

    教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):

     マルチメディアプレゼンテーションによる重要事項の提示および板書を行っている。この場合,学生がノートをとることに重点を置いてしまうことにより,「講義説明を聞き,そして考えながら受講する」ということが疎かにならないように,説明の聴取時間とノートへの筆記時間を分け,説明の聴講に集中する環境を整えている。また,アクティブラーニングにより,学生が「ただ聞く」だけの授業を「考える授業」へと改善している。しかしながら,この場合でも宿題をやってくる学生は限られており,受講生全員参加のアクティブラーニング実践は難しい状況にあるため,平成26年度から一部の学習項目に対して,高次能力育成型反転授業を取り入れている。更に,当該反転授業において相互教授を実施している。

    教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):

     受講生全員で,論理的な理解力の向上および成績の顕著な向上が実現した。具体的には,期末試験における論述問題に対する解答に高い論理的妥当性が見られるようになった。また,未知の問題(講義では詳細な解説をせず,試験範囲に指定したもの)に対して解答ができる効果が見られた。

    改善点・今後の目標(これからどうするか):

     履修生数が比較的少ない。このことは,自身がヒトであるにも関わらず,ヒトに関わる学問をこれまで学んでこなかったことが一因と考えられる。また,上記科目を理解する上で欠かせない物理学や化学の知識が不十分であることも履修を躊躇う一因と考えられる。これらのことは当該科目内で対処することが困難であることから,上記科目の魅力をアピールする方法を考え履修者を増やしていきたい。

    根拠資料(資料の種類などの名称):

    シラバス,講義資料,リアクションペーパー,授業改善アンケート(自由記述欄)

 

社会貢献活動 【 表示 / 非表示

  • 甲南大学公開講座(ネットワークキャンパス東京) 講師

    2013年6月

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    タイトル:「幼児期のストレスは子どもの発育・発達にどの様な影響を及ぼすのか −阪神・淡路大震災から18年。子どもの発育に影響があったのか−」
    概要:ストレスは,我々の脳や身体にどの様な影響を及ぼすのか,医科学的側面から解説した。続いて,阪神・淡路大震災の事例から,大震災などの強いストレスは,子どもたちの発育・発達に,どのような影響を及ぼすのか解説した。そして,これらストレスによる影響を軽減するために,良質の睡眠をとることが有効であることを解説し,良質の睡眠を得る方法を紹介した。

  • 東京学芸大学付属高等学校における招待講演

    2013年6月

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    タイトル:「人は“寝だめ”ができるか 〜メラトニンの働きとサーカディアン・リズム〜」
    概要:東京学芸大学付属高等学校の学生,父兄および教員を対象に,睡眠の特性や睡眠と記憶,睡眠と健康の関係を解説した。また,睡眠と,メラトニン,コルチゾール,成長ホルモンといった内分泌物質の関わりを解説し,これによって寝だめが無効であることを解説した。

  • 阪神甲南会(甲南学園OB会)における招待講演

    2013年5月

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    タイトル:「生涯元気に 〜正しい睡眠習慣が健康な日々をもたらす!〜」
    概要:現代社会において,睡眠の質の劣化や量の減少が指摘されている。低年齢層を含めた日本人の生活の夜型化が進んでおり,そのため,現代日本人は,ヒトが本来持っている記憶能力を充分に引き出せなくなっている。このことは年をとるにつれて記憶能力が衰える加齢性記憶障害を増長する可能性がある。そこで,現代日本人の睡眠事情と記憶能力の関係を解説し,続いて,睡眠と記憶を生理学的側面および内分泌学的側面から解説した。そして,如何に良質の睡眠を実現し,記憶能力を引き出していくかを提案した。

  • 東京学芸大学附属高等学校のスーパーサイエンススクールにおける研究指導

    2013年4月 - 2014年12月

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    概要:東京学芸大学附属高等学校が平成24年度よりスーパーサイエンスハイスクールの指定を受け,事業題目「外国における科学の探究活動」について,サーカディアン・リズムの研究活動を行っている。当該研究の指導・助言,「外国における科学の探究活動」の指導・助言の委嘱を受け,任に当たっている。当該研究では,睡眠活動計を用いて,日常生活の環境改善による,睡眠の質,昼間の認知能力,活動量などの向上を定量化するものである。また,海外での活動に伴い,学術的な指導を行うとともに,渡米に伴う時差症候群の解消実験を指導している。

  • 横川幼稚園における招待講演

    2013年4月

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    タイトル:「すこやかな子供の成長に欠かせない睡眠術のお話」
    概要:胎児期から児童期における脳の発達を解説した。特に,前頭前野および後頭頂葉の発育発達を詳述した。そして,体験予期型学習と体験依存型学習において,体験予期型が臨界期(感受期)を持つものであり,その学習対象が「見る機能」,「音楽に関連した能力」,「言葉の文法学習」,「スポーツ」などであることを紹介し,これらの早期学習の効果と注意点を解説した。また,子どもが健常な発達を遂げるために欠かすことの出来ない学習項目を解説するとともに,幼児教育との関わりを解説した。

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提供可能な資源 【 表示 / 非表示

  • 電気生理学的生体情報計測および解析・評価

    a

  • ストレス計測および解析・評価

    a

  • 睡眠評価・睡眠介入

    a

職務上の実績に関する事項 【 表示 / 非表示

  • 1987年12月
     
     

    ㈱日立製作所 戦略特許賞 受賞

  • 1988年12月
     
     

    日立マイクロコンピュータエンジニアリング㈱ 社長技術賞 受賞

研修受講歴 【 表示 / 非表示

  • 2004年4月
    -
    2004年9月

    私学研修員

  • 2003年10月
    -
    2004年3月

    私学研修員

教員組織審査実績 【 表示 / 非表示

  • 2006年12月   甲南大学   理工学部教授会   准教授

  • 2012年1月   甲南大学   自然科学研究科委員会   修士課程研究指導教員

  • 2000年12月   甲南大学   甲南大学自然科学研究科委員会   修士課程授業担当教員

  • 1999年4月   甲南大学   理学部教授会   講師

学内活動 【 表示 / 非表示

  • 2018年4月
    -
    現在

      人権問題委員   (全学委員会)

  • 2018年4月
    -
    現在

      地域連携センター運営委員   (全学委員会)

  • 2016年4月
    -
    2018年3月

      キャリアセンター運営委員   (全学委員会)

  • 2016年4月
    -
    2018年3月

      広域副専攻センター運営委員   (全学委員会)

  • 2012年12月
    -
    2018年3月

      甲南大学教育改革会議共通作業部会委員   (全学委員会)

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