科研費(文科省・学振)獲得実績 - 星 敦士
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母親の就業と進路格差ー都市間比較調査に見る格差の実態
2013年4月 - 2016年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
既婚女性の就業継続における課題の一つである子どもの受験行動について、階層間格差の拡大と既婚女性の就業継続や教育課題にたいする対処行動という視点から都市間比較調査により実証的に明らかにする。
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社会ネットワークアプローチによる「食」をめぐる集合行為の検討
2011年4月 - 2015年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
本研究の目的は、集合行為における「参加」と「動員」のプロセスを、社会ネットワーク研究の手法を応用して分析することである。社会運動研究において注目されてきた「参加」と「動員」を媒介する過程として人々が取り結ぶ社会ネットワークと、そのネットワークを通じて交わされる意味・シンボルの機能に照準することで、集合行為をめぐる動員論と行為論を架橋することが可能となる。また、社会ネットワーク研究は計量的手法を中心に発展してきたため、「つながり」の測定手法は精緻化されてきたが、一方でなぜそのような関係の構造が人や組織にある行為を促すのか、という解釈においてはアドホックなものに偏る傾向があった。そこに、社会関係を通じた運動参加という行為と動員を扱ってきた資源動員論のような社会運動論との接合の必要性がある。
具体的には、現代社会における「食」のあり方をめぐって展開されている日本のスローフード運動を事例として、標本調査によって得られるデータを対象とした計量的分析と、個別のケースにおける具体的な運動展開のプロセスに対して事例研究の手法からアプローチすることで、参加者のコミットメントのあり方と、活動を通じて形成される社会ネットワークとの相互作用を明らかにする。 -
食のグローバル化へのオールタナティブ運動に関する社会学的研究
2006年11月 - 2008年11月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
食と農のグローバル化が進行する現代社会におけるオルタナティヴな運動としてのスローフード、地産地消、有機農業、コミュニティ・ビジネスなどを検証する。
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新しいコミュニティの構想:東部被災地をフィールドとして
2005年11月 - 2007年11月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
阪神淡路大震災から10年後の被災地の現状を調査し、新しいコミュニティの可能性を理論・実証の双方から検証する。
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少子化と就業女性の支援ネットワークに関する都市間比較研究
2005年11月 - 2007年11月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
就業女性のサポートネットワークについて異なる規模の都市間比較を行い、少子化社会における支援のあり方について検証する。
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地方分権が社会保障システムの効率性・衡平性に与える影響の分析
2005年11月 - 2007年11月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
市町村合併、地方分権の推進が医療・介護等の社会保障システムの効率性、衡平性にどのような影響を与えるのかについて現地調査、ヒアリング、モデル分析から検証する。