Position |
Professor |
Research Field |
Humanities & Social Sciences / Sociology |
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External Link |
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Graduating School 【 display / non-display 】
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Kyoto University Faculty of Literature Graduated
1975.4 - 1982.3
Graduate School 【 display / non-display 】
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Kyoto University Graduate School, Division of Letters Doctor's Course Accomplished credits for doctoral program
1984.4 - 1989.3
Campus Career 【 display / non-display 】
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KONAN UNIVERSITY Faculty of Letters Professor
2002.4
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KONAN UNIVERSITY Faculty of Letters Associate Professor (as old post name)
1997.4 - 2002.3
External Career 【 display / non-display 】
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大阪学院大学 経済学部
1996.4 - 1997.3
Country:Japan
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大阪学院大学 経済学部
1992.4 - 1996.3
Country:Japan
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京都大学
1990.4 - 1992.3
Country:Japan
Papers 【 display / non-display 】
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Place Getting out of Sight: nostalgia, affection, Japanese 'solitude'
Yasuhiro SUGA
( 170 ) 75 - 87 2020.3
Single Work
Publisher:Konan University
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The Narratives of the Japanese Modern Family getting out of Sight
Suga Yasuhiro
( 161 ) 99 - 108 2011.3
Single Work
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Attachment to the Place
Suga Yasuhiro
( 156 ) 87 - 106 2009.3
Single Work
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They Regarded theirselves as 'Strander'
Suga Yasuhiro
( 146 ) 1 - 20 2007.3
Single Work
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I-turn Habitation: not habitation, but between habitation and journey Invited
Suga Yasuhiro
( 6月 ) 68 - 73 2001.11
Single Work
Books and Other Publications 【 display / non-display 】
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『異人論とは何かーストレンジャーの時代を生きるー』
菅 康弘( Role: Contributor , ストレンジャー体験と愛着の位相―はざまにたつことの意味)
ミネルヴァ書房 2015.3 ( ISBN:9784623072767 )
Iターン移住者の語りとその心象風景を探りつつ、〈旅〉と〈住〉という二つの領域の相互浸透状況を明らかにした。地域選択と愛着の問題が尖鋭化する領域としてのプロブレマティーク、すなわち旅立つとき、離れるときに立ち現れる心情やモチーフを対象に、他者性の瞬間や変容過程に焦点を当てている。そのため、射程としてはもはやIターン移住ばかりでなく、場所の選択・乖離・固着・愛着という点で、場所と人との相互作用を考察するため、いくつかの流行歌も題材として取り入れている。
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『都市的世界』(社会学ベーシックス4)
菅 康弘( Role: Contributor , 地方都市の肖像—R.S.リンド/H.M.リンド『ミドゥルタウン』(1929))
世界思想社 2008.12
R.S.リンド/H.M.リンド『ミドゥルタウン』(1929)の解題。特に、R.S.リンドの研究の奇蹟の中でこの書を位置付けている。彼が‘ミドゥルタウン’とどのように出会ったか、そしてアメリカの消費社会化の波の中でこの書の読まれ方がどのように変質したか、また消費社会化に抗する彼自身のフェードアウトを解説している。
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『現代文化の社会学 入門—テーマと出会う、問いを深める—』
菅 康弘( Role: Contributor , 田舎暮らし—〈住〉を“選択”することの意味とは?)
ミネルヴァ書房 2007.11
主として、沖縄移住者の言説を題材に、田舎暮らしを探求する場合の力点の置き方を解説する。田舎暮らしを見つめるとき、「地方の小規模自治体への移住」ばかり語ることの危うさをまず説き、むしろ「係累のない土地を」「自発的に選択する」ことから、土地への愛着や、場合によっては土地に対してもつ‘幻想’の積極的意義を問い直している。
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『社会的コントロールの現在』
菅 康弘( Role: Contributor , 〈住〉のコントロール、〈旅〉のコントロール)
世界思想社 2005.11
‘田舎暮らし’‘Iターン’を舞台に、地域選択の諸相とそこにみられる‘うつり・すむ’ことへの愛着・語り、そしてさまざまな形の相互作用を論ずる。特に重視されるのは、〈旅〉と〈住〉とのぎりぎりの境界に位置する人間の独特な心性であり、またこうしたポジションの人間に対するさまざまな評価・感情・認知の形態である。こうした地域選択と新住民をめぐる言説には独特の〈カルサ〉と〈オモサ〉が存在することが指摘される。それは、近代観光の成熟・越境にともなう今日〈旅〉と〈住〉という領域が互いの境界を越えオーバーラップする姿を直接に、間接的に表したものなのである。しかしこうした状況にもかかわらず、〈住〉をめぐる見解は伝統的な定住性の枠組を十分に越えているとは言い難く、この点が地域における新たな問題を生んでいるのである。
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『21世紀への橋と扉-展開するジンメル社会学』
菅 康弘( Role: Contributor , 遊歩する都市とモデルネの桎梏-再びジンメルの都市へ-)
世界思想社 2001.11
都市における‘stranger interaction’は見知らぬ者相互の〈平等〉により成立しているが、そこには〈不平等〉の契機が内包されている。それは関係性の中にも、視覚にも、空間にも潜んでいる。この点を、まず都市における規範への視点の変遷を概観した上で、デュルケームの個人主義論とジンメルの「大都市論」を手がかりに解明した。すなわち、近代は大都市の生みの親でありながらも、大都市という空間的必然性ばかりでなく、近代の理念の中にも〈不平等〉の萌芽が内在しており、今日、こうした〈不平等〉が顕在化しつつある。本稿はこうしたポストモダン的な都市へのまなざしの可能性を探ったものである。
Presentations 【 display / non-display 】
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ストレンジャー体験と愛着の位相、そして‘離れる’ことの意味 Invited
菅 康弘
国際日本文化研究センター共同研究会「現代民俗研究方法論の学際的研究」 (国際日本文化研究センター) 国際日本文化研究センター
Event date: 2012.10
Iターン移住者の語られた動機とその心象風景を探りつつ、〈旅〉と〈住〉という二つの領域の相互浸透状況を明らかにし、地域選択と愛着、そして両者の相互関係が尖鋭化する領域として、〈旅〉と〈住〉との境界に展開するstranger-native interactionの一端を考察する発表である。本発表において最も重視されるのは、こうしたコンタクト・ゾーンにおける逆接と両義性から場所への愛着が胎動する点であり、その解釈を巡る齟齬の問題である
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交わること 混じること そして新たな舞台へ Invited
菅 康弘
東播磨こうのとりの会推進協議会・東播磨県民局「ふるさとを考えるフォーラム」基調講演 (兵庫県西脇市マナビータプラザ) 東播磨こうのとりの会推進協議会・東播磨県民局
Event date: 2000.8
都市と農山漁村との交流を考えるとき、〈旅〉のモチーフを〈住〉のモチーフから区別してはならないこと、一つの土地をめぐる愛着には「生まれ落ちた土地への愛着」ばかりでなく、「選びとった土地への愛着」も存在していること、定着意志の有無や強弱と地域への愛着・地域活動参加への意欲とは有意な相関が見出しにくい点などを説き、今後の地域には〈社交〉という出入り自由な、忠誠心をいたずらに要求しない関係が不可欠なことを講演する。
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田舎〉をめぐる‘stranger - native interaction’—— Iターン移住にみる urbanity と rurality —
菅 康弘,川端 亮
日本社会学会第71回大会 (関西学院大学) 日本社会学会
Event date: 1998.11
1997年8月長野県諏訪郡原村において実施されたアンケートの結果をもとに、都市からの新住民と地元住民との間で、〈アメニティ〉に関する認識の齟齬がある点が分析される。すなわち、今日的状況においても移住の動機構成に〈アメニティ・ムービング〉が十分にその位置を認められていない点が主として指摘される。
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生と秩序の空間的位相 Invited
菅 康弘
日本社会学史学会平成7年度年次大会シンポジウム「ジンメル、デュルケームと現代」 (鹿児島経済大学) 日本社会学史学会
Event date: 1995.6
シンポジウム「ジンメル、デュルケームと現代」における、コメンテーターとしての発表。両者の都市に対するアプローチを中心に、儀礼と社交、信頼と信仰、<自由>への視座などから、それぞれの社会秩序観の相違と接点を浮び上がらせる。
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コンミュニオンの意義と展開
菅 康弘
日本社会学会第60回大会 (日本大学) 日本社会学会
Event date: 1987.10
元来、キリスト教において「聖体拝領」を意味しているコンミュニオンの概念が、宗教民族誌を経て、宗教学から社会学へと移植される過程で生じた、意味変容・外延拡大の社会学的意義と問題点を研究。
Other Research Activities 【 display / non-display 】
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先生!都市ってムズ〜イ!
2018.3
『ソシオロジ』第62巻3号(191号)、69-71頁
移動の鈍化にともない「都市が視えない」若者の意識を〈場所の消失〉という視点からとらえた論考である。現前する〈都市〉や〈郊外〉がかれらの意識からフェードアウトし、〈場所〉から〈居場所〉へ関心が移行している現状を、〈都市〉の意味変容やそれにともなう日常-非日常の変化、そして流行歌における慕情や恋愛・〈二人〉の世界の特化・純化の過程から述べている。結果、不即不離とされてきた〈場所と人との相互作用〉が揺らぎ、アイデンティティおよびアイデンティティ・ポリティックスをめぐる新たなフェーズへの移行が不可避であることを結論として示唆している。 -
微妙な相克—電車内から
2017.6
『京都大学新聞』2017年6月16日号
電車内でのマナーを題材に、公共のマナーへの語りを構成する「迷惑」と「美意識」という2側面に言及した上で、「美意識」はネイティブ同士のコミュニケーションの文脈で語られるものであって、決してストレンジャー空間において要求されるものではないことをまず強調した。そして、美意識という次元は、誰もが認めるものでも、誰もが非難するものでもない、グレーゾーンの次元であり、むしろこうした曖昧な領域にこそ文化や社会が顕現しやすい点を結論とした。 -
ラビリンスの憂鬱—郊外をめぐるオムニバス
2005.2
京都大学新聞「複眼時評」(その他、2005)/2月1日号
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交わること 混じること そして新たな舞台へ
2000.11
東播磨こうのとりの会推進協議会・東播磨県民局「ふるさとを考えるフォーラム」(講演、2000)
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〈田舎〉をめぐる‘stranger - native interaction’- Iターン移住にみる urbanity と rurality -
1998.11
日本社会学会第71回大会(学会報告、1998)
Grant-in-Aid for Scientific Research 【 display / non-display 】
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現代日本のルーラリズム-漂泊と定住の視点から
1996.4 - 1998.3
JSPS Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research(C)
長野県原村に居住するIターン移住者と地域ネイティブを対象としたアンケート調査
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〈旅〉と〈住〉の間—移住・地域選択をめぐる愛着と動機の言説の相互作用論的分析
2001.4 - 2004.3
JSPS Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research(C)
北海道・沖縄を中心とした「amenity moving」のIターン移住者の地域選択・愛着を探るインタビュー調査
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共同性を留保した愛着・しない愛着—‘自発的’居住地選択における地域イメージの位置
2006.4 - 2010.3
JSPS Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research(C)
沖縄移住者にみる地域愛着の研究。従来無前提に考えられてきた共同性と愛着との関係をいったん留保した上で、地域表象・場所への愛着を再考したものである。そして‘自発的’居住地選択における地域イメージの位置から新たな地域創造の可能性を探った
Committee Memberships 【 display / non-display 】
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1990.4 - 1992.3 ソシオロジ同人 ソシオロジ編集委員
Social Activities 【 display / non-display 】
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『ソシオロジ』編集委員
1990.11 - 1992.11