科研費(文科省・学振)獲得実績 - 市田 正夫
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酸化グラフェンの非線形光学応答とその光照射効果に関する研究
2017年4月 - 2022年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
本研究の目的は、グラフェン及び酸化グラフェンにおける非線形光学応答を調べ、同じナノカーボン系であるカーボンナノチューブやフラーレンと比較することにより、カーボンπ電子系における光学非線形性の起源と次元性の役割についての知見を得て、新たな非線形光デバイス材料としてグラフェンを評価する。また、時間分解分光測定により、光還元のメカニズムを明らかにし、その制御を試みる。さらに、光還元により空間変調された酸化グラフェン-グラフェン薄膜の作製を試み、その光デバイスとしての可能性を検討する
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構造欠陥に起因したカーボンナノチューブの新たな電子状態とその制御
2013年4月 - 2015年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
高純度に分離された半導体および金属単層カーボンナノチューブの薄膜の赤外吸収スペクトルとその電子線照射効果について調べた。その結果、赤外吸収帯は有限長さのチューブが示すプラズモン共鳴であり、その共鳴エネルギーは、チューブ中の欠陥で決まる有効長さに依存することが分かった。
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カーボンナノチューブのTHz光領域の光学応答とTHz光発生・検出に関する研究
2008年4月 - 2011年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
カーボンナノチューブのTHz光領域の光学応答を調べ、THz発生・検出デバイスへの応用を検討する。
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機能性カーボンナノチューブの光物性評価に関する研究
2007年4月 - 2012年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 特定領域研究
高純度分離単層カーボンナノチューブの光学非線形性や緩和ダイナミクス、位相緩和などを調べる。
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カーボンナノチューブの特異な一次元電子状態とその光学応答に関する研究
2000年4月 - 2001年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
単層カーボンナノチューブの光学遷移に現れるクーロン効果(励起子効果)や、光学的異方性についての研究
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精密レーザー分光による単層カーボンナノチューブの電子状態と非線形光学特性の研究
1999年4月 - 2000年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 特定領域研究
単層カーボンナノチューブの電子状態と非線形光学特性をレーザー分光で調べる。
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フラーレン結晶の光および圧力誘起重合と重合体の電子状態の研究
1998年4月 - 2000年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 奨励研究(A)
C60などのフラーレン結晶の光および圧力重合とその電子状態を調べる。
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単一量子ドットの形成とそのナノ光学物性に関する研究
1997年4月 - 1998年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 重点領域研究
単一量子ドットの形成とそのナノ光学物性について調べる。
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フラーレンとフラーレン電荷移動型化合物の光学非線形性に関する研究
1996年4月 - 1998年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 重点領域研究
フラーレン電荷移動錯体の光学非線形性を調べた。
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フェムト秒レーザー分光による遷移金属酸化物絶縁体の素励起間相互作用の研究
1996年4月 - 1997年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
高温超伝導体の母結晶である銅酸化物絶縁体の励起状態とその緩和過程を時間分解分光法により明らかにする。
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走査型近視野顕微分光法による空間的閉じ込め励起子の研究
1996年4月 - 1997年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 奨励研究(A)
走査型近視野顕微分光装置の開発とそれを用いた低次元励起子の分光
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層状半導体における低次元励起子のダイナミクスと光学的非線形性
1993年4月 - 1994年3月
学術振興機構 科学研究費助成事業 特別研究員推奨費
層状半導体BiI3の低次元励起子の緩和ダイナミクスを超高速分光で調べる