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松川 恭子 (マツカワ キョウコ)

MATSUKAWA Kyoko

職名

教授

学位

博士(人間科学)(大阪大学), 哲学修士(人類学)(ロンドン大学 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)), 修士(人間科学)(大阪大学), 学士(文学)(大阪大学)

専門分野

文化人類学,南アジア研究

外部リンク

出身学校 【 表示 / 非表示

  • 大阪大学   文学部   日本学科(文化系)   卒業

    1990年4月 - 1994年3月

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 大阪大学   人間科学研究科   人間学   博士課程   修了

    1997年4月 - 2003年3月

  • 大阪大学   人間科学研究科   人間学   修士課程   修了

    1995年4月 - 1997年3月

留学歴 【 表示 / 非表示

  • 2000年4月
    -
    2001年9月

    ゴア大学   研究生

  • 1997年10月
    -
    2000年6月

    ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)   修士課程(M.Phil.)

学内職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 甲南大学   国際交流センター   国際交流センター   所長

    2021年4月 - 現在

  • 甲南大学   国際交流センター   副所長

    2018年4月 - 2019年3月

  • 甲南大学   文学部   社会学科   教授

    2016年4月 - 現在

  • 甲南大学   文学部   社会学科   准教授

    2014年4月 - 2016年3月

学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 奈良大学   社会学部

    2009年4月 - 2014年3月

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    国名:日本国

  • 奈良大学   社会学部

    2005年4月 - 2009年3月

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    国名:日本国

  • 大阪大学   人間科学研究科

    2004年5月 - 2005年3月

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    国名:日本国

  • 日本学術振興会

    2003年4月 - 2004年4月

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    国名:日本国

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 観光学術学会

    2012年2月 - 現在

  • 日本文化人類学会

    1997年5月 - 現在

  • 日本南アジア学会

    2001年10月 - 現在

  • 「宗教と社会」学会

    2007年4月 - 現在

 

論文 【 表示 / 非表示

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • Transnational Generations in the Arab Gulf States and Beyond 査読あり 国際共著

    Kyoko Matsukawa, Akiko Watanabe and Zahra R. Babar (eds.)( 担当: 共編者(共編著者) ,  範囲: "Introduction"; Chapter 7 "The Return Experience and the Perpetual In-betweenness of Gulf-born Non-resident Indians: Analysis of Cases in Kuwait")

    Springer Nature  2023年12月  ( ISBN:978-981-99-5182-6

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  • 世界のクリスマス百科事典

    樺山紘一・中牧弘允(編)( 担当: 分担執筆 ,  範囲: インド共和国)

    丸善出版  2023年11月  ( ISBN:978-4-621-30847-9

  • 南アジアの新しい波 下―環流する南アジアの人と文化 査読あり

    三尾 稔(編)( 担当: 分担執筆 ,  範囲: ローカル視点からみるインド映画の新潮流 ――コーンカニー語映画を事例に)

    昭和堂  2022年3月  ( ISBN:9784812221198

  • インドを旅する55章

    宮本久義・小西公大(編)( 担当: 分担執筆 ,  範囲: ゴア――「インドの中の西洋」の現在)

    明石書店  2021年6月  ( ISBN:9784750352077

  • 言語別南アジア文学ガイドブック

    粟屋利恵・太田信宏・水野善文(編)( 担当: 分担執筆 ,  範囲: コーンカニー文学―ポルトガル支配の影響)

    東京外国語大学拠点南アジア研究センター  2021年3月  ( ISBN:978-4-907877-23-1

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総説・解説記事(Misc) 【 表示 / 非表示

  • 新旧征服地の違いからゴアの独自性を見る

    松川恭子

    『月刊みんぱく』5月号   47 ( 5 )   6 - 7   2023年5月

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    担当区分:筆頭著者  

  • 書評 粟屋利江・井上貴子編『インド ジェンダー研究ハンドブック』

    松川 恭子

    『女性とジェンダーの歴史』   ( 6 )   113 - 115   2019年3月

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  • 書評 Tejaswini Ganti, Producing Bollywood : Inside the Contemporary Hindi Film Industry

    松川 恭子

    『アジア経済』   55 ( 4 )   112 - 116   2014年12月

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  • グローバリゼーションにおける文化的フローを統制する力

    松川 恭子

    『民博通信』   ( 147 )   20 - 21   2014年12月

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  • 山本達也著『舞台の上の難民―チベット難民芸能集団の民族誌』

    松川 恭子

    『宗教と社会』   20   178   2014年

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • The Perpetuated “In-betweenness” Experienced by Gulf-born NRIs: Analysis of Cases in Kuwait

    Kyoko Matsukawa

    The 5th Philippine Studies Conference in Japan (PSCJ 2022 in Tokyo)  (The University of Tokyo (Komaba Campus))  2022年11月  Annual Phillipine Studies Forum in Japan

  • Return Experience and the Perpetuated “In-betweenness” of Gulf-born NRIs: Analysis of Cases in Kuwait

    Kyoko Matsukawa

    An International Workshop on Migration and Citizenship Quests: Transnational Generations in the Gulf and Beyond  (Kyoto University)  2022年11月  KAKEN project Long-Time Temporariness and the Quest for Citizenship: A Study of Second-Generation Asian Gulf Migrants

  • インドの大学において自己を語ること―Hanv Konn(私は誰)の試みから考える―

    松川恭子

    日本南アジア学会第35回全国大会  (帝京大学(八王子キャンパス))  2022年9月  日本南アジア学会

  • 湾岸アラブ諸国⽣まれのインド系移⺠第⼆世代の教育戦略 ―クウェートの事例からの考察

    松川恭子

    日本文化人類学会第55回研究大会(京都大学(オンライン開催)  (京都大学(オンライン開催))  2021年5月  日本文化人類学会

  • The Dilemma of Being Gulf-born NRIs: An Analysis of Cases in Kuwait

    Kyoko Matsukawa

    The 5th Annual International Conference of the Gulf Studies Center, Social Change in the Gulf Societies in the 21st Century  (Qatar University (online))  2020年11月  Gulf Studies Center, Qatar University

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    国名:カタール国  

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科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • インド・ゴアにおける自己語り/複数メディアを活用した教育と発信の人類学的実践研究

    2020年4月 - 2024年3月

    学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(C)

    松川恭子

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    本研究は、インド・ゴア大学社会学科で、故Alito Siqueiraが修士課程卒業生たちに推奨した自己語りを通じた教育/複数メディアによる発信に申請者が関わる人類学的実践研究を行う。この作業により、「自己語り」という営為をめぐり現われるインド社会の文化的諸問題、「自己語り」のエンパワーメントの契機としての力、複数メディアでの発信による共感の拡がり・ネットワーク形成の可能性を明らかにすることをめざす。

  • インドにおける新しいメディア状況と芸能のグローバル化:文化の環流の人類学的研究

    2014年4月 - 2018年3月

    学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)

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    本研究は、芸能に焦点を当てることで(1)インド社会の2000年以降の構造・価値観の変化を捉え、(2)西洋発の文化が世界中に拡大するという従来のグローバリゼーション・モデルとは異なる、文化の環流現象のモデル化を目指すものである。環流現象とは、国境を越える過程で変化し、様々な地域への拡大と自社会への回帰を見せる、近年のグローバルなインド文化の動態である。本研究課題では、演劇、舞踊、音楽という芸能が衛星放送、携帯電話、インターネット等からなる新しいメディア状況と結びついて世界各地に広がるとともに、インドに回帰することで生じるインド社会への影響を明らかにする。

  • インドのナショナルな大衆文化の系譜と演劇にみる地域的想像力の展開―ゴアの場合

    2009年4月 - 2013年3月

    学術振興機構 科学研究費助成事業 若手研究(B)

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    本研究が目指すのは、西部インド・ゴア社会の大衆演劇ティアトルの系譜を歴史的資料と現在の実践者に対する文化人類学的聞き取り調査によって明らかにし、19世紀~現在のインドにおけるナショナルな大衆文化の系譜のなかに位置づけることである。従来の研究で明らかにされてきたように、大衆文化の想像力が地方、都市を経てネーション意識を生み出す一方で、そのナショナルな大衆文化が、地域アイデンティティの再編成に環流し、独自の発展を遂げていった「地域的想像力」の編成過程に着目する。本研究でキーワードとなる「想像力」の語については、C・W・ミルズ(『社会学的想像力』)やA・アパデュライ(『さまよえる近代』)の用法を発展させ、自己を取り巻く世界を理解すること、その世界に関する知を生み出すために必要な力、と定義し、地域社会がグローバル化された公共圏・市民社会にアクセスする可能性についてより能動的に描き出すことを試みる。地域社会に固有の歴史・社会関係と結びついた知識・情報の伝達と共有のメカニズムに歴史的な状況が重なって、地域社会の想像力が発現してきたことに留意する。本研究が最終的に目指すのは、人々が大衆文化を単に消費するだけでなく、その中で独自の想像力を働かせてグローバル化した世界における自分のポジションを理解し、声を発していくことのできる可能性について考えていくことである。

  • 境界の生産性とトランスナショナリティに関する文化人類学的研究

    2005年4月 - 2009年3月

    学術振興機構 科学研究費助成事業 基盤研究(B)

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    トランスナショナルな、つまり国家、国民、民族を超える現代世界の動態的現象を人類学的に把握し分析するために、「境界」に生まれるもの、つまり境界の生産性に着目した研究。中米、アフリカ、東南アジア、オセアニア、ヨーロッパなど各地で現地調査を実施して経験的資料を集め、国家や民族やモダニティなど多様な要因により複雑に構築される境界の理解を進めるとともに、その境界を越える人やモノの流れの現実を明らかにした。分担者としてインド・ゴアの分析を担当。

  • インド・ゴア社会の大衆演劇「ティアトル」をめぐる実践と共同性の文化人類学的研究

    2005年4月 - 2008年3月

    学術振興機構 科学研究費助成事業 若手研究(B)

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    ゴアの大衆劇「ティアトル」に関わる人々の実践を通じ、ゴア社会におけるカトリック教徒の共同性の現れを明らかにした。ティアトルは、毎週のように劇場で上演されるミュージカル仕立てのゴアの現地語(コーンカニー語)劇で、イタリア・オペラに着想を得て19世紀末、ムンバイ(旧ボンベイ)のゴア人によって始められた。現在は、多数のプロ劇団が存在するのみならず、アマチュア劇団の活動も盛んであり、年に数回ティアトル・コンペが行われている。ティアトルの実践者、受容者のほとんどがゴア人カトリックである理由を明らかにするため、現地調査を実施した。ポルトガル植民地時代の19世紀以来、ゴア人、特にカトリックの人々は、雇用機会を求めてゴアの外部(ムンバイやデリー等のインド大都市・ヨーロッパ・アメリカ・中東湾岸諸国)へ出稼ぎ・移住を行っている。このようなディアスポラの人々も含め、ティアトルをめぐる共同性の発現を明らかにすることが、本研究の第一の目的だった。

研究費にかかる研究(調査)活動報告書 【 表示 / 非表示

  • 2023年度  (1)ゴア州の現地語コーンカニー語のメディア展開についての研究、(2)湾岸アラブ諸国生まれ/育ちのインド系移民の子女たちの教育とキャリア形成についての研究、(3)メディア実践系授業の可能性についての研究

    研究費の種類: 教員研究費

  • 2022年度  (1)ゴア州の現地語コーンカニー語による映画等のメディア展開についての研究、(2)湾岸アラブ諸国生まれ/育ちのインド系移民の子女たちの教育とキャリア形成についての研究、(3)メディア実践系授業の可能性についての研究

    研究費の種類: 教員研究費

  • 2021年度  (1)ゴア州の現地語コーンカニー語による映画業界の動向とインド映画のグローバル化、(2)湾岸アラブ諸国生まれ/育ちのインド系移民の子女たちの教育とキャリア形成、(3)メディア実践系授業の可能性についての研究

    研究費の種類: 教員研究費

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    先行研究を検討し、関連学会・研究会で報告し、成果を論文としてまとめた。

  • 2020年度  文化人類学 南アジア地域研究 インド・ゴア社会の演劇ティアトルの歴史と現状についての研究、湾岸アラブ諸国におけるインド系移民の子女たちの教育とキャリア形成についての研究

    研究費の種類: 教員研究費

 

ティーチングポートフォリオ 【 表示 / 非表示

  • 2021年度

    教育の責任(何をやっているか:主たる担当科目):

    研究法入門演習(1年次配当、2単位)、多文化共生論(1年次配当、2単位)、文化人類学(A)(1年次配当、2単位)創作過程論(2年次配当、2単位)、発展研究C(文化と共生Ⅰ)(3年次配当、2単位)、共通演習(ゼミナールⅠ)(2年次配当、2単位)、ゼミナール1(ゼミナールⅡ)(2年次配当、2単位)、ゼミナール2(ゼミナールⅢ)(3年次配当、2単位)、ゼミナール3(ゼミナールⅣ)(3年次配当、2単位)、ゼミナール4(ゼミナールV)(4年次配当、2単位)、卒業研究(4年次配当、8単位)、文学部共通科目「横断演習Ⅰ」(1年次配当、2単位)

    導入教育科目、文化人類学関連科目、メディア実践系科目(カリキュラムにおける「メディア表現とコミュニケーション」領域の科目)、社会調査士関連科目、演習科目を担当している。

    教育の理念(なぜやっているか:教育目標):

    社会学科の初年次必修科目から、CPにある基礎・応用・発展の積み上げ方式による学修により、学生が社会学・文化人類学の幅広い知見を獲得すること、社会調査を実施できるようになることが目標である。最終的には、卒業研究においてテーマ設定、先行研究の探索、調査計画立案、調査の実施、考察を自ら行う力をつけることを目指している。社会学科の学びにより獲得した総合力で、学生が社会に出た後に主体的に自らの知見を応用し、問題解決を図ることができるような教育を行うことを常に考えている。

    教育の方法(どのようにやっているか:教育の工夫):

    どの科目でも、学生が受動的に話を聞くだけにならないよう、学生が自らの意見を何らかの形で表明する機会を持ち、教員と学生間のやり取り、学生の間の意見交換が活発になるような工夫をしている。対面の講義形式の科目では、最初に講義の内容に関わる論点を一つ提示し、学生に自らの知見や意見を書いてもらった後、講義の最後に、新たにどのような知見を得、自らの意見がどのように変化したのかを改めて書いてもらうという試みを行っている。適時、学生が書いているものを巡回して確認し、発言を促している。何人かのコメントをピックアップし、次回に口頭で前回の振り返りと合わせて紹介している。Web活用授業は、複数の教員による科目を担当しているが、オンデマンド方式でも外部講師を招く、教員がテーマを決めてディスカッションするなど、学生が興味関心をもって動画を視聴することができるように工夫をしている。

    メディア実践系の実習科目や演習科目では、学生同士で意見交換を行いやすいように少人数のグループワークをできるだけ取り入れるようにしている。

    講義科目では、インドや湾岸アラブ諸国での経験談をできるだけ織り交ぜ、演習科目では、「社会の現在」を知るために大学外に出るなど、「実感・経験から社会に対する理解を深める」ことに重点を置いている。

    また、メディア実践系科目に関しては、担当教員間で、個々の学生がどの科目を履修し、どのように成長しているのかについて情報交換を行い、学生個々の能力を伸ばすべく、きめ細やかな指導を行うことを心掛けている。

    教育方法の評価・学習の成果(どうだったか:結果と評価):

    特に演習科目で顕著なのは、学年が上がるにつれて、プレゼン能力の向上が見られる点である。また、ディスカッションのやり方についても「自らの意見を表明する」ことが4年生になるとできるようになっている。

    改善点・今後の目標(これからどうするか):

    実習科目・演習科目においては、学生の主体性を引き出すという試みが成果を上げつつある。一方、講義科目において、学生が主体的に「学んでいく」姿勢をどのように涵養していくかが課題である。履修者数が50名以上の科目でもオンラインを活用したグループワークを取り入れるようにしたが、今後もどのようなやり方がよいか考えていきたい。

    根拠資料(資料の種類などの名称):

    シラバス
    講義資料
    授業改善アンケート結果
    2018 松川恭子・辻野理花・西川麦子「メディア実践系」授業の作り方(実践編):他者から学び、伝える方法」『甲南大學紀要.文学編』168: 105-132.
    社会調査工房オンライン「9-11 【補論】デジタル・ストーリーテリング 9-11-6 甲南大学文学部社会学科の授業でのDSTの試み」URL: http://kccn.konan-u.ac.jp/sociology/research/09/frame.html
    甲南Ch.記事
    「大阪・心斎橋の外国人観光客「爆買い」の現在を知る――社会学科・松川ゼミの学外研修報告」(2017年1月12日)URL: https://ch.konan-u.ac.jp/information/information/category-11/485.html
    「コロナ禍で「甲南大学文学部での学び」について考え、動画で語ってみる―文学部共通科目「横断演習Ⅱ」―」(2021年2月19日)
    https://ch.konan-u.ac.jp/information/category-11/1477.html

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学内活動 【 表示 / 非表示

  • 2018年4月
    -
    2019年3月

      国際交流センター副所長   (全学委員会)